「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグに別れを告げ、途中下車のロッテルダムから船でキンデルダイクへ!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

大好きになったデン・ハーグ、さようなら!

この日はデン・ハーグのホテルをチェックアウト。

もっと滞在したかったなぁと言いながら、

この日もたっぷりの朝食からスタート。

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スーツケースをひいてトラムでデン・ハーグ中央駅。

今日はここからオランダに別れを告げて、

ベルギーのブリュッセルに入る予定だ。

でもその前に、まずはロッテルダムで途中下車。

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デン・ハーグからロッテルダムまでは約20分。

平らな草原地帯を走る。日本と違って山がなく

トンネルがないから、のんびり走っているように感じる。

 

ロッテルダムで途中下車の旅!

あっという間にオランダ第2の都市ロッテルダムに到着。

私たちがロッテルダムで降りたのは、

ここから行きたいところがあったからだ。

まずは、スーツケースをコインロッカーに入れる。

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今までスーツケースを駅の荷物預かり所に

預けたことはあったけど、海外でコインロッカーに

荷物を入れたのはこれが初めて。

事前に調べてはあったけど、今では日本でも

あたり前になりつつある、集中パネルでカード払い

というこのシステム、11年前はびっくりしたなぁ。

 

さて、ロッテルダム中央駅。大々的な工事中だった。

こちらは当時の仮の駅舎。

(今はすごく格好よい駅舎になってるようです。)

 

駅前はごちゃごちゃしていて、都会だー。

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スーツケースを預けて身軽になった私たちは、

駅を出て、まず「V V V(フェーフェーフェー)」に向かい、

チケットを買ってトラムに乗った。

「V V V(フェーフェーフェー)」とは

オランダの観光案内所のことだ。

 

ロッテルダムのトラムはこんな感じ。

実は乗り間違えて、改めて乗り直し、、、。

初めての街ではこういうことはありがち。想定内!

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オランダのトラムは、アムステルダム

デン・ハーグも、ロッテルダムも、とても清潔。

5分程度で目的地に到着した。

 

クルーズ船に乗って向かう先は?

到着したのは、クルーズ船の発着地だ。

ここから船で新マース川をさかのぼって、

キンデルダイク」をめざすという計画。

 

キンデルダイク」とは、ロッテルダム

南東10キロにある街で、18世紀の風車が

数多く残っており、世界遺産に登録されている場所だ。

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晴れていて気持ちいい!クルーズ日和!

 

当時のクルーズ船のチケットが残っていた。

      ↓

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ここから約1時間かけて、船でキンデルダイクを目指す。

どんどん人が集まってくる。

早目に来ておいてよかったなぁ。

 

 

船の中から外を見ると、高層の建物の景色でも、

のんびりした雰囲気に見える。

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船の中には飲み物や軽食も売られている。

甲板へ出てみたり、船内に入って見たり、

自由にうろうろしながら、

みんな思い思いに過ごしている。

 

キンデルダイクへ向かいう単なる交通手段じゃなくて、

クルーズも楽しめるので一石二鳥だ。

(今はもっと速い水上バスがあるようです。当時もあったのかなぁ?)

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さて、1時間の船の旅を終えて、キンデルダイクに到着!

めちゃめちゃいい天気だ。風車群を見るのが楽しみ。

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船着き場からキョロキョロしてみるけど、

ここからは、まだ風車は見えない。

風車群を案内する看板が立っていた。

 

看板に急かされるように、船を降りた人たちは

みんな早足になって歩いていく。

私たちもそれについていく。

その先には、感動の景色が待っていた!

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その18>「例年と違う年を生きている今。秋をしっぽり堪能できる場所へ行きたい。」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その18>」。

新しい旅に出ないまま、私は2020年を終えるのでしょうか、、、?


目次

 

昨年の今ごろは

10月もあと少しで終わり。

あっという間に秋が過ぎ去ろうとしている。

いつもなら、ここらへんで国内旅行へ行きたくなる。

気候の良い、この季節。

昨年の今ごろは、城崎温泉で外湯を

楽しんでいたころかな。

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2019年秋の城崎温泉

何度行っても楽しい温泉街。

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下駄をカランコロン鳴らしながら歩く温泉街は最高だ。

歩きすぎると足が痛くなるけど。

ちょっとゲーム感覚で外湯をめぐる。

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たった一泊二日の短い旅だったけど、

とてもリラックスできて有意義な旅だった。

思い出すだけで心が満たされる気がする。

この旅のブログもまだ書けてなかったな。

まだまだ旅ネタはたくさんある、、、。

 

例年と違う年を生きている今

そして今年の私はどうしようかと悩み中。

私の2020年は、どこへも旅に行かずに

過ぎ去っていくのだろうか。

もう旅へ行っていいのかな?

の自問自答はまだまだ続いている。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

今年ほど、「昨年の今ごろは何をしていたか?」

ということについて考えた年はなかった。

いつもと変わってしまった生活スタイルや、

行動様式に不安を感じるからだろうか。

例年と違うことに、こんなにも人間は

不安を感じるものなのかとも思う。

 

今まで何となくやっていたこと、

もしかしたらやらなくてもよかったことも

ついつい例年のクセのようなもので、

慣習化していてやっていたのかも。

 

でもやっぱり秋の風が吹いてきたら、

どこかしっぽりと秋を堪能できる場所へ

行きたくなった。

例年通り。そんなもんなんだな。

 

秋をしっぽり堪能できる場所へ行きたい

じゃあ今年は、今年なりの、

秋をしっぽり堪能できる場所へ行きたいものだ。

 

そんなことをぼんやり考えていた私の目に

飛び込んできたのは、美術館の展覧会の案内。

 

そう、私が手始めにやったことは、

美術館のチケットを予約することだった。

「ロンドンナショナル・ギャラリー展」の

日時予約券を購入。

 

いつか訪れたいと思っている美術館の1つ、

ロンドンナショナルギャラリー(国立美術館)。

ヨーロッパの主要な美術館は、王室や大貴族の

コレクションが由来のところがほとんどだが、

ここは違う。それが魅力的だなと思っていた。

 

王室や大貴族のコレクションも

もちろん見ごたえがあって素敵だし、

そのものすごい所蔵数などをみると

その、根こそぎ感(?)に当時の権力の

すごさを感じたりして、

それはそれでおもしろい。

 

フィレンツェのウフィッツィ美術館とか。

メディチ家のこれでもか感(?)がすごい。

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(2015年イタリアのフィレンツェのウフィッツィ美術館にて。)

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(美術館からのぞむポンテヴェッキオとアルノ川がすばらしい。)

 

でもそれとは一線を画す、ナショナルギャラリー。

西洋美術史の中で価値の高い作品が

集められている印象だ。

 

ロンドンを旅するときは、

また、本家にもお邪魔しますが、

今回ははるばる海を越えてきてくれた作品に

ちょっとお先にお目見えしてみよう。

 

そんな、数時間の短い「旅」から始めてみようか。

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ホテルへの素敵な帰り道。デン・ハーグの夜を教会のテラス席で満喫!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

ホテルへの帰り道も素敵!

