「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その26>「旅に出るならどの方角?」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その26>」。

なんてことのない、私の頭の中の

ぐるぐる思考を書き連ねただけの文章です。


目次

 

旅に出るならどの方角?

旅のことを考えながら仕事していると、

そのことをまるで見透かされたかように

同僚から唐突にこんなことを尋ねられた。

 

「旅に出るなら、東西南北どの方角?」

 

だって。

 

えーっと、、、ヨーロッパだから、、、

などと私が言い淀んでいると、

「心理テストだから!考えないで!」

と言われたのだが、どう考えたところで

答は「西」だった。

 

頭をよぎったのは、地図上では

ヨーロッパは西の方角になるけど、

北極を通ったら北ということになるのか?

などと、この場合にはどうでもよいことが

頭をかすめただけで、どう考えても「西」。

 

海外ならヨーロッパだし、国内なら西日本。

瀬戸内や九州の風情が大好きだ。

 

哲学の旅を好む旅人?

「西」に向かう旅を好む人は、

哲学の旅を求めているんだとか。

そうか、あながち外れてもいない。

いつも考え事をしながら旅をしている。

たしかに私は、哲学の旅を好む旅人かも。

 

ちなみに東へ向かう旅を好む人は、

都へ向かう上昇志向の人。

確かに東京方面?ニューヨークか?

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(2019年東京。確かに私の東京旅は、キラキラしたところを外したルートのような気もする。)

 

そして、北へ向かう旅は色恋を好む人、

恋敗れて北へ向かうのか、、、。

南は、沖縄、ハワイと新婚旅行ルート。

華やかな旅を好む人。

 

ということらしい。

(かなりざっくり言うと。)

 

なんとなくわかる気もするし、

どうってことない話なんだけど、

私が西へ向かう旅を好むのは、

それなりの、もしかして何か潜在的な理由でも

あったりするのでは?と思えておもしろい。

 

西へ向かう旅に出る理由?

ヨーロッパへ向かう理由と、

瀬戸内へ向かう理由が、

実はどこかでつながっていたりしたら

おもしろいなぁ。

理由なんて意識してなくても

本能的にそこへ向かっていたということ?

でも実は、何か理由があるのかもしれない。

 

瀬戸内海を眺めるとなんだか懐かしい気分になって、

タイミングによっては思わず泣けてしまうことがある。

もしかして、これに理由があったりするのだろうか。

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(2017年。瀬戸大橋からの風景は格別。)
 

ポルトガルリスボンの街が、

初めて訪れた時から懐かしく感じた。

もしかして、これにも理由があったりするのか。

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(2006年。借りた部屋のテラスから大聖堂。アルファマに暮らす。) 

 

そして、それらの理由は何か一つのものに

つながっていたりするのだろうか。

 

哲学の旅ではなく、旅を哲学的に考えたくなった、

さりげない日常の会話。

旅の話題を投げかけてくれたのは同僚の優しさか、

はたまたそれは偶然のなせる業か。

まじめに仕事に取り組めという、神様の苦言か。

 

ちょっと一息。

旅に出られない今も大事にしよう。

そしていずれ、西へ、西へと、、、。

 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!今日は水の都ブルージュへ日帰り旅!中世の街に飛び込む」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

今日はブルージュへ!

ただいま、ブリュッセルに滞在中。

ホテルでは、食べすぎ注意の朝食をいただいて、

この日もブリュッセルからちょっとだけ遠出。

いいホテルは朝食も豪華で飽きない!

(めずらしく5つ星ホテルに宿泊中。)

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ariruariru.hatenablog.com

 

この日はブルージュへ。

「水の都」、「北のベネチア」と呼ばれる街。

ブリュッセルから1時間程度で行ける、

前日に訪れたアントワープに続いて

これまた日帰り旅としてとってもよい目的地だ。

 

前日のアントワープはこちら

     ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

屋根のない美術館

この日はちょっと曇りがち。

気温も低めで涼しいけど、相変わらずまぶしい。

快適な列車で1時間ほど、あっという間に

ブルージュ駅に到着! 

