「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!のんびりビルバオ歩き!モダンアートを愛でながら」

心を落ち着けて、また旅に出られる日を想いながら、

今日も旅の復習をしています。

ariruariru.hatenablog.com

 

2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。

訪れたかった場所をわがままにめぐる旅。

さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!

 

目次

静かなビルバオをぶらぶら歩く

 ビルバオでも大活躍!バスクの旅のお供におススメです。

       ↓

 

ビルバオの旧市街でランチした後、

ビルバオ川を北上しながらの街歩き。

 

  ランチはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

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中心地から少し外れているからか、

人も少なくてのんびり歩ける。

ただし、小雨が降ってきたり、強風が吹いてきたりと、

相変わらず、バスクのお天気はコロコロ変化する。

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市庁舎を過ぎたころに小雨がぱらつき、

雨宿りしながら折り畳み傘を

バッグから出して開いたころには、

小雨がもう止んでいるという具合。

 

どうなってんの?スビスリ橋は静かにおもしろい

川沿いを歩いていると、とてもユニークな形の橋が見えてきた。

f:id:ariruariru:20200413084826j:plainこちらの橋はスビスリ橋といって、

バスク語で「白い橋」と言う意味。

遠くから見るとシンプルな橋のようにも見えるが……

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だんだん近づいてくるとわかる。

橋が湾曲している。

とてもデザインスティック!

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実際に渡ってみるとこんな感じ!

ビルバオの街中は、新鮮なデザインで溢れている。

橋自体がカーブを描いているのだ。

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橋の向こうには「磯崎ゲート」と呼ばれる

両側に2本のオフィスビルがそびえている。

日本人の磯崎新氏が設計した建物らしい。

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橋を実際に渡っていても、なんだか平衡感覚を

失わせるというか、テーマパークの中にある

アトラクションの一部を渡っているような感じ。

静かにおもしろいデザイン。

 

ふり返るとこんな感じ。不思議な感覚。

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グッゲンハイム美術館は外も楽しめる

橋を渡ってしばらく川沿いを歩くと、

ビルバオの観光名所の裏手に到着する。

グッゲンハイム美術館だ。

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いました、いました!

見てみたかった、このオブジェ。

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想像以上に大きくて、美しくてびっくり。

どうなっているのか分からないけど、

どうなっているのかわからなくていいんだなぁ。

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そういえば、あの子はどこ?

グッゲンハイム美術館と言えば、

見たいあの子がいるはず。

 

あ!いたいた!

遠く向こうに後姿が見えました。

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さあ、会いに行きましょう。


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≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界<その9>「大好きな旅と音楽とイタリア語【第2章】」

土曜日は、言葉のお話を書いています。

先週土曜日の記事の続き、

「私の大好きな旅と音楽とイタリア語<その2>」です。 

 

  <その1>はこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com 

目次

「不安<興味」のホームステイ

さて、語学の学習の話やら学習への不安の話はさておき、

「andare」という言葉に、旅の思い出が詰まっているという話。

 

それは、イタリアのフィレンツェ

初めてホームステイをした時のことだ。

 

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フィレンツェの美しさにとりつかれた日々。)

 

もうすでに勤め人だったので、約2週間の短いステイだったが、

この時に出会ったホストマザーは、私に大きな影響を与えてくれた人だ。

 

当時の私はほとんどイタリア語を話せなかった。

(今でもたいして話せないが、もっとひどかった。)

それまでに2度イタリアを旅行で訪れてはいたものの、

せいぜい話せたのは、決まりきった「あいさつ」や、

あとは我流で丸暗記してきた名詞の単語。

さらにその昔、イタリアンレストランでアルバイトした経験があって、

メニュー表にのっているような食材なんかは多少の知識があった。

 

しかしまあ、そんな状態でよくホームステイに行ったものだと思うが、

「不安<興味」の状態だったので、行けてしまうのが恐ろしい。

というか、今ならそれが、その勇気と無謀さが

若干うらやましくもあったりする。

 

素敵なホストマザー

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(2011年イタリアのフィレンツェ。小さな空港に似合わないほどの人が行き交う。)

 

フィレンツェの小さい空港に

夜遅く車で迎えに来てくれたホストマザーは、

背の高くておだやかそうな人だった。

薄暗い空港の出入り口で手をこまねきしてくれていた光景を

今でも思い出すことができる。

 

家に到着するまでの20分程度の車中で、すでに彼女は

私のイタリア語がかなりヤバいと察知したのか、

ゆっくり話してくれたり、単語に分けて話してくれたり、

動詞なら活用の前にまず原形を言ってくれたりと、

こちらがお願いしたいことを全部先にやってくれるような

私にとって素晴らしいイタリア語の先生だった。

 

実は、彼女は高校で芸術や文化を教える教師を

長年やっていた人だったのだ。

私が出会ったころはもう教師の仕事は引退し、

フィレンツェの街のボランティアガイドをしていたが、

まさに「教える」のが上手く、私が毎日苦戦するイタリア語の文法を

手をかえ品をかえては、さまざまな手法で教えてくれた。

 

分からないと、ついつい英語が出てしまった当時の私。

ホストマザーは英語を話す人ではなかったが、

英語の知識はしっかりもっている人だったので、

私が話す英語でわからない語句が出てくると

自分の英伊辞典を何度もひいて、理解しようとしてくれた。

 

2週間の滞在で、私のイタリア語の能力向上よりも

彼女の英語の能力向上の方が高かったのではないかと思うほどだ。

 

実際、ステイの後半になると彼女は、

「いけない、英語を使わないようにしなくちゃ、

イタリア語の勉強にならないね」と言うくらい、

英語が話せるようになってしまっていたのだ。

(私がそうさせてしまっていたのだけど。)

 

そんな素晴らしいホストマザーとの出会いが、

その後の私のイタリア語学習に大いに影響を

与えたのはもちろんのこと、

私を大いにイタリア好きにしてくれた。

 

彼女は文化や芸術に造詣が深かったので、

フィレンツェの有名な名所はもちろんのこと、

地元の小さな教会から建物の成り立ちに至るまで、

とにかく詳しい。

 

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(美しいフィレンツェの街。何度行ってもうっとりしてしまう。)

 

散歩の途中や、買い物に行く時など、ありとあらゆる場面で

フィレンツェの魅力、イタリアの魅力を教えてくれたのだ。

 (さらに長くなるので、次回へ続きます。)

 

過去の「≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界」はこちら

    ↓

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フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!ビルバオの街歩き!リベラ市場でお手軽バルめぐり」

心を落ち着けて、また旅に出られる日を想いながら、

今日も旅の復習をしています。

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2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。

さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!