マウリッツハイス美術館

エッシャー美術館をめぐったこの日。

ビネンホフ界隈からホテルへ戻る道をちょっと紹介。

たった10分のみちのりだけど。

 

ビネンホフのすぐ西側には、大きなパッサージュ。

とってもおしゃれで歩くだけで気分が上がる。

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パッサージュの中を通過して、反対側から出る。

 

そうするともうすぐそばに、聖ヤコブ教会。

ホテルの近くにあるので、毎日この前を通る。

立派すぎて、わかりやすすぎる目印だ。

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行き交う自転車。

オランダの自転車文化は多種多様。

子どもは前に乗せちゃうんだなぁ、

とか、観察したりしながらのんびり帰る。

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デン・ハーグの夜をテラス席で

さて、この日の夕食もホテルの近くで。

とっても雰囲気の良いこちらのお店で

いただくことにした。

「セベデウス」というカフェレストランだ。

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このお店、すごいところにある。

ヤコブ教会の建物の一角なのだ。

お店の前は小さい広場になっていて、

広場に出されたテラス席が最高!

大きな木の木陰が気持ちいい。

 

そして、目の前をトラムが駆け抜けていく。

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さわやかなオランダの夏を存分に楽しめる。

まだまだ日は暮れない。気持ちのいい風が吹いている。

のんびりした雰囲気をみんなが楽しんでいる。

時折、トラムが大きな音を立ててくるのが楽しい。

 

ここなら、食事や飲み物がしばらくサーブされなくて、

長い時間待たされても、きっと怒る人はいないだろうなぁ。

 

とりあえず、オランダの爽やかなビールで乾杯!

 

この日は終日徒歩圏内で、移動距離こそ短いけど、

美術館をハシゴして、いろんなものを吸収した。

体も心も心地よい疲れを感じている。

 

旅の計画を立てているとき、美術館へ行くだけなら

日帰りでもいいかと思っていたデン・ハーグ

結局は、次の移動の時間を短くするために滞在を

決めたのだが、本当によかった。

2泊じゃ足りないくらいだ。

想像の何倍も居心地のよい街。

 

街を満喫!この時を満喫する!

そして、なんて居心地のよいお店だろう。

そんなに大きなお店ではないが、メニューも充実。

私たちは、パスタと白身魚のグリルを注文した。

オランダのお皿は大きいので、2人でシェアする。

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アボカドと玉ねぎのパスタ。シンプルで美味しかったなぁ。

 

たっぷりの食事を、たっぷり時間をとって楽しむ。

食事を終えた後も、しばらくテラス席で

おしゃべりと雰囲気を楽しむ。

 

涼しい夏のオランダを楽しむ、こんな方法。

海や山へ行くバカンスとは違うけど、

街の中でこんなにもリフレッシュできるとは!

 

いよいよ旅は折り返し地点。

私たちは、明日、デン・ハーグを発つ。

明日は、忙しく動く日になりそうだ。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグのエッシャー美術館へだまされに行こう!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

放心状態の後のハーリング

この日は朝からマウリッツハイス美術館

ariruariru.hatenablog.com

 

名画の連続と美術館自体の設えの素晴らしさで、

出てきたときはちょっと放心状態だった。

 

ビネンホフの前の池のまわりをとりあえず一周。

景色が美しすぎる。放心状態にはぴったりかも。

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ぐるりと池の周りを歩いたら、ちょっと落ち着いた。

再びビネンホフの内部へ入る。

 

実は、前日に通った時から気になっていたこのお店。

ハーリングのお店だ!

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ハーリングとはニシンのことで、

オランダでは生のまま塩漬けにしたものに

玉ねぎのみじん切りなどを乗せて食べる。

 

この旅のあとも、ヨーロッパの北部では

食べる機会の多いものだが、この時が初めてだった。

 

美術館って、疲れるしお腹すくよね。

といいながら早速購入。

ニシンだけでなく、いろんな種類のものがあったけど、

一番シンプルなニシンをいただいてみる。

ハーリングのサンドイッチ。

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めちゃめちゃ美味しい!

魚の塩気がパンにちょうどいい。

これは苦手な人もいるかもしれないけど、

私は大好き。クセになる味だ。

美しいビネンホフの建物を見ながら、

お腹も心も満たされ、ホッと一息つくことができた。

 

さぁ、だまされに行きましょう!

ではでは、次に行きましょう!

この日は美術館をもう一軒ハシゴする。

 

お次は、エッシャー美術館。

マウリッツハイス美術館から徒歩3分のところにある。

入り口から素敵だ!

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エッシャーの絵がお出迎え!

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エッシャーは、オランダ出身でだまし絵のような

版画で知られる画家だ。この美術館は、

美術館というよりは、アトラクション?

ゲーム?アミューズメント施設?

にでも参加しているような感覚だった。

 

エッシャー美術館のHPはこちら

   ↓

www.escherinhetpaleis.nl

 

ところ狭し並ぶ作品の多さにまずびっくり。

平衡感覚とか、いろんな感覚がちょっとずつ

狂いそうになりながら、作品を観ていく。

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美術館の中は、いろんなびっくりが仕掛けられていて

ちょっとおしゃれで楽しめる美術館。

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観終わるころには、みんなすっかり

エッシャーのファンになってしまうだろう。

何を隠そう、私もそのひとり。

入り口に大きく飾られていた絵がこれだ。

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単にだまし絵というわけでもなくて、

ちょっと不思議の世界へ連れていかれたようなおもしろさだ。

パターン化されたテキスタイルのデザインのようで、

3Dの飛び出す絵のようで、見る人が違えば

何通りにでも見え方が変わったりする。

 

ものを一元的に見てはいけないという教訓も?

それは深読みしすぎかな?

そんな深刻にとらえなくても、ただただ楽しい!

 

いろんな仕掛けを施しておいたから、

後は好きに観て楽しんで!とでも

言われているような、開放感のある芸術だ。

 

芸術の多様性を感じながらアイスを

マウリッツハイス美術館

エッシャー美術館を楽しんだこの日。

徒歩3分の間に、芸術の多様性を感じる。

 

楽しかったけど、集中して疲れたな、、。

通りをフラフラ歩いていると、発見!