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すっきりした機能的な駅舎。

外観もこんな感じ。

ベルギーの鉄道は使い勝手がいい。

往復割引や週末割引などの

お得切符も種類豊富でなんだか楽しい。

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ブルージュ(Brugge)とは、「橋」という意味で、

文字通り運河が張り巡らされた街には

いくつもの橋がかかっている。

もとは北海と水路で結ばれた街として、

中世に貿易港として栄えた。

 

しかし15世紀には水路が浅くなってしまい、

海とは切り離されてしまったらしい。

そのおかげというのもおかしいが、

結果的にブルージュは、中世の面影が

そのまま残る美しい街として現在に存在している。

ブルージュの歴史地区は、

「屋根のない美術館」と呼ばれているらしい。

 

中世の街に飛び込む

駅前は広々としていて、地方都市の駅前といった雰囲気。

でも街の内側へ一歩入ると、雰囲気は一変する。

一気にタイムスリップしたような気分。

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駅から列をなしている人の流れに沿って進む。

向かう先はどうやら街の中心にあるマルクト広場。

正面には美しい鐘楼が見えていて、それに向かって歩く。

鐘楼はマルクト広場に面して建っているのだ。

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ずっと見えていた鐘楼の前に到着。

鐘楼は13~15世紀に建てられたもの。

高さは88mで、街のさまざまなところから

鐘楼のてっぺんが見えている、

まさにこの街のシンボル的な存在だ。

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鐘楼のカリヨンは15分おきに鳴らされている。

フランスとベルギーにまたがる世界遺産

ベルギーとフランスの鐘楼群」として

このブルージュのカリヨンも世界遺産の1つだ。

 

鐘楼の中庭に入ってみると、そこには入り口が。

鐘楼の上に登れるということなので、

街歩きの前に上ってみることにした。

(当時は5ユーロなり。現在は6ユーロ。)

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366段の石のらせん階段が延々と続く。

ヨーロッパを旅していると、古い塔にのぼる

機会は結構度々あって、目が回る経験も

足が棒になる経験もあるけど、なかなかの、、、。

 

足も疲れるけど、それ以上に目が回る~。

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階段は一つしかないので、降りてくる人もここを通る。

譲り合い、微笑みあいながら行き交う。

途中からは譲っている感じを醸し出しながら、

自分はちょっと休憩したりして、、、。

きつくなってきてからは、意外と

この中心にあるロープが役に立った。

 

カリヨンの演奏するところ。

楽譜が張り付けてある!

これが日常の一部だなんて、まさに中世の気分。

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ではでは、苦労して上った鐘楼からの美しい風景は、

次回に紹介いたしましょう。

そろそろカリヨンが響き渡る時間かな。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アントワープからブリュッセルへ!グラン・プラスでの食事と文化について」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

ちょっとのんびりアントワープ

この日は朝からブリュッセルを離れ、

アントワープへ。

 

ariruariru.hatenablog.com

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この街出身のルーベンスに誘われ、

ノートルダム大寺院(大聖堂)を見学。

 

その後は、グローテマルクトへ。

ノートルダムのすぐそばにある広場だ。

 

手前は「ブラボーの噴水」で、

その後ろはアントワープの市庁舎。

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噴水の像がおもしろい。

躍動感があってちょっとコミカルにも感じる。

 

このグローテマルクトという広場も、

ブリュッセルのグランプラスのように美しかった。

広場にはギルドハウスが建ち並んでいて、

絵本の世界のようだ。

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その後はシュヘルド川まで歩いてみた。

川の堤防へのぼって街を振り返ると、

存在感たっぷりのノートルダム

 

そして、それをじーっと眺めるおじいちゃん。

きっと街の人だと思うけど、

見慣れた街の人でも、

たまにはじっくり眺めたくなるくらいの存在感

とでもいうことか。
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さて、ノートルダムのそばをすり抜けて、

そろそろ帰路へ着こう。

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日帰り旅のはちょうどよいアントワープ

帰りも快適な電車旅であっという間にブリュッセルだ。

いったんホテルへ戻ってちょっと休憩。

 

洗練されたブリュッセルでの夕食

そして再び夕刻に動き出した。

ホテルの立地はグラン・プラスのすぐそば!