 

目次

バスク地方、旅の最後の地ビルバオ

ビルバオで過ごす3日間。あっという間に過ぎていく。

ビルバオの旧市街で、満員のバルでマッシュルームを

堪能した後は、ビルバオ川沿いへさらに歩く。

 

  マッシュルームはこちら

     ↓

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ビルバオの旧市街は、サンセバスティアン

それとはまた違う趣き。都会的というか。

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 ビルバオでも大活躍!バスクの旅のお供におススメです。

       ↓

 

街を行くとバスクの旗が。

フランスとスペインの国境にまたがるバスク地方

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ビルバオ川に向かって南西に歩くと

到着したのは、リベラ市場だ。

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リベラ市場は、旧市街の端にあって、14世紀ごろから

ビルバオ市民に欠かせない市場だったらしい。

現在の建物は1929年に建てられたもので、

2011年に大幅に改装されたものだ。

 

こんな形のバルめぐりもアリ?

市場としての機能はもちろん今でも果たしているのだが、

新たなニーズにこたえるために設けられているのが

カフェやバル、レストランが入ったフードコート。

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入ってみると中はこんなに人・人・人!

それもそのはず、さまざまなピンチョスやワインが並び、

このスペースでバルめぐりができてしまうのだから!

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ただし、席を確保するのが大変。。

しばらく待って、やっと確保できた。

 

一軒一軒のショーケースは小さいけど、

いくつものお店のものも選んで食べれるのが

フードコートの楽しみ。

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ちょっとにぎやかすぎて寛げませんでしたが……

美味しいものをお腹いっぱい食べたので、

次はちょっと歩きましょうか!

 

川沿いを散歩するとバスクの気候に翻弄された

市場のすぐ横には川が流れている。

この川はビルバオの街を抱え込むように蛇行して流れている。

ちょっとお天気は下り坂だけど、

しばらく川沿いを歩いてみることにした。

川沿いを北へ向かう。

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ふり返って対岸を見るとこんな感じ。

カラフルだけどしっとりとした街並み。

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アーチが繋がる歩道の上に建物が建っている。

イタリアのボローニャなどで見られる「ポルティコ」みたい。

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イタリア中部の旅でポルティコをたくさん見ました。

       ↓

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美しい街並みをぶらぶら歩きながら楽しむ。

駅周辺が近づくと人通りも多くなるが、

それ以外は人もまばらでとっても静かだ。

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しばらく川沿いを北上していると、

前がロータリーになっている建物が。

こちらはビルバオの市庁舎。荘厳な佇まい。

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この辺りで、小雨がパラパラと降り始めた。

そして強風が吹き荒れる……。

この旅で何度か遭遇したが、

バスクの天気は本当に変わりやすい。

 

ウインドブレーカーに折り畳み傘にサングラス。

どんなお天気になってもいいように。

バスクの旅では必須アイテムだ。 



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フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!ビルバオ旧市街で食べる肉厚マッシュルームのお昼ゴハン!」

また旅に出られる日を想いながら、今日も旅の復習をします。

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2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。 

さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!

 

目次

ビルバオ旧市街の街並みを歩く

この日は朝から世界遺産ビスカヤ橋。

その後は地下鉄で旧市街へやってきた。

そろそろお昼時。お腹が空いてきたな。

 

 ビルバオでも大活躍!バスクの旅のお供におススメです。

       ↓

 

ビルバオの旧市街。街並みが美しい!

古い建物にカラフルな色合い。

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 行ってみたかったバルを求めて、ヌエバ広場へ。

エバ広場はスペインによく見られる広場の形。

周りを建物に囲まれている四角い広場。

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 たくさんお店があって、にぎわっていたが、

私たちが行きたかったバルは残念ながらこの日はお休みだった。

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アーチが続く美しい広場。 

あ~でも、お腹が空いたな~!

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ビルバオでも、やっぱりバルごはん!

ではでは、気を取り直して別のお店へ。

クルス通りから少し東へ入った道に、

人であふれかえっているバルを発見。

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 香ばしいいい匂いをそこら中に漂わせている。

 

私たちのバイブル(?)にも載っている

「モトリケス」というバル。

こちらの名物はマッシュルーム!

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 にぎわい過ぎてお店の中はすし詰め状態。

注文するだけで一苦労だ。

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マッシュルーム!マッシュルーム!マッシュルーム! 

でももう後戻りはできない。なぜなら、、、

香ばしい匂いにもうやられてしまっているので、

もう口が完全にマッシュルームになってるから!

すべてのお客さんが注文してるのがこちらのマッシュルーム。

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黙々とマッシュルームを焼いているお兄さん。 

しばらく待つと「できたよ!」と呼ばれる。

よくだれがだれかわかるなぁ。

たぶんアジア人は私たちしかいない様子だったので、

「あそこで待ってるアジア人」とでも認識されていたのかな。

 

やってきたのは肉厚のマッシュルーム!

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 バスク定番のチャコリとともに。

この分厚いマッシュルーム、焼くのに時間がかかる。

鉄板に向かっているお兄さん、汗だくで大変そうだった。

 

  マッシュルームと言えば、これも美味しかったなぁ。

         ↓

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   マドリッドのこれも忘れられない!

         ↓

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一見シンプルに見えるけど、いい香りがするソースが

かかっていて、ちょっとピリッとした味つけ。

食欲がますますそそられる味!

 

この旅では、数々のバルで美味しいものをいっぱい食べた。

驚いたのは、どの店も創意工夫がものすごい。

素材の味を大事にしつつも、

「なるほど」と唸らせる一味がプラスされている。

 

さてもう一軒、行ってみましょう!