アイスクリームの移動販売!

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 というわけで、いただきます!

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なんかとっても懐かしい味。

素朴なミルクの味がする。

 

充実した美術館めぐり。

デン・ハーグはゆったりと過ごすのが似合う街だ。

 

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≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界<その19>「英語と私の関係。英語と旅が私に教えてくれたこと。」

「≒(ニアリーイコール)を楽しむ言葉の世界」

と題して、久しぶりに言葉のお話を書きます。

 旅の中でであった言葉を、

大切に、思い出とともに振り返ります。


目次

 

英語が公用語ではない国を旅して

旅に出られない、旅に出るのは決心がいる現在のこの状況。

行くべきか、行かざるべきかの葛藤の中にいる。

 

 こんな感じで。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

でもそろそろ冷静さを取り戻して、

言葉の話を書いてみようという気になった。

 

普段の私は、ほぼ毎年のように

ヨーロッパを訪れている。

特に好きなのは南ヨーロッパで、

訪れた回数の多さで並べてみると、

イタリア、フランス、ポルトガル、スペインと、

すべてラテン系の国ばかり。

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2019年夏のパリ。到着した夜、近所のスーパーモノプリで買ったサンドイッチ。

日本語からはフランス語にはすぐに訳せないけど、

「POULET」が鶏肉だということは知っているし、

「pain de mie」が食パンだと知っている。経験上。

 

英語が公用語ではない国ばかりだ。

でも旅では、英語に助けられることも多い。

英語が世界の扉を開いてくれると

実感できることが何度かもあった。

 

「外国語といえば英語だ」からの始まり

私とにとって英語とは、

「外国語といえば英語だ」という

固定概念から始まり、

旅するうちに、

 

→「英語だけが外国語ではない」

→「英語が話せるだけでは意味がない」

→「多言語の習得をしてみよう」

→「英語ってシンプルな言語だったんだ」

→「やっぱり英語は世界の共通語だ」

→「英語って便利」

 

という具合に、英語というものに対する

とらえ方が自分の中で変化していった。

 

そして、旅の中での英語はよりシンプルになり、

特に英語圏ではない地域を旅する場合は、

英語を母国語としない人々が扱う英語と

最初からわきまえて、私も相手も英語を

扱うということが前提になっているように思う。

 

例えば、あえて長いセンテンスにはしないこと。

できるだけ単語で話すこと。

そして繰り返すこと。

短い文章にすること。

 

英語を学び始めたころは、

文法的にも発音的にも正しい英語を

話したくてしかたがなかった。

(当然のことだけど。)

 

でも今は、そんなことはどうでもよい。

相手に自分の言ってることが正しく伝わればよい。

(これも当然のことだけど。)

 

英語と旅が教えてくれたこと

言語はコミュニケーションのツールだと、

昔から頭では知っていたけど、

実際にそれを感じることができたのは、

旅の中でさまざまなコミュニケーションを

とる必要性があったり、コミュニケーションを

とりたい自らの欲望を満たす状況に

身を置いた時だった。

 

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2019年夏のパリ。オルセー美術館のレストランでランチ。

メニューはフランス語で読むけど、注文は英語でしちゃう。

 

何語だっていいのだ。

この気持ち、この感情、聞きたいこと、

知りたいことが言えて聞けたらそれでよい。

というかむしろ、それ以上に何がある?

 

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2012年スペインのグラナダ

体調を崩していた私にホテルのスタッフが、

「~mal?」とスペイン語で話しかけてくる。

きっと体調を気遣ってくれているんだ。

スペイン語の「mal」は知らなかったけど、

イタリア語で「mal」は「痛み」のこと。

何語だって、心遣いはうれしい。

「I’m ok , gracias.」と返した。ニコッと微笑み合う。

 

きれいに話したい、上手に話したいという

モチベーションももちろん大事だけど、

それから解き放たれたとき、

旅がぐっと自由になった気がした。

 

そして私は、旅人になった、のかもしれないな。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグのマウリッツハイス美術館へ!絵画を観るだけではない楽しみがある」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

マウリッツハイス美術館

この日、朝から向かった先は、

マウリッツハイス美術館

 

ariruariru.hatenablog.com

 

オランダ・フランドル絵画の宝庫だ。

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(残念ながら、工事中につき優美な外観は拝めず。。)

 

10時の開館時間に合わせて訪れた。

工事中の入り口には、10人程度の行列が。

 

当時のパンフレット、ちゃんと置いてありました。

日本語バージョン。

     ↓

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マウリッツハイス美術館といえば、

パンフレットの表紙になっている

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」や

レンブラントの「デュルプ博士の解剖学講義」

などが有名だ。それくらいの知識しか

もたずに向かった。

 

めずしいことではないのかもしれないが、

マウリッツハイス美術館は入場料に

音声ガイドが含まれていた。

私にとっては初めてのことで、

入り口でまごついたのを覚えている。

 

海外の美術館や観光地で音声ガイドを

借りた経験はほとんどなかったが、

マウリッツハイス美術館のものは

とてもわかりやすくて、

料金を込みにしてくれてありがとう!

という気持ちになった。

たぶん別料金だったら、

借りなかったと思うから。

 

絵画を観るだけでない楽しみ

外が工事中で、ちょっとテンションが

下がってしまった私だったが、

中に入ると、ぞわーと鳥肌がたつような

感動があった。

 

大規模な工事のあと、現在では美術館の

展示スペースは格段に広くなっているということを、

11年後の今、HPを見て知った。

そうかぁ。また行きたいなぁ。

全然違う風に展示されている絵画たち。

観てみたいなぁ。

 

マウリッツハイス美術館のHPはこちら

     ↓

www.mauritshuis.nl

 

美術館の中は、邸宅のような造り。

優美で、ちょっとエキゾチックな、

独特の雰囲気なのだ。

どなたかの邸宅に集められた

絵画のコレクションを観るために

お邪魔したような気分。

 

見学する順番が決まっているわけでもない。

観たいところから観る。

絨毯敷きと板張りの階段を上がって、

小さな部屋に入ると、

そこはフェルメールの部屋だ。

 

フェルメールの部屋で

真珠の耳飾りの少女」と目が合った。

なんて目をしているんだろう。

金縛りにでもあったかのように

じーっと見つめてしまう。

 

部屋にはまだ、ほとんど人がいない。

フェルメールを独り占めできる時間。

 

旅行で訪れた先で、名の知れた

美術館などを訪れるのが好きだ。

特に絵画に詳しいというわけではないが、

日本にやってくる有名な展覧会なども

好みのものは足を運んだりもする。

 

日本では、長い行列に並んで、

ベルトコンベアーのように

ちょこちょこ進みながら鑑賞して、

だれかの頭や肩越しに観ることが多い。

 

はるばる世界中から有名な絵画が

やってきてくれること自体は

とてもありがたいけど、

やっぱり在るところで在る状態で

観ることに大きな価値があると

少女の目を見つめながら、思った。

 

「こんなところに居たんだ」

「素敵な部屋に居たんだね」

 

一般的な知識しかもたず、

純粋な気持ちで絵画を観る。

そんな中に、忘れられない

心をつかんで離さない出会いがある。

 

美術館を出た後、目の前に広がっていた風景。

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重厚で気品があって、オランダらしい、

濃淡がはっきりしている、まるで絵画の

中のような風景が、目の前に広がっていた。

 

美術館を訪れるって、やっぱり楽しい!