アントワープのちょっと素朴な雰囲気も素敵だけど、

やっぱりブリュッセルのグラン・プラス

洗練されたこの感じは圧巻だなぁ。

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というわけで(?)、この日の夕食もグラン・プラスで。

広場に面したお店のテラス席で舌鼓。

本日は、牛肉のビール煮込みとコロッケ。

やっぱりビールの国だ!

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いただいたのは、このお店。

お店の佇まいがとっても素敵。

もちろんお料理も最高に美味しかった。

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美食の国ベルギーを実感

ベルギーという国は、本当に美食の国だ。

この旅では、オランダから南下してきたから

余計にそう思うのかもしれない。

オランダの料理がまずいということではないけど、

明らかに違う文化だということが肌で、

いや舌で感じられる。

 

質素を重んじるプロテスタントとは違う、

美味しい食べ物を追求するのは

やはりカトリックの文化なのだろう。

 

街を歩いていて音楽やダンスに出会う機会も

ベルギーに入ってからぐっと増えたように思う。

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私旅の旅は、まだここから南下する。

こんなにも文化の違いを実感する旅になるとは、

旅の計画を立てた段階では思ってもいなかった。

 

1つの街に拠点を置いてじっくり過ごす旅が

好きだけど、今回の旅は、

移動しながらの旅の魅力を

存分に感じられる旅になりそうだ。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その25>「もがく旅人は、海が恋しい。」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その25>」。

とうとう冬がやってきてしまった。

行きたいとこリストばかりが増えた2020年だったなぁ。


目次

 

もがく旅人

旅に出られない、もどかしい日々が続く。

仕事は忙しくて、ありがたいような、

それはそれで怖いような、

なんとも正解のない日々の連続。

一言でいえば、「不安」というヤツだ。

 

日々、もがいている旅人。

海外旅行にも行きたいし、温泉にも行きたい。

さっきテレビで見た草津温泉

コロナが落ち着いたら絶対行こう。

もちろんヨーロッパも。

今度こそ、イタリアのシチリアだ。

 

でもでも、今すぐにどこへ行きたいかと言われたら、

「海」かもしれないな、と思ったりする。

 

旅の途中で出会った海

普段は、海を目的地に出かけたりしない。

自然が嫌いなわけではないけど、

それを楽しむことを目的とした、

例えばキャンプなどのアウトドアには

まったくといっていいほど興味がないのだ。

 

でも今、ふと思うのは、旅の途中で出会った

「海」かも。ちょっと疲れているのかな、、、。

 

例えば、何気なくふらっと訪れた、

兵庫県神戸の六甲アイランド

思い返せば、それは2018年3月のこと。

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友人としゃべって食べての夜を過ごして、

ホテルに一泊した小旅行。

翌朝、私たちの前に広がっていたのは、

こんなすばらしい海の風景だった。

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だれもいない。静かだ。

雲一つない空から、太陽の光が降ってきて、

まぶしくて気持ちよくて直射日光が暑くて。

思わぬところででくわした、

素敵な時間だったな。

 

そして、例えばそれは岡山県牛窓

 冷たい風が容赦なく海から吹きつける

2017年12月。

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神々しく光る瀬戸内海と、

暮れていく空の美しさに見惚れた。

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海が恋しい

なぜだか海が恋しくなった冬。

知らず知らずのうちに、海に癒されていたのかなぁ。

普段の私は、都会で忙しい生活している。

旅に行かない限り、海を見ることはないのだ。

そんなことに改めて気づいた、この冬。

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(2014年春。兵庫県網干にて。)