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≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界<その8>「大好きな旅と音楽とイタリア語【第1章】」

土曜日は、言葉のお話を書いています。

今回から、「私の大好きな旅と音楽とイタリア語」を

何回かに分けて紹介していきます。   

 

目次

イタリア語に「andare」という言葉がある

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(2011年イタリアのフィレンツェ。小径ばかりのこの街では、歩いても歩いても小径の制覇には至らない。)

 

イタリア語に「andare」という言葉がある。

「行く、歩く」という意味の動詞だ。

生活の中でよく登場するシンプルな動詞なので、

イタリア語を学び始めた初期に登場するのだが、

活用が不規則な動詞のため、

今後の自分の学習に一抹の不安を感じる語句。

 

イタリア語は、主語に合わせて動詞が活用するしくみの言語だ。

そのため、動詞の活用を見れば主語が想定できるため、

主語を省略することが多い。

 

 ちなみに、「andare」の活用とは、

  主語が一人称単数の場合は「vado

  主語が二人称単数の場合は「 vai」

  主語が三人称単数の場合は「 va」

  主語が一人称複数の場合は「andiamo」

  主語が二人称複数の場合は「andate」

  主語が三人称複数の場合は「vanno」

 となる。

 

これがイタリア語を学ぶまあまあ初期の段階でやってくるので、

とりあえず「andare」の活用は無理やり覚えるとしても、

今後の学習に対しての自信が急速になくなった覚えがある。

こんな感じの不規則動詞が山のようにあるのだ。

 

生きている言葉こそ魅力的

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(2011年イタリアのフィレンツェ。ステイ先で借りたかわいらしい本。)

 

語学というのは系統づいている部分は比較的簡単だ。

ルールを覚えればいいだけだから。

 

でも、言葉というものは生きているので日々変化する。

そして過去にも変化し続けて結果、今ここに存在している。

 

当然、「例外」が日々生まれてくる。

語学の学習は、その「例外」との闘いのように思っていた。

不規則変化を繰り返し覚える日々のように。

 

でも今は、「例外」こそがおもしろいところだと思うようになった。

なぜ「例外」が生まれるのか、その過程を想像するのが楽しい。

 

例えば、英語は比較的「例外」の少ない系統だった言語だが、

それでも中学校の時、

「なんでgoの過去形はwentなんだ?覚えにくいな……」とか、

「三人称単数の時はsを付ける?なんで?」とみんな一度は思ったはず。

 

英語以外の言語を学ぶようになると、

いかに英語が「例外」の少ない言語かを身をもって

知ることになるわけだが、

たいていの場合、なぜ「例外」が生まれたかははっきりとわからない。

長い年月をかけて、ちょっとずつ変化していくものだから。

 

 (ちょっと長くなるので、次回へ続きます。)

 

過去の「≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界」はこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

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フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!ビスカヤ橋周辺を歩いたら、次はビルバオの旧市街へ!」

安全な旅に出られる日を想いながら、

今日から昨年夏の旅の復習に戻ります。

ariruariru.hatenablog.com

 

 しばらく旅に出られないことを嘆いておりました。

   

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2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。

さあ、2週間のワインとバスクの旅へ! 

 

目次

ビスカヤ橋を渡って、ポルトゥガレテを歩く

この日は朝から地下鉄に乗って、

世界遺産に登録されているビスカヤ橋を見学。

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ariruariru.hatenablog.com

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ビルバオ川の東岸のゲチョの街と、

西岸のポルトゥガレテの街をつなぐ重要な橋。

私たちは、ゲチョ側から橋げたにあがって風景を楽しんだあと、

ゴンドラでポルトゥガレテ側に到着した。

 

 街の情報も満載。バスクの旅のお供におススメです。

       ↓

 

こちらはまた違った雰囲気。

この日は日曜日ということもあって賑わっている。

とはいっても、のんびりした空気。

ポルトゥガレテ側の広場。

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船で対岸に渡ることもできる。

こんなかわいらしい渡し船で。

渡し船もゴンドラも地元の人の足だ。

料金はどちらも、0.40€と安い。(60円くらい)

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ポルトゥガレテ側から中心地に戻ることにした。

街はなかなかの急勾配で、丘の上に駅がある。

美しい街並み。しっとりとしていて。

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この日は朝から曇りがちのお天気。

湿気があって冷たい風が吹いている。

ふり返るとちょっとだけビスカヤ橋が見えた。

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少し歩くと、サンタマリア教会に出た。

教会の前は展望デッキのようになっていて視界が開けている。

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立派な教会。

日曜日なのでミサを行っている音が聞こえてくる。

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それを聞きながら、教会前の広場から数段降りると、

ビスカヤ橋が美しく見える!

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ビスカヤ橋は想像以上にとても大きくて、

ビルバオ川沿いからはなかなかきれいに

カメラにおさまらない。

こんなところにベストショットがあったのか!

ポルトゥガレテ側に渡ってよかった!

 

便利な地下鉄で中心部へ

丘の上まで上がると、地下鉄の入り口を発見。

わかりやすくてとっても便利。

ポルトゥガレテ」という駅だ。

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ビルバオの地下鉄はとてもシンプルでわかりやすい。

デザインがシンプルでホームを見渡すことができて、

行き先をすぐに見つけることができる。

旅人にやさしい地下鉄だ。

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バリックカードというプリペイドカードがお得。

      ↓

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ビルバオの旧市街「カスコ・ビエッホ」

地下鉄で向かった先は、「カスコ・ビエッホ」駅。

ビルバオの旧市街だ。

駅を降りると、さすがに人通りが多い。

バスクらしい美しい街並みだ。

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歴史的な重厚な建物にカラフルでかわいらしい色合いが

あしらわれている、伝統的なバスクの雰囲気。

 

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あ、バスクの旗。

 

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このバスク独特の建物に囲まれるとなんだかホッとする。

ビルバオサン・セバスティアンよりも大きい街だけど、

昔ながらの街の風景は、どこか気持ちを

落ち着ける作用があるのかな。

 

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さて、お腹が空いてきた。

ビルバオでもやりましょう。

バルめぐりへ!