 

アムステルダムでは

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグの朝に香ばしいパンケーキの匂い!マウリッツハイス美術館へ」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

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その続きを書いています。

 

目次

デン・ハーグで迎える朝

おはようございます。

前日は早目に休んだので、

すっきり目覚めた朝。

前日にアムステルダムから

デンハーグへ移動してきて、

最初の朝。

 

窓からはこんな街の風景。

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とても静かだ。

 

泊まったホテルは、

「パーク」という四つ星ホテル。

思いのほか(?)豪華なホテルで

ちょっと面食らってしまった。

www.booking.com

 

長い廊下を通って、朝食ルームへ。

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パンケーキの香り漂う朝食ルーム

広くて豪華なレストランが

このホテルの朝食ルームだった。

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素敵な朝食が並ぶブッフェスタイル。

香ばしいいい香りが漂っている。

 

もちろん例のごとく、食べ過ぎ。

いつも食べすぎなんだけど、

特に初めてのホテルの場合は、

味見を兼ねて取りすぎてしまう。

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そしてどれも美味しいから残せない。

 

そして、香ばしい香りの正体は、これ!

このパンケーキ、めちゃめちゃ美味しい!

明日も絶対、食べちゃう。

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(マヨネーズはゆで卵に付けたもの。パンケーキではありません。)

 

ヨーロッパの旅では、

コンチネンタルブレックファストの

朝食が付いていることが多い。

こんなに立派なブッフェ式の朝食が

付いていると、なかなかのお値段設定の

場合もあるが、できればホテルで

食べたいと思っている。

 

寝起きが悪い私は、ぼんやりした頭のまま、

ホテルの朝食を食べながら目を覚ます。

そんな、朝のまったりとした

朝食ルームが好きだからだ。

 

アムステルダムでも

   ↓ 

ariruariru.hatenablog.com

 

マウリッツハイス美術館

この日、まず向かった先は、

前日も行ったビネンホフのエリア。

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前日よりも少し雲があるけれど、

これはこれで美しい佇まい。

いかにもオランダらしい!というか。

ここまでホテルから徒歩5分だ。

ホテルの立地も最高だったな。

 

そして向かう先は、池の向こうに

見えている、この優美な建物だ。

あら、あら?工事中だ、、、。

マウリッツハイス美術館

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角度を変えてこちらから。

一番左端の建物が、マウリッツハイス美術館

やっぱり工事中ですね、、、。

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正面側に回ってみると、

わー、結構大々的に工事中だった。

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マウリッツハイス美術館は、

美しいビネンホフの一角にある。

ここには、オランダ・フランドル絵画の

傑作がたくさん所蔵されていて、

レンブラントフェルメールなど

オランダを代表する巨匠の作品が並ぶ。

 

私たちも、マウリッツハイス美術館のために

デン・ハーグの滞在を決めたようなものだ。

 

さて、そろそろ開館の10時。

じっくり楽しもう。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その17>「私はただの旅人。悩める旅人が考える旅の定義とは?」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その17>」。

おうちで旅人。まだまだ、本日も、、、。

もう旅に行っていいのかな?まだかな?

を繰り返す日々です。   


目次

 

「感染対策をしっかりして」って何?

「感染対策をしっかりして」という

枕詞を毎日のように聞いていると、

なんだかそれさえ付けておけば、

もうすべて上手くいくのではないか

という楽観的な(なげやりな)気分になり、

判断基準が揺らいでくる気がする。

 

どうするべきか、例えば

旅に行くべきか、行かざるべきかなど、

自分で判断なければならない状況に

疲れてきているのかもしれない。

だって、本当は行きたいんだもん。

 

もう旅に行っていいのかな?

もう旅に行っていいのだろうか?

 

もし、もう旅に行ってよいのなら、

今、行く旅先はどこだろう?

それは、どんな旅だろう?

 

何度も思いをめぐらせてみた。

でも、なかなかピンとくる旅先が

見つからないというのがホントのところ。

 

行きたいところは山のようにある。

でも、今、行くべきところがないのだ。

 

旅を100%楽しめるようにするためには、

自分が納得のいく旅でなければならない。

人が密集しなくて、換気ができて、

あまり遠くなくて、、、、

と、旅の条件をあげつらうと

「これは本当に今行くべき旅なのか?」

という疑問がわいてくる。

 

 私は海外旅行が好きで、

毎年のように出かけているけど、

それでも行かなかった年がある。

私はヨーロッパが大好きだけど、

ヨーロッパへ行かなかった年もある。

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(ヨーロッパの社会情勢に不安定な要素を感じた年、旅の行き先はオーストラリアに。)

 

その時々の世界情勢や治安やさまざまな要素から、

旅先と旅のプランを練っているからだ。

 

当然、行くのに不安を感じる旅先は選ばないし、

行ったことを後悔しない旅先を選ぶようにする。

 

私はただの旅人

私は「旅人」であって「冒険家」ではないので、

危険を冒して危険地帯に出かけることはないし、

家族に心配をかけてまで、出かけたいとも思わない。

 

 

私にとって旅は欠かせないものだけど、

旅なら何でもいいというわけではない。

むしろ、日ごろ旅をあまりしない人よりも

こだわりが強く、ストイックに

正しい旅の在り方や理想を持っている気がする。

 

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(行きたいと思ってから何年か越しに訪れたイタリア・ボローニャ。2015年撮影。)

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(イタリアは何度も行ってるけど、ラヴェンナはなかなか行けなかった。2015年撮影。)

ariruariru.hatenablog.com

 

つまり私は、今の現在の世間の状況は、

旅を楽めるような状況ではないと

どこかで判断しているのだろう。

だから、旅に気乗りがしないのだ。

 

欲望を満たすためだけに旅に出る

旅に出られなくなった旅人が、

「旅」というものと向き合って過ごしている、今。

それはそれで有意義な時間じゃないかと

考えるようになった。

 

経済をまわすために旅に出る?