 

「旅要素欠乏症」の自覚は十分にあったのだけど、

まさか「海」不足という症状もあったとは、、、。

 

ariruariru.hatenablog.com

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気づくのに10か月かかった。

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(2018年冬。よく晴れた鎌倉。江ノ電に乗って。)

家から一番近い「海」を眺めに行ってみようかな。

行ったことないけど。

 

初めて、海を見ることを目的とする

小さな小さな旅へ出かけてしまいそうだ。

いつもの旅に出られない旅人は。


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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ルーベンスが迎えてくれる、アントワープのノートルダムへ!」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

アントワープノートルダムを堪能!

ベルギーのブリュッセルに滞在中。

この日は朝からオランダとの国境に近い

港町アントワープへ。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

アントワープは大きな港町ではあるものの、

ブリュッセルの大観光地とは違って、

ちょっとのんびりした雰囲気で

街歩きが楽しい。

 

そしてアントワープの最大の見どころは、

ノートルダム大寺院(大聖堂)だ。

14世紀から建築が始まったという、

ベルギーでもっとも大きなゴシックの教会。

 

広場のルーベンスに気を取られていたら、

その後ろにドーンと!

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ノートルダム大寺院(大聖堂)と言えば、

あの「フランダースの犬」の物語のラストシーンの

舞台になったところ。

教会でネロがパトラッシュと息をひきとり、

天使たちに天国へ連れていかれるシーンは

とても感動的で有名だ。

 

と書きつつも、実は私自身はあんまり思い入れはなく、

特に感傷的な気分にはならなかったのだが、

ただただ見事で素晴らしい教会であることは間違いない。

 

壮観で荘厳な外観!

まずはこの外観!

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 見事というほかない!

このそびえる塔がアントワープの街の

どこからでも見えている。

 

内部も素晴らしい!美しい!

大聖堂の中はとても広くて、

中へ入った瞬間に外の世界とはまったく

違う空気が自分にまとわりついてくる感じ。

その空気感に酔いしれる。

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ここにはルーベンスの作品がある。

教会の中央にあるのは、「聖母被昇天」だ。

近づいた写真が残ってなくて残念、、、。

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ルーベンスを堪能する

こちらもルーベンスの作品、「キリスト昇架」。

男たちがキリストを十字架にかけようとする

様子が描かれている。

 

教会の内部は明るく、ルーベンスの作品に

まるでライトがあたっているかのようだ。

絵画の色の鮮やかさに驚かされる。

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そして、例の「フランダースの犬」で

ネロが最後に一目と想い焦がれて

たどり着いたのが、こちらの「キリスト降架」の前。

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「キリスト降架」では、磔の刑にあったイエス

亡骸がおろされる様子が描かれている。

青い服の女性がマリアで、赤い服の男性が弟子ヨハネ

エスの足を持つ金髪の女性がマグダラのマリアだ。

 

想像以上に鮮やかな色合いに驚かされる。

教会の中はひんやりとしていて

カラッとした明るい空気。

 

ネロがたどり着いて息をひきとるという、

悲劇的なシーンを思い描きながら訪れたからか、

拍子抜けというか、いい意味の違和感というか。

 

夏のアントワープノートルダム大寺院(大聖堂)は

爽やかで明るくて、ルーベンス

「どうぞ!」と明るく迎えてくれているような

そんな印象だった。
 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルからアントワープへ!ルーベンスに誘われる街歩き」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

アントワープの日帰り旅へ

ブリュッセルへ到着した翌々日。

この日は朝から行くと決めていた場所があった。

それは、アントワープという街。

アントワープとは、オランダとの国境に近い

ベルギー北部の街で、港とダイアモンドと

ルーベンスで知られる街だ。

ブリュッセルから列車で40分で行ける、

日帰り旅にピッタリの距離。

前回ベルギーを訪れた際も立ち寄った。

 