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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その5>「旅に出られなくとも、私はずっと旅人でいよう」

前回の続きです。今日は<その5>です。

「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか」はこれで終わりです。

(旅好きでお暇な方のみ、読んでください。ただの愚痴です。)

 

  前回の記事はこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

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目次


どこなんだ?あの場所は

そして旅人としては気になる、

私が夢の中で旅していた場所はどこなのか。

「いや、自分で勝手に夢にみただけだろ」

ということなのだが、解明したくなるところ。

 

通りや広場の雰囲気は、

やはりスペインかポルトガル、イタリア、フランス

あたりのようである。

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(2012年夏。スペインのトレド。木陰を求めて広場へ出る。)

 

数段の階段を上ったところに広場があるという形は、

ヨーロッパの街を歩くとよく出くわすもの。

 

段ボールに無造作に商品が積まれている様子、

これはイタリアの地方都市で見た光景と近いかもしれない。

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(2011年冬。イタリアのフィレンツェ。八百屋さんを見かけるだけでほっこりする。)

 

こちらの反応お構いなしで、

勢いよく話しかけてくるおばちゃん。

これもやはり、イタリアかスペインか。

 

恋しいのはスペインか、ポルトガルか、イタリアか。

確かにあの街並み、あの雰囲気、恋しくて懐かしかった。

 

でも、本当に恋しいのは、

あの状況そのものなのかもしれないとも思う。

 

わからない言葉をかけられて困っている私。

一生懸命しゃべって何かを伝えようとしている人、

一生懸命聞いて理解しようとする私。

 

そんな光景が、今私にとって一番恋しいのかもしれない。


旅で得られる経験そのものが恋しい

そう、私は今、恋しい。

旅する場所と旅で出会う人が、

恋しくて恋しくてしかたがないのだ。

 

今まで旅した場所や、今まで出会った人が恋しいだけでなく、

旅で得られる経験そのもの、すべてが恋しいのだ。


だから、こんな症状を発症しているのだろう。

行ったこともない場所を旅している夢。

「とうとう夢にまで見てしまうほど、旅が恋しいのか」と

自分で自分が心配になってしまう反面、

実は、あの夢の続きが見たくてしかたがない。

そして、あの夢の続きを想像して

ニヤニヤしてしまう自分がいる。

 

「私はずっと旅人でいよう」と決心する

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(2014年夏。フィンランドヘルシンキからクロアチアドゥブロヴニクへ向かう飛行機。)

 

これはもうすでに、「旅要素欠乏症」の末期症状なのか。

それならそれでもう結構。

末期症状を生き抜いていこうではないか!

 

そして、一人で静かにこう決意するのであった。

 

「旅に出られなくとも、私はずっと旅人でいよう」

 

旅はやめても旅人はやめられないのだ。

 

今後も、「旅要素欠乏症」の諸症状の変化に注意しながら

この期間を旅人として過ごしていこうと決心した。

あの夢の続きを想像しながら。

 

(おわり)

 


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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その4>「あのメロンはどこで見たメロン?旅要素欠乏症が見る夢」

前回の続きです。今日は<その4>です。

「旅に出られない旅人が見る夢の話」を書いてみます。

(旅好きでお暇な方のみ、読んでください。ただの愚痴です。)

 

  前回の記事はこちら

     ↓

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目次

 

旅で出くわすこんな場面から

この場面、現実の世界では出会ったことはない。

旅の思い出のワンシーンではないのだ。

知らない街に、知らない人たち、知らない光景。

 

でも、こんな感じの場面には、旅の道中でよく出会ってきた。

 

旅先で街を歩いていて偶然出会うローカルなお祭や、

突然話しかけてくる気さくなおばちゃん、

通りの前に広場があって、そこに人々が集まっている光景。

 

「なんて言ってるんだろう、全然わかんない。」

「だけど、きっとこうかな、たぶん。」

という場面。

 

今まで、30回ほどの海外の旅を経験してきた。

その中では、親切な人々にたくさん出会ってきた。

もちろん、不親切な人にも出会ったけど、

その割合は9対1、いや、もっとかもしれない。

 少なくとも、私より親切な人がほとんどだ。

 

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(2011年冬。イタリアのフィレンツェに向かう。一人旅はいつもワクワクとドキドキのせめぎ合い。)

 

特に思い出すのは、イタリアやスペイン、

ポルトガルなどで出会ったラテン系の人々のこと。

 

陽気で人懐っこくて親切で、ちょっとおせっかい。

でも、人の独立心を邪魔することはしない。

おしゃべり好きで、かわいらしい人たち。

 

それが内面に隠れているか、表面に現れているかは、

 都会と田舎やその人の年齢でも左右されるように思うけど、

総じて「人間が大好き」と感じさせてくれる場所だ。

 

そんな人々に、最初から懐かしさを覚えた。

 

言葉がわからない旅人にでも、どんどん話しかけてくる。

つたない言葉で話すと、一生懸命聞いてくれる。

意思の疎通ができた時、とても大げさに喜んでくれる。

自分のことを話すとリスペクトの言葉をかけてくれる。

 

そんな経験が、私をどんどん旅好きにさせていったのだ。

 

そんな人たちが暮らす土地は、

またその光景も最初から懐かしかった。 

 

旅要素欠乏症の症状「夢の中で旅に出る」

例の夢の中ですすめられたメロン。

日本でよく見るメロンとは違って、

ちょっと小ぶりでつるっとした、黄緑色のメロン。

 

夢の中の世界は白黒の場合が多いと、

昔、何かの本で読んだことがあるけど、

私の見る夢にはいつも日常生活と同じ色がついている。

 

あんなメロン、どこで見ったっけなぁ。

朝、起きぬけに「あれが夢だった」と自覚してから

最初に考えたことだった。

 

私は寝起きが悪い。

なかなか働かない寝起きの頭をフル回転して考える。

 

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(2015年夏。イタリアのモデナ。市場の中は活気であふれている。)

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(2011年冬。イタリアのフィレンツェ。用事がなくてもスーパーには立ち寄る。生活を感じられるから。)

 

ポルトガルのスーパーで見たのかもしれない。

 

私の頭の中に蘇る映像は、

十数年前に訪れたポルトガルリスボン

目抜き通りから一本入った路地にあるスーパーだ。

リスボンに滞在する時、ほぼ毎日通ったスーパー。

 