飲食店や観光業を助けるために旅に出る?

 

いやいや、なんてナンセンス!

 

私は私の欲望を満たすためだけに旅に出る。

私の旅はそういうもの。

旅は何かの道具でも手段でもなく、

それ自体が目的だ。

 

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(満たされた気持ちと、さみしい気持ちが入り乱れる、旅の帰り道。2015年撮影。)

さて、今一度、旅と向き合って、

次の旅のプランでも練り直そうか。

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!オランダで食べるインドネシア料理!デン・ハーグの夕暮れをホテルから」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

オランダで味わうインドネシア料理

アムステルダムからデン・ハーグへ。

列車でたった50分。

全然違う雰囲気のこの街は、

解放感にあふれていて

ゆったりした気持ちにさせてくれる。

 

いったんホテルへ戻った私たちは、

夕食をとるために再びウロウロ。

道幅が広くて、整備された街。

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 この日の夕食は、インドネシア料理を

食べようということに。

なぜオランダでインドネシア料理かというと、

かつてインドネシアをオランダが

植民地にしていた歴史があり、

オランダではインドネシア料理が

ポピュラーらしい。

 

というわけで、いろいろ見て歩いた結果、

こちらのお店に決定!

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ホテルからも近い、ビネンホフのすぐそば。

よかった、ちゃんと今も営業中だ。

 

おー!なんかいっぱい出てきたぞ。

美味しそう!

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焼き鳥のようなサテとか、

甘酸っぱく味付けられた野菜とか、

お米とかを一緒に味わう。

やっぱりなじみ深い気がする。

アジアの料理だから?

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インドネシアには行ったことないけど。

あ、でもお供はオランダのビール。

「アムステル」という有名なビール、

この旅で何度も飲んだ、軽くて飲みやすくて、

食事とともに飲むのにちょうどよい。

 

まだまだ暮れないオランダの夏

まだまだ外は明るい!

なかなか暮れないオランダの夏。

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全部、美味しくいただきました。

お会計をするとき、オランダでは

よくこのキャンディーをくれる。

オランダの習慣?

食後にすっきりをどうぞっていうサービスかな?

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お会計を済ませて外に出る。

まだこの明るさ。

 

ちょっと街を散策してみる。

旧市庁舎の方へ。

歴史的な建物が並ぶ界隈。

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奥に見えるのは聖ヤコブ教会の塔。

素敵な道だなぁ。

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欲ばって歩く新しい街

しばらくあたりをウロウロして、

土地勘もついたところで、

ホテルへ帰る。

実は結構、疲れているのだ。

この日は朝からアムステルダムを観光し、

昼に列車移動し、デン・ハーグも見て回った。

新しい街にやってくると、

ついつい欲ばって歩いてしまう。

それが楽しいんだけど。

 

でもまだ旅の日程は半ば。

ゆっくり休むとしよう。

せっかくの広いお部屋だし。

 

ホテルの部屋の窓から、暮れ行く街を。

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きれいな夏の夕暮れだ。

湿度が低くて、爽やか。

日が沈むともう肌寒い。

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それでは、温かいシャワーを浴びて、

ゆっくり寝ることにしよう。

明日も楽しみな計画が待っている。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグは整いすぎて困惑する街!?国際司法裁判所とビネンホフへ」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

世界の平和を担う国際司法裁判所

アムステルダムからデン・ハーグ

移動してきたこの日。

ariruariru.hatenablog.com

 

ホテルの地図を携えてまずやってきたのが、

こちらの平和宮

国際司法裁判所が入る建物だ。

泊まっているホテルから徒歩10分。

 

すごい!お城だー!

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建物の1階が国際司法裁判所で、

2階が大広間になっているらしい。

国際司法裁判所とは、国際連合が管轄する

組織の1つで、国際間の紛争やもめ事を

客観的に解決するためのだ。

15人の国籍の違う裁判官で構成される。

 

国連の主要機関の中で、

唯一、ニューヨークではない

ところに存在する機関。

 

すごい立派で、かっこいい建物。

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ガイドツアーに参加すると内部の見学ができる。

 

和宮国際司法裁判所)のHPはこちら

     ↓

https://www.vredespaleis.nl/

 

気持ちよく散策しながら

デンハーグは緑豊かな街だ。

和宮の周辺も緑、緑、緑。

あの建物がぴっちりと密集していた

アムステルダムとは全然違う。

のんびり歩くのが気持ちいい。

 

和宮の前の通りにはトラムが走っている。

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デン・ハーグのトラムは、日本の昔の

私鉄のような雰囲気でかわいらしい。

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トラムが通り過ぎるのを眺めながら

私たちはしばらく街を散策。

のんびりした雰囲気の街だ。

 

和宮のあたりには各国の大使館があり、

それを見ながら歩くのも楽しい。

たいてい大使館の入り口には

その国の国旗が掲げてられていて、

「あ、あそこは〇〇の大使館だ」などと

言いながら歩いていると、

あっという間に1キロくらいは歩けてしまう。

 

あれを思い出しちゃう?ビネンホフの美しさ

というわけで、1キロほど歩いて、

ビネンホフへとやってきた。

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ビネンホフとは、13世紀から17世紀にかけて

建てられた歴史的な建物が集まっている場所で、

国会議事堂や総理府などがおかれている、

まさにデン・ハーグの中心地であり、

オランダの政治の中心地だ。

 

北側には「ホフフェイファの池」があり、

池越しに見るビネンホフがとても美しい。

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(まさに絵ハガキの風景。)

でもついつい私が思い出してしまったのは、

長崎のハウステンボスだった。

ハウステンボスみたい!」という感想が

間違っていることはよくよく解っているのだが、

ついつい思ってしまう。

(あちらがこちらの真似なので、、、。)

ハウステンボスは一度しか行ったことがないけど、

よくできているんだなぁと、感心したりして。

 

要するに、まるで作り物のように

美しすぎて現実味がないほどだということ。

 

国会議事堂って、何をするところ、、、?

池を左手に見ながら進むと、

ビネンホフの内部へ。

こちらの建物。古い教会かな?と思っていたら、

なんとこれが、国会議事堂!