実は「アントワープ」という発音は英語で

表記は「Antwerp」、フランス語だと

「アンヴェルス」で「Anvers」、

オランダ語だと「アントウェルペン」で

表記は「Antwerpen」となる。

 

オランダで話されているオランダ語

ベルギーで話されているオランダ語

また違う部分が結構あるようだが、

ざっくりいうと、オランダに近いとオランダ語で、

フランスに近いとフランス語で、

ドイツに近いとドイツ語のところもある

というのが、ベルギーの言語。

という諸所の理由から、結構英語も通じる。

というわけで(?)、結局私は多少なじみのある

アントワープ」という呼び方で呼んでいる。

 

ブリュッセルから往復の割引切符で

IC(インターシティ)に乗り込む。

あっという間にアントワープ中央駅へ到着した。

乗りなれない列車に乗って、列車の中やら

車窓やらをものめずらしく眺めていたら、

40分なんてあっという間だ。

 

到着早々に見どころが

アントワープ中央駅は、国の重要文化財

指定されている壮大な建物。

到着早々、見どころが登場。

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駅なのか?宮殿なのか?教会なのか?といった様相。

いかにもヨーロッパという雰囲気で、荘厳ですらある。

 

この階段がまた素敵!

古い映画のワンシーンに登場してそう。

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こんな駅から長い列車の旅を始めたりしたいなぁ。

夜行列車に揺られるような旅を。

列車の旅好きの心をくすぐる情景だ。

駅舎を出て振り返ると、外観はこんな感じ。

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アントワープを気ままにぶらぶら

駅を出て、目の前の通りをまっすぐ西へ歩く。

通りにはダイアモンドの写真が出ている店が並ぶ。

アントワープはダイアモンドの街なのだ。

私にはまったくご縁のないものだけど、

店が並んでいるとやっぱり華やぐもんだなぁ。

 

アントワープは、世界のダイアモンド取引の

中心となる街で、その取引量は世界の6割を占めるとか。

 

さて、特に何をするというわけでもないのだが、

アントワープをぶらぶらしにやってきた。

もちろん、せっかく来たのだから観光地は

とりあえずまわってみるのだけど。

 

駅からまっすぐ1キロくらい歩くと、

フルン広場という大きな広場へさしかかった。

この広場にかっこよく立っておられるのが

ルーベンスだ。

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 17世紀に活躍した画家のルーベンスは、

まさにこの街アントワープの出身なのだ。

 

ルーベンスに「ようこそ」と誘われ、

フラン広場の中を歩くと、

ルーベンス像の後ろにそびえる

ノートルダム大寺院の塔が美しい。

 

ルーベンスの家をじっくり

アントワープの最大の見どころである

ノートルダム大寺院は、後で訪れるとして、

私たちが先に向かったのは、ルーベンスの家。

実際にルーベンスが暮らしたアトリエ兼住居が

現在では美術館となっている。

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ルーベンスは画家としても名声の高かった人物だけど、

7か国語を操る外交官という一面も。

裕福な家柄の出身で、美しい調度品に囲まれ、

絵画のコレクションが趣味だった。

そんなルーベンスの一面を楽しめる、

ルーベンスの家。美術館と博物館が一緒に

なったみたいな施設だった。

 

美しいお庭は当時のものとは違うらしいが、

アントワープの中心に大きな邸宅を持ち、

ゆったりと余裕のある時間を

過ごしていたことが想像できる。

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入館の時にもらった解説書は英語付きのもの。

じっくり読みながらゆったりと見学した。

そんな空気が邸宅の中に流れていたから。

 

ルーベンス様、お邪魔しますよ」という感じ。

じっくり時間を割いて訪れたい。

またいつか。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その24>「地球の歩き方に教わったことは数知れず」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その24>」。

旅に