そして、ふと気がついた。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか。

そう、行ってもない旅の夢を見てしまうのだ。

もうこれは「旅要素欠乏症」をこじらせた、

果ての姿なのかもしれない。

 

 (またまた長くなるので続きは次回……)

 


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≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界<その7>「言葉の面影にニヤニヤする。イタリアの柿の話【後編】」

土曜日は、言葉のお話の続きを書こうと思います。

先週の土曜日の続きです。

前回の記事はこちら

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

イタリアの「柿」の話、その続き

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(何度目かのイタリアのフィレンツェ。もうすぐ到着。2015年夏。)

 

イタリア語で「柿」を表す言葉は、

「cachi」と表記し、読み方はまさに「カキ」。

そう、イタリアの柿は日本の柿からきている。

(イタリア語では、「chi」を「キ」と読む。「ci」が「チ」になる。)

 

 「カキ」は「カコ」であり「柿」である

イタリア語の「柿」は「cachi」だと書いた。

しかし実は、「cachi」は複数形である。

 

イタリア語にの名詞には単数形と複数形がある。

かなり例外も多いが、基本的には

 

  男性名詞の場合、単数形の語尾の多くは「o」で終わる。

   複数形に変えるには、「o」→「i」にする。

  女性名詞の場合、単数形の語尾の多くは「a」で終わる。

   複数形に変えるには、「a」→「e」にする。

 

日本語の「柿」という言葉が、

その音からイタリア語で「cachi」と表すことになった時、

「i」で終わっているこの語句を、

イタリア人は男性名詞の複数形と考えたのだろう。

 

そのため、「柿」の単数形は「caco」になる。

「caco」が複数形になって「cachi」となる。

確かに、文法的にはそれでつじつまが合っているのだ。

 

日本人の知らない言葉「カコ」って何……?

というわけで、イタリア語の「柿」は日本語の「柿」から

きているにも関わらず、単数形は「caco」となり、

日本人の知らない言葉となっているのだ。

 

長い年月をかけて日本語からイタリア語になった「柿」。

「カコ」って何……?

もともとは日本語なのに!という面白さ。

この面白さは、きっと日本語を操る

日本人にしかわからないだろう。

 

この面白さをイタリア人に伝えたいけど、

それはむずかしいことだ。

「日本でも柿はカキと発音する」と伝えたら

きっと「あらそうなの!」とイタリア人も

びっくりしてくれるとは思うけど、

日本人が感じる奇妙な面白さはきっと伝わらない。

 

言葉の面影にニヤニヤする理由

そもそもイタリア語には似た言葉がたくさんある。

起源をラテン語に持つ言語、スペイン語ポルトガル語

フランス語がそれにあたる。

それらの言語の間には、共通の意味や音を持った言葉が

たくさん存在し、文法のしくみから言い回しに至るまで

ありとあらゆる部分に共通点があるのが当然のこと。

 

それは、日本語にはない感覚だ。

遠く離れた国の言葉に共通点を見出した時、

言葉の面影を発見した時、

嬉しくなってニヤニヤするのは、

きっと日本語にとって

それはとても貴重なことだからだと思う。

 

「cachi」が教えてくれたことは

さて、イタリアの柿の話の続き。

イタリアで売られている柿は、

日本で売られているものと同じ。

でも、一般的な食べ方は少し違う。

 

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 (イタリア フィレンツェ中央市場。魅力的な場所。2015年夏。)

 

イタリアでは、柿はとろとろになるまで熟した状態に

なってから食べるもの。

もはや包丁では切れないくらい柔らかく、

スプーンで果肉をすくっていただく。

まるでマンゴープリンやババロアを食べるような感覚。

甘~い!

柿ってこんなに甘い食べ物だったっけ?!

最初に食べた時にはそんな感想だった。

 

何を隠そう、私はあまり柿が好きではない。

日本では決して好んで食べないのだ。

でも、イタリアで食べる柿は大好き。

 

日本語とイタリア語。

同じ音で、現役バリバリの「柿」と「cachi」。

時空を超えて変わらない音と形を守ってきた言葉、

「柿嫌い」を「柿好き」に変えるできごととともに

私の中には記憶されている。

 

これも言葉の楽しみ?

言葉と言葉をつなぐ「≒」ニアリーイコールの言葉の世界。

同じに見えて、やっぱり同じではなかった。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その3>「旅に出られない旅人が見る夢の話」

前回の続きです。今日は<その3>です。

「旅に出られない旅人が見る夢の話」を書いてみます。

(旅好きでお暇な方のみ、読んでください。)

 

  前回の記事はこちら

     ↓

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目次

旅に出られない旅人に欠乏しているもの

自分の症状を、「旅要素欠乏症」と名付けてみたのだが、

どうやらこれも違っているかもしれないと思い始めている。

旅の要素を集めることに虚しさを感じ、

自分から拒否しているのだから。

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(2012年夏。スペインのグラナダ

 夕刻に一人で歩いた小径で見た光景は、現実か夢か自信がなくなるほど美しかった。)

 

欠乏しているのは旅の要素ではなく、

ほかの「何か」なのか。

 

これはもしや複雑な症例なのか。

いや、旅人はみな陥っている症例なのか。

 

旅に出られない旅人が見る夢の話

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(2010年夏。イタリアのフィレンツェ。ホームステイ先のキッチンの窓から朝を告げる光。)

 

この前、ある夢を見た。

私が、知らない小さな外国の街で、四苦八苦している夢だ。

どこの国の何という街かもわからない。

旅で訪れたこともない、見覚えのない街だ。

でもどうやら、夢の中の私は

その街にもうしばらく滞在している様子。

 

小さな商店が並ぶ通り、たぶんその街の中心地にいる。

商店の前には三角形の広場があって、

たくさんの街の人が集まっている。

 

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(2012年夏。スペインのトレド。歩くと必ず広場に出る。広場の存在意義を再確認する。)

 

私はその街で、言葉が分からなくて四苦八苦している。

 

数段の階段をあがった上にある広場だ。

どうやら、その街のお祭りの日らしい。

大きな声で歌を歌う人がいる。

民族衣装のようなものを身に着けている人がいる。

 

私が立っている商店の前の通りには、

段ボールに入ったままの果物が並んでいた。

私は、その段ボールの前で、

大きな声のおばちゃんに腕をつかまれ、

段ボールに入ったメロンをすすめられているところ。

 