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騎士の館と呼ばれる、13世紀に建てられた

建物が、現在のオランダの国会議事堂なのだ。

すごい、、、。

国会議事堂の概念が覆る。

 

毎年9月の第3火曜日、

国会の開会式が盛大に行われるそうだ。

女王と衛兵のパレードに人々が群がるらしい。

 

それって、本当に現代の話?と

耳を疑いたくなる。

 

あまりにも美しい街並みに、

心がついていかないのか、

どうも現実味がない。

まるで架空のなんとかの国にでも

迷い込んだかのような気持ちになった。

 

この日、歩いたエリアはこちら

   ↓

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その16>「お家で旅人。ポルトガルが懐かしくてしょうがない話」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その16>」。

おうちで旅人。まだまだやってます。

 

 過去の「お家で旅人」はこちら。

   

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com


目次

 

お家で旅人。のその後

私の本棚に、今年になって新しく仲間入りした本。

「ムイト・ボン!ポルトガルを食べる旅」

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昨年に刊行された、馬田草織さんの本だ。

しばらく旅に行けそうにないと悟った頃、

ネットで購入した本。

 

この本を買おうとする直前で気づいたのだが、

私の本棚には、同じく馬田草織さんの

「ようこそポルトガル食堂へ」という

本がもともと並んでいた。

本のクレジットを確認すると、2008年の刊行。

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私がポルトガルを旅したのは、

2001年、2002年、2005年、2006年の、計4回。

「ようこそポルトガル食堂へ」を購入したのは、

旅の後、数年の時を経てからということになる。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

どんなタイミングで、何を思って、

どこで購入したのかも、

もう何もかも忘れてしまった。

 

おおよそ、ポルトガルを懐かしみ、

思わず買ってしまったということだろう。

予想は簡単につく。

 

しかし、何はともあれ、

新しく馬田さんの本を購入したことで、

「ようこそポルトガル食堂へ」を

もう一度読み返す機会ができた。

 

そして、再び知るのである。

あぁ、私、ポルトガルが好きだなぁ、と。

 

ポルトガルの魅力が詰まってる

「ようこそポルトガル食堂へ」は、

その名の通り、ポルトガルの食を紹介する内容だ。

ポルトガルの特産品や料理を、

出会いと旅のエピソードを交えて紹介してる。

 

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(本にも登場するパステル・デ・ナタ。誰が食べても懐かしい味。2006年撮影。)

 

ポルトガルの食べ物の話自体が

もちろん興味深いのだけど、

私がキュンキュンするのは、

何気なくさりげなく出てくる旅の話。

 

リスボンの空港にはいつも深夜に到着する」とか、

「いきなり歩いてきた東洋人に道を尋ねられた

ポルトガル人のおじさんがびっくりして、

でも丁寧に親身になって道を教えてくれる」とか。

 

あぁ、なんて懐かしい、あの感じ!

 

スペインやイタリアと同じように

ラテン系民族が多いポルトガル

ラテン気質の国民性なのに、

ポルトガル人特有のシャイな部分を感じる。

 

そこがまたシャイな日本人代表の

私としては、共感できるところであり、

萌えポイント(?)なのだ。

 

最初は遠巻きにこちらの様子をうかがってくる。

でも、こちらが困っていたりすると、

「もう、ほっとけない!」ラテン気質が顔を出す。

 

ポルトガルの旅では何度も出くわした

そんな「ポルトガルあるある」が、

この本の随所に登場してくるのだ。

 

ポルトガルが懐かしくてしょうがない

初めてポルトガルへ行った時、

私はまったくポルトガル語が話せなかった。

 

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

今でも話せないのだが、今なら多少の

イタリア語やスペイン語を知っているので

もうちょっとなんとかなったかもしれない。

 

ラテン系言語の知識がほとんどなく、

まだ、英語だけで旅をしていたころの話。

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(ロシオ広場から丘の上の城を眺めるのが好きだったな。2006年撮影。)

 

リスボンのロシオ広場近くで地図を広げていたら、

私の横を一人のおじさんが通り過ぎて行った。

何度も私をふりかえりながら。

 

道を尋ねようと、私は通りすがりの

おねえさんに声をかけた。

若い人の方が英語が通じやすいと思ったからだ。

でも残念ながら英語は通じなかった。

でも、おねえさんは足を止めてくれて、

何とか自分の知っている単語を

絞り出してくれようとしている。

 

申し訳ないなぁ、、と思っていたら、

さっき、私の横を通り過ぎて行ったおじさんが、

こちらへ向かって歩いてくるではないか。

 

あ、あのおじさん、きっと英語が話せるんだ!

地図を広げている東洋人が困っているんだろうと、

気を利かせて戻ってきてくれたんだ!

 

と思ったら、どっこい。

おじさんも英語はまったく話せなかった。

 

英語を話せないおじさんとおねえさん、

おじさんが声をかけた通りすがりの別のおじさん、

(そのおじさんも英語は話せない)

その会話に入ってきた通りすがりのおばさんが、

(そのおばさんも英語は話せない)

ポルトガル語を話せない私を囲んで、

ああでもない、こうでもないと

私の行き先について案じてくれる。

 

そう、ポルトガルってそんな国だった。

 

結局、道はわからなかったけど、

ポルトガルって国を大好きになったエピソード。

 

魅力的な国、魅力的な人々。

再訪リストの上位に常にありながら、

なぜ私は十数年もポルトガルに行っていないのか。

 

それは、大好きなポルトガルが、

もし変わってしまっていたら、、、と思うから。

あのままでいて欲しいと、思っているからだ。

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(このごつごつした歩きにくい石畳。懐かしい。また歩きたい!2006年撮影。)

 

でも、やっぱり行きたい。

この目で、この耳で、絶対確かめに行こう。

いつか。できるだけ、近いうちに。

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグでのびのび!旅と地図の深い関係」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグへ移動。

その後はベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅へ。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

デン・ハーグのホテルでのびのびと!

アムステルダムから

デン・ハーグへ移動したこの日。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

デン・ハーグ中央駅から

17番のトラムで5分。

無事、この街でのお宿に到着できた。

「パーク」という四つ星ホテルだ。

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トラムの停留所からは200mくらい。

トラムはまわりの景色が見えるから、

初めての場所でもあたりがつけやすい。

とても立派な佇まいのホテル。

広いお庭があって、宮殿みたいな造り。

 

ちゃんと今でも営業してました。よかった!

    ↓

www.booking.com

 

立派なホテルの、とってもリーズナブルな

料金で泊まれるお部屋を予約した

はずなのに、予想外に広い部屋に

案内されて、面食らう私たち。

何かの間違いじゃないよね、、、?

f:id:ariruariru:20200817001213j:plain

しばらく荷ほどきするのを躊躇った。

間違いだったら困るので(小心者)、、、。

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でもどうやら間違いではないようで。

やったぁ!広ーい!

アムステルダムのホテルが

狭かっただけに、余計に広く感じる。

 

街全体もゆったり広いデン・ハーグ

そして緑にあふれている。

 

アムステルダムは狭い土地に

建物がひしめき合うように建っていて、

知らず知らずのうちに

体が縮こまっていたのかも。

この街は、肩の力がすーっと

抜けるような雰囲気だ。

 

旅と地図の深い関係

一息ついたら、街歩きへ出発!

到着したばかりの、まだ知らない街を

歩くのは、ワクワクする。

ちゃんとホテルでもらった地図を携えて。

 

今でも持ってました。ホテルでもらった地図。

         ↓

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旅先で街歩きをするときは、

いつも愛用している「地球の歩き方」の地図や、

最近だとグーグルマップを利用することが多い。

 

でも現地で手に入れる地図に、

大事な情報が載っていることも。

 

例えば、トラムの停留所の名前は、

通りの名前だったりすることが多い。

 

欧米の国々の住所は日本とは違って、

通りの名称に位置を表す数字をつけて、

それで終わりということが多いように思う。

だからこそ、通りの名前が重要だ。

(そう考えると、日本の住所ってなんて複雑なんだろう、、、。)

 

日本の地図だと、発音のカタカナ表記だけ

だったり、通りの名は省略されていたりする。

 

お気に入りの「地球の歩き方」の地図は、

比較的詳しく書いてくれている。

それも愛用している理由の1つ。

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声に出して読む場合は、

カタカナ表記が非常にありがたい。

(現地の人に聞くときなど。)

 

でも、停留所や通りのサインを見るときは、

現地の言葉の表記がないと確認できない。

そんな時は現地の地図が役に立つ。

 

長く滞在する街では、現地の本屋さんで

街の地図を購入していたこともあった。

 

旅には欠かせない地図。

その深い関係、知らず知らずのうちに

私も大いに、こだわりを持っていたようだ。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムからデン・ハーグへ。列車で食べる飯はなぜうまい?」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムデンハーグに滞在し、

ベルギーのブリュッセルへ、

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いていきます。

 

目次

 

アムステルダムにさようなら

 

ariruariru.hatenablog.com

 

乗りなれたトラムもこれでおしまい。

そう思うと、センチメンタルな気分になる。

アムステルダムの空もそんな感じ。

ピッカーンとは晴れない。

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何度乗っても、いつも清潔できれいな

アムステルダムのトラム。

素晴らしい!

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列車で食べる飯はなぜうまい?

アムステルダム中央駅へ。

ここから、「デン・ハーグ」まで列車で移動。

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車内で簡単ランチを食べるために、

駅前の売店でサンドイッチを購入した。

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アムステルダムからデン・ハーグまでは

当時10.60ユーロ。50分の列車旅。

 

なぜかいつもこうなっちゃうんだけど、

電車に乗り込んだとたんにお腹がいてきて、

買った食料を席に座るなり食べちゃう。

席に座れたという安心感?

これは日本でもいつも同じだ。

そして、列車で食べる飯は、たいていうまい。

これも日本でも同じ。

 

というわけで、早速、

チーズが「これでもか!」というくらい

入っているサンドイッチ。

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食べ応えがすごい。そして、、、おいしい!

ブリーというチーズがたんまり入ってる。

今でも大好きなチーズなんだけど、

この時からすでに好物だったようだ。

つい先日も、このチーズを近所の

輸入食料品店で購入したのだが、

チーズ大国オランダなら、

美味しくて安く気軽に買えるんだろうな。

 

オランダの車窓から

その後は、「オランダって、本当に平らだね、、」

とか言いながら車窓を楽しむ。

日本だったら、車窓からは必ず山が見えるから。

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あっという間に時刻通りに到着!

時刻通りに列車が着くことの安心感。

 

デン・ハーグ中央駅」

おぉ、高層ビル、、、都会だ。

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駅からホテルまでは1キロほどありそうなので、

普段なら歩くところだが、スーツケースを

持っているこの日はトラムのお世話になる。

 

大好きなトラム、またありました!

デン・ハーグ中央駅前から、トラムに乗った。

この街もトラムが走る街だ。

中央駅を出ると目の前にトラムの停留所が

何列にも並んでいて、びっくりした。

駅前から少し離れると、もう緑に囲まれる!

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このデン・ハーグのトラムの感じが、

旅に行けなくなったこの期間、

夢に登場した光景によく似ていた。

「そうだ、ハーグの旅のブログ、まだだった、、、

よく考えたら、オランダの旅、途中で止まってる、、」

ということをその夢が思い出させてくれたおかげで、

今、これを書いている(笑)

 

その夢の話はこちら。

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

素敵なトラム。スタイリッシュな

アムステルダムとはまた違う。

ノスタルジック!

f:id:ariruariru:20200816221251j:plain

 

トラムが好きすぎて、こんな記事を書いてしまっている。

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

何がある街?デン・ハーグ

さて、到着した「デン・ハーグ」という街。

日本語では一般的に「ハーグ」と呼ばれている。

アムステルダムロッテルダムに次いで、

オランダ第3の都市だが、実は議事堂が

おかれている政治的に重要な街だ。

政治についての首都といってもいいくらい。

 

さらには、国連の国際司法裁判所もここにある。

(そういえば学校で習いました。)

 

私たちの元々の滞在の目的は、

マウリッツハイス美術館エッシャー美術館。

それを楽しみにしてきた。

 

でも実は、デン・ハーグという街の魅力、

私たちはまだ知らないのだった。

2泊した後、離れがたくなる街だということを。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その15>「スペイン アリカンテの光景が心を離さない!もはや夢ですらない旅」

「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか

と題して、旅要素欠乏症の諸症状を書いています。

本日は〈その15〉です。 

妄想旅です。ご注意ください。

 

目次

 

目の前に現れる光景は?