「一個あげるからもっていきなよ!」とでも言われているのか。

「安くしとくから買っていきなよ!」かもしれない。

 

しかし、私はおばちゃんの話す言葉が分からない。

もらっていいものかどうか困っている。

困ったなぁという顔をして、

一生懸命おばちゃんの言葉に耳を傾けるが

なんて言ってるんだろう、全然わからない。

 

 (またまた長くなるので続きは次回……)

 


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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その2>「旅要素欠乏症の諸症状について」

前回の続きです。

「旅要素欠乏症」の諸症状について解説します。

(旅好きでお暇な方のみ、読んでください。ただの愚痴です。)

 

  前回の記事はこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

症状①架空の旅の予定は立てられない

でも今年は旅の予定を立てることはない。

気を紛らわせるために、いつか行くかもしれない旅の計画を

立ててみようかとも考えてみた。

 

でも結局できない。

 

だって、架空の旅の計画を立てるためには、

「いつそこへ行くのか」という重要な情報が欠けているからだ。

 

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(2017年夏。オーストラリア・シドニーのオペラハウスにて。)

(現地は冬だからこそ、コンサートが楽しめる。夏はシーズンオフになってしまうから。)

 

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(2012年夏。スペインの特急列車のカフェ。暑いアンダルシアの夏は、列車移動は日中に。)

 

季節はいつなのか、気候はどんな時なのか、

その時期に現地でイベントはあるのか、

レストランの定休日はいつかなど、

「いつ」という情報抜きにして

旅の計画を立てることなんてできない。

 

ああでもないこうでもないと計画を組み立て、

ガイドブックやホームページを読み漁り、

過去にその場を訪れた旅人のブログを探したり、

ありとあらゆる情報をかき集め、

睡眠不足にまでなっていたいつものこの時期。

 

あぁ、その多幸感たるや。

今こそ存分に感じる。

 

切なくなって涙があふれてくる。ほぼ末期症状。

現実味のない旅の計画は、

私に虚しさを与え続けるだけだった。

 

症状②旅番組を見ることができない

いつもは楽しみにしている旅の番組も見るのをやめた。

今は旅に出られないのだから、そんな番組を見て、

まるで旅に行った気分になればいいじゃないかと言う人がいる。

 

でも、そんな気分には到底なれない。

なんなら、番組の中で旅をしているタレントがうらやましく思えて、

それがうらめしくなってしまい、

嫉妬のあまり怒りすら覚えてしまうからだ。

 

NHKの語学番組ですら、見るのがつらい。

イタリア語やフランス語の語学番組を録画してよく見ている。

今、うちのテレビのハードディスクの中には

未視聴の語学番組がどんどんたまっていっている状態だ。

時間のある今のうちに語学を学べばいいじゃないかと

これまた言う人がいる。

 

でも、どうやら私は、そんな目的でそれを

楽しみにしていたのではないようだ。

 

症状③旅の要素を拾い集める作業がつらい

私にとってそれらの番組を見ることは、

自分の旅の要素を拾い集める作業だったのだと気づいた。

自分の旅のヒントとなるものを常に探していたのだ。

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(2007年夏。イタリアのアルベロベッロ。テレビで紹介されていて、行きたくなった場所。)

だから、今、旅の要素を拾い集める作業に虚しさを感じるのだろう。

 

だって今は、その要素がどんなに増えようとも

現実には実現できないし、

それがいつのことになるのかの見通しも立たない。

計画を立てたいのに、立てられない状態だからだ。

 

 (長くなるのでまた続きは次回へ……)

 


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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その1>「旅要素欠乏症のこのごろ」

目次

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか

「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか」

ということについて、自分なりの考察をしてみた。

 

と、仰々しく書き始めてみたが、

なんのことはない、旅に出られなくてとってもつらいという、

単純明解で哀しくて切なくて、ちょっと子どもじみた話だ。

(旅好きでお暇な方のみ、おつき合いください。)

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(2016年スイスのチューリッヒ。線路を眺めるのが好きなのは、旅の象徴のような気がするかもしれない。)

 

冷静に頭で考えてみる

コロナのことで制限されることが次第に増してきたことや、

コロナについて知らなかった側面が徐々にではあるが解明されていく

ニュースを見るにつれ、わかってしまうことがある。

それは、この状態はしばらく続きそうだということ。

 

勤め人の私も自宅でのテレワークが増え、働き方が変わった。

いつもより時間的には余裕がある。

あくまで「時間的に」だけだけど。

頭の中の優先順位は、非常に正しく並べることができる冷静な状態だ。

 

何が大事って、あたり前だけど一番大事なのは「生命」。

そして、地球という星がかつて抱えたことのない現在の人口で、

いかに混乱をきたさないように私たちが立ちふるまえるか、

ということ。

だれかに何かを試されている気がするこの状況。

 

そうすると、これもまたあたり前のことなのだが、

だんだんと優先順位ランキングの中で、

「旅」のランキングは下へ下へと追いやられ、

あっという間に圏外へと消え失せてしまうことになる。

もちろん、当然のことだ。

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(2011年夏。チェコプラハの夜。駆け抜けるトラムの疾走感。)

 

私もいい大人なので、そんなことは合点がいっている。

 

旅要素欠乏症のこのごろ

哀しくて切なくて、子どもじみた話だ。

ゴールデンウィークがやってきたからなのか。

毎年、ゴールデンウィークに旅で出ているわけではないのだが。

 

寒かった4月が終わろうとしている。

開け放った窓から、今日は爽やかな風が家の中に入ってくる。

どうやらこんな今年にも、5月がやってくるらしい。

 

今、私が抱えている症例は完全なる「旅要素欠乏症」だ。

「旅欠乏症」ではなく、「旅要素欠乏症」。

 

毎年の今ごろ、私が熱心に取り組んでいるのは、

夏の旅の計画を立てること。

そう、私の旅はだいたい7月か8月の夏休み。

1年間でもっとも休みがとりやすく、

比較的長く海外旅行を楽しめるのがその時期だけだからだ。

もちろん世間も夏休みなので、どこも混み合うことが多いし、

いかにうまく旅の計画を立てるかが非常に大切になってくる。

行きあたりばったりの旅ではうまくいかないのだ。

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(2019年夏。フランスのサンテミリオン。交通手段に悩んだ1年前が懐かしい。)

 

どこをどのようにまわるか、

航空券は?ホテルは?移動手段は?予算は?