旅に行かない夏が過ぎ、

とうとう秋がやってきた。

毎日そこそこ忙しく過ごしている。

f:id:ariruariru:20200926152339j:plain

(旅を心待ちにしているカバンたち?心待ちにしているのは私か、、。)

 

そんな日常の中で、

最近、ふとした瞬間に目の前に

現れる光景がある。

しかもわりと度々に。

 

両側にヤシの木が並ぶ遊歩道を

私はぶらぶらと歩いている。

右手にはのんびりした港が見えている。

しばらく歩くと右手奥には砂浜が。

左手にはびっくりするくらい急に

山がそびえていのが見えてくる。

ごつごつした岩肌が丸見えだ。

 

という光景。

 

この光景は、スペインのアリカンテのもの。

アリカンテとは、スペインの街の名で

地中海に面したコスタ・ブランカの中心都市。

コスタ・ブランカとは「白い海岸」の意味で、

美しいビーチが海岸線に続くエリアだ。

 

と、まるで旅の思い出を語るように書いてみたのだが、

実は、私はアリカンテに一度も行ったことがない。

美しくのんびりしたアリカンテの写真を

ここらへんで貼りたいところだが、

残念ながら行ってないので写真もない。

 

なのに、ものすごく具体的にアリカンテを歩く

自分の光景が目の前に現れてくるのだ。

 

さすがの私ですら、ちょっと怖くなる。

これも旅要素欠乏症の症状の一種かしら。

でも怖さよりも、アリカンテへの興味の方が

勝ってしまう自分がいることも確か。

(それがさらに怖かったりもするが。)

 

もはや夢ですらない旅

過去の旅のプランを練る時、

きっとアリカンテも候補にあげたことがあるんだろう。

テレビ番組でアリカンテを紹介したものを

見たことがあるのかもしれない。

 

この旅の時の候補地だったんだろうか?

    ↓  

ariruariru.hatenablog.com

 

はっきりと覚えはないのだが、

きっとそういう要素と要素が結びつき、

さらに私のたくましい旅への想像力が

そこへ合わさった結果、

このような白昼夢みたいなことが

起こっているんだろうな。

と、自分なりに、できるだけ冷静に分析してみる。

 

そう、もはや夢ですらない旅。

妄想の旅だ。

 

旅の夢を楽しんでいた記事はこちら

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

アリカンテの光景が心を離さない

アリカンテマドリッドから列車で2時間半、

バルセロナからは5時間近くかかる。

バレンシアからは1時間半ほど。

f:id:ariruariru:20200926152700j:plain

マドリッドのアトーチャ駅。スペイン各地へ向かう列車が発車する。2012年撮影。)

 

広くない街は、美しくこじんまりとしたビーチと

丘の上の要塞サンタ・バルバラ城が印象的。

地中海性気候で雨が少なくカラッとしていて、

のんびりしたリゾートの街だ。

光と影が街をくっきりと浮かび上がらせる。

 

なぜ知っているのかわからないけど、

ここまでは知っていたアリカンテの情報。

 

次にスペインの旅を計画するときは、

もうアリカンテは外せない街になってしまった。

バレンシアに数日滞在した後、

できるだけ日数を割いてアリカンテへ行こう。

季節は夏がいいかな。

いや、秋口くらいがいいかもしれない。

遊歩道に秋の風が吹きこむころ。

 

妄想の旅は、果てしなく今日も続くのだった。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダム最終日。レンブラントの家からのぞむ、運河と自転車のある街並み」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムを中心に滞在し、

その後はベルギーのブリュッセル

最後はフランスのパリへと南下する。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

 

書きかけだった旅の記録、

その続きを書いています。

 

目次

 

朝食ルームで過ごす素敵な時間

この日は、アムステルダム最終日。

この日もたっぷりの朝食から。

f:id:ariruariru:20200816010544j:plain

ariruariru.hatenablog.com

 

朝が苦手な私。ゆったりとした朝食を

とりながら、徐々に目覚めていく。

オランダの濃くてたっぷりのコーヒーと

素朴な味わいのパン。

そして種類の豊富なチーズ。

 

あぁ、普段も毎朝、こんな朝食を

とっていたら、落ち着いた気持ちで、

丁寧な一日を始められるのかもしれないな。

無理だけど。

 

ホテルの朝食ルームで過ごす時間が好きだ。

ぼんやり寝起きの頭で、目に映る情報だけが

まっすぐに入ってくるようで、

余計なことを考えなくていい。

 

でも次第に目が覚めてきて、

他のお客さんが、どんな風に

朝食を食べているか、どんな会話を

しているかが気になってくる。

そして、人間模様を観察して、

勝手に想像するのも好き。

 

レンブラントの家

雲はあるけど、気持ちよく晴れている。

日本では味わえない、爽やかな夏。

f:id:ariruariru:20200816010630j:plain

次の目的地へ向かうにはまだ時間があるので、

この日も午前中はアムステルダムをうろうろ。

 

お世話になったアムステルダムの足、トラム。

角張ったフォルムの旧型がかわいらしい。

f:id:ariruariru:20200816010637j:plain

 トラム好きとしてはたまらない街、アムステルダム

トラムが走る街は全部好き。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

さて、アムステルダム最終日に

やってきたのはこちら。

オランダが誇る巨匠、「レンブラントの家」だ。

HPはこちら

  ↓

www.rembrandthuis.nl

 

レンブラントの家は、ダム広場の東側、

運河と運河に挟まれたエリアに

ひっそりと建っている。

 

おや?レンブラントの家で、

ヤン・リーフェンス展をやっている模様。

f:id:ariruariru:20200816010647j:plain

中は撮影禁止だったので写真はないが、

レンブラントが20年間暮らしたお家。

建物自体は1606年に建てられたものらしい。

江戸時代初期!

f:id:ariruariru:20200816010703j:plain

レンブラントといえば、

アムステルダム滞在中に訪れた

国立美術館」や、過去に訪れたことの

ある有名な美術館で作品を観てきた。

 

国立美術館の「夜警」の迫力はすごかったなぁ。

演劇の舞台の、とある場面の静止画像みたいだ。

その場面をまさに切り取ったような。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

アムステルダム国立美術館のHPはこちら

     ↓

https://www.rijksmuseum.nl/jp/general-information-japanese

 

運河のある風景と自転車

どこを切り取っても絵になる、

アムステルダムの運河のある風景。 

レンブラントの家」の前からの眺め。

f:id:ariruariru:20200816010710j:plain

この自転車が、いい感じを出しているんだよなぁ。

平らだからこそ、なせる業。

 

自転車問題もいろいろ起きてそうですが、、。

中央駅前の自転車たち。

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中央駅の裏手はこんなことに、、、。

なんか見てはいけないものを見たような。

f:id:ariruariru:20200816111532j:plain

 

でも、整備された自転車道をきっちり走って、

f:id:ariruariru:20200816113516j:plain

信号が変わるまでの秒数が出たりして、

f:id:ariruariru:20200816114852j:plain

ちょっと日本に通ずるところがありそうな、

まじめで、無駄なことが嫌いなオランダ。

 

やっぱり好きでした、そんな国も。

さて、アムステルダムに別れを告げて。


 

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