そんな計画を真剣に立てているのが今の時期なのである。

 

長くなるので、続きはまた次回……

 


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≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界<その6>「言葉の面影にニヤニヤする。イタリアの柿の話【前編】」

冷静に、落ち着いて。

自分の心を鎮めながら、言葉のお話を書きます。

 

目次

言葉の由来に掻き立てられる想像力

言葉の由来は、さまざまな想像力を掻き立てるものだ。

 

学校の授業で習うような有名どころとしては、

ポルトガル語が由来と言われる

「カステラ」や「天ぷら」などもその例だ。

残念ながらどこからか意味が変化してしまっているので、

ポルトガルには「カステラ」というお菓子はないし、

「天ぷら」という食べ物もないけど、

それにまつわる言葉が存在している。

それだけで、親しみを持てることは間違いない。

 

面影や生き写しの言葉に遭遇したら

実際にポルトガルを旅したことがある。

ポルトガルにハマって、数年間の間に4度訪れた。

ariruariru.hatenablog.com

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ポルトガル滞在中に、「言葉によってもたらされる

うれしい気分」に何度も遭遇した。

 

例えば、ポルトガル語で「コンフェイトゥ」と呼ばれるお菓子。

どこからどう見ても、その姿は「金平糖」にそっくり。

ちょっと日本の金平糖よりも大きいが、トゲトゲしている。

面影どころか生き写しのその姿を見た時、

何とも言えないうれしい気分に満たされる。

それは感動に近いものだったかもしれない。

 

リスボンの博物館に日本の「屏風」が飾られている。

展示作品名にポルトガル語で「biombo」という表記があり、

ポルトガル人がそれを「ビョンボゥ」と発音するのを聞いた時、

何とも言えないうれしい気分になった。

どうもニヤニヤしてしまう。

なんだろう、この感覚。

 

「言葉」は旅の大先輩だと思っている

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ハンガリーブダペストを出発する列車。これで国境を越えた旅。2011年夏。)

 

「言葉」は、長い距離や長い時間をこえて旅をしてきたのだ。

 

異国で出会う言葉に、日本語の欠片を感じる時、

まるで旅の先輩の足跡に触れたような気分になる。

それよりも、同窓会で久しぶりに会った友人の感覚?

変わっていても、変わっていなくても、

それはそれで懐かしくもあり、どこか気恥しくもあり。

 

「言葉」の長い旅の間には、さまざまなことが起きただろう。

言葉の意味が変化したり、発音が変わったり、

そう考えると、それは当然のことだと受け入れられる。

 

ましてや、そんな長い旅をしてきたのに、

今でもなお、同じ意味や発音で、

離れた場所で生きている言葉に触れるからこそ

何とも言えないうれしい気分になるのだろう。

「よくぞ変わらないでここまできてくれました!」

というような、尊敬の念?いや、感慨に近いかな。

 

ポルトガルで出会ったポルトガル語の話も

また詳しく別の機会に書いてみたいと思う。

 

日本の「柿」はイタリアの「カキ」

旅で言葉を学ぶ時、便利なのがスーパーや市場だ。 

値段や商品名などの表記があれば、

それは単語帳が並んでいるようなもの。

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ハンガリーブダペストの市場で。ハンガリー語はとても難解……。2011年夏。)

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チェコプラハで。2011年夏。)

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(カナダのバンクーバーで。2018年夏。)

 

イタリア滞在時に市場で知った言葉、

イタリア語の「柿」のお話を。


私がもっとも旅で長い時間を過ごしているイタリア。

日本と同様、イタリアでも「柿」はポピュラーな果物だ。

 

イタリア語で「柿」を表す言葉は、

「cachi」と表記し、読み方はまさに「カキ」。

そう、イタリアの柿は日本の柿からきている。

(イタリア語では、「chi」を「キ」と読む。「ci」が「チ」になる。)

 

実は、日本語の「柿」という言葉が、

そのまま用いられその国の言葉になってるのは

イタリアだけではない。

フランス語では「kaki」、

スペイン語ポルトガル語では「caqui」と表記し、

発音も日本の「柿」にかなり近い。

 

先ほど、イタリア語の「柿」は「cachi」だと書いた。

しかし実は、「cachi」は複数形なのだ。

 

イタリア語の「柿」のお話、長くなりそうなので

本日はここまで。また次回、一週間後に書きます。

 

次回へつづく。

 

 過去に書いた言葉のお話

    ↓

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フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!ビルバオのビスカヤ橋からの眺めと世界遺産への想い」

また旅に出られる日を想いながら、今日も旅の復習をしています。

ariruariru.hatenablog.com

 

2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。

さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!

 

 

目次

ビスカヤ橋の橋げたより

この日は、ビルバオ世界遺産ビスカヤ橋へ。

チケットを購入して、橋げたへ上がる。

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水面から45mの高さまでは、狭いエレベーターで

上がることができる。あっという間に到着!

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橋げたの高さから眺める街はとても美しい!

ビスカヤ橋があるのは、街の中心から電車で20分ほどのところ。

ビルバオ川の河口付近だ。

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周辺は住宅地が広がっていて、のんびりした空気。

どんよりしたお天気と冷たい風がバスクらしい。

8月の2週目に入ったこの日、長そでのウインドブレーカーが

手放せない気候だった。

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橋げたのたもとはこんな感じ。

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さていよいよ橋げたの上へ。

ちょうど下にはゴンドラが動いているのが見える。

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色は違うけど、エッフェルの弟子の一人が設計したのが

頷ける、美しい鉄の組み合わせ。

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なんて複雑な構造なんだろう。

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歩けるようになっている橋げたには、

ところどころに橋の歴史などを紹介するコーナーも。

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対岸のポルトゥガレテの街が美しく見える。

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橋自体が美しくて、惚れ惚れするな。

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河口に向かって進む船。

かつてはここを大型の貨物船が行ったり来たりしていた。

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全長160mの橋。ポルトゥガレテ川まで歩いて、

またゲチョ側まで戻る。景色が素晴らしいので、

橋げた見学だけではなくて、展望台を楽しむ感じだ。

楽しい!降りたくないけど、だんだん寒くなってきたので……。

 

あ、真下にゴンドラが。不思議な感じだなぁ。

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高所恐怖症の方にはおススメしませんが、

そうでない方にはぜひ橋げたに登って欲しい。

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ゴンドラに乗ってみたら

さて、再びゲチョ側のエレベーターをおりて、

今度はゴンドラに乗ってみる。

チケットはセットになっていた。(8€なり)

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ゴンドラの中はこんな感じ。

電車の車両に立ち乗りしてる感覚。

f:id:ariruariru:20200327104250j:plain電車の車両のようなものが2つあって、

その間に車両を乗せる部分がある。

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ゴンドラに乗って、対岸のポルトゥガレテまであっという間。

平行移動しているので、電車のように揺れないし、

静かに川の上を進んでいる感じだ。

時間にして1分半で到着。乗客は200人まで乗れるらしい。

 

ポルトゥガレテ側から次のゴンドラを見送る。

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やっぱり変な感じ!

空中に浮いているみたい。

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世界遺産ビスカヤ橋」を訪れて

こんなシステムを考えた人、すごいな。

120年以上前につくられたビスカヤ橋。

重化学工業の中心地として栄えた都市の発展に貢献した橋。

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街はすっかり様変わりしたけど、

橋はしっかり残っていて、今でも地元の足という

昔と変わらない役割を果たしている。

そしてさらに、世界遺産に登録されてからは、

観光客を呼び寄せるという、新たな役割をも果たしている。

 

もし、ビスカヤ橋が世界遺産ではなかったら、

私はきっとここを訪れなかっただろう。

 

実は、世界遺産を掻い摘まむような旅をしてしまうと、

もったいないことをしているような気分になる。

世界遺産」という冠を被ったものを

ミーハー的になぞっていくだけのような気がして。

 

でもやっぱり、世界遺産に登録されたものは

素晴らしい。(当たり前だけど)

ありがとう、ビスカヤ橋を世界遺産に登録してくれて。

だからこそ、ここを訪れることができました。

 

これからも、世界のいろんなものを、

自分の目で見て、触れて、感じて、考えて。

そんな旅がもっとしたいと思う。

じっくり、しっかり。

 

 街の情報も満載。バスクの旅のお供におススメです。

       ↓


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フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!スーパーの食材で簡単朝ごはんの後は、ビルバオの世界遺産ビスカヤ橋へ」

日々いろいろ悩みながら、今日も旅の復習をしています。

ariruariru.hatenablog.com

 

2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。

 さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!

 

目次

「エル・コルテ・イングレス」の食材で朝ごはん!

旅の最終目的地ビルバオで2泊。

到着した翌日は、ホテルの部屋で簡単な朝食を。

 

ホテルは「イルニオン・ビルバオ

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前日、「エル・コルテ・イングレス」で購入しておいた朝食。

パンとオムレツとポテトサラダ、ヨーグルト。

そしてフランスで購入してからずっと飲んでいるコーヒー。

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これでサンドイッチをつくって簡単朝ごはん。

想像以上に美味しい!

「エル・コルテ・イングレス」のお惣菜には

結構何度もお世話になっているけど、いつも美味しい。

 

「エル・コルテ・イングレス」とは、スペインの各地にある

デパートのこと。だいたい中にスーパーが入っているので

スペインの旅ではよくお世話になるお店だ。

 

前日の街歩きの時、地下鉄「アバンド」駅の近くにある

「エル・コルテ・イングレス」を見つけた。

www.elcorteingles.es

 今まで訪れたことのある「エル・コルテ・イングレス」は

だいたい地下にスーパーがあったけど、このお店は

上層階にスーパーがあって、とても混んでいた。

閉店間際の売り切れ寸前のお惣菜を購入。

クオリティーがとっても高い。

 

かつてのスペイン旅でも、何度もお世話になりました。

この時は一人旅だったのでなおさら。

    ↓

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ビルバオ世界遺産ビスカヤ橋へ! 

この日の朝から訪れたのは、ビルバオ世界遺産

ビスカヤ橋」だ。

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 ビスカヤ橋とは、世界最古の運搬橋。

全長約160mのちょっと特殊な橋だ。

ビルバオ川の河口にある二つの町をつなぐ橋。

川の向こうに見える美しい町が「ポルトゥガレテ」。

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ホテルの最寄り駅地下鉄サン・マメスから乗り換えなしで

「Areeta」という「ゲチョ」の街へ。

 

※地下鉄は途中で2本に分かれるので、目的地は要確認。

ただしどちらに乗ってもビスカヤ橋方面には行ける。

 

ビスカヤ橋は、エッフェル塔で知られる

設計士エッフェルの弟子の一人が設計した橋。

1893年に完成したもので、大きなゴンドラが

橋から吊り下げられ、行ったり来たりする様は

見たことのない光景だ。

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こちらがゴンドラが発着する駅のようなもの?

観光客はもちろんのこと、今でも地元の足として使われている。

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ビルバオは元々港湾都市として栄えた。

このビルバオ川の河口も重要な拠点。

この橋の下を、大きな貨物船がひっきりなしに通過した時代も。

そのために考え出された設計がこの吊り下げゴンドラ式だったのだ。

 

港湾都市ビルバオの入り口をのぞむ

現在は観光客のために、橋げたの上を歩くことができる。

高所恐怖症でなかったらぜひに行きたい場所。

 

さっそく橋のたもとにある案内所でチケットを購入。

8€で橋げたの上までエレベーターで上がることができ、

同じチケットで片道ゴンドラの乗ることができる。

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数段の階段を上がるだけで、橋がぐっと近く感じる。

それにしても、寒い……。

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穏やかなビルバオ川の河口。

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美しい対岸の街並み。ちょっと曇っているのも

バスクらしいと思える。

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ゴンドラがやってくる。

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お、車がたくさんのっている。

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さて、しばらくするとエレベーターで橋げたへ。

世界遺産を満喫するぞ。

 

 街の情報も満載。バスクの旅のお供におススメです。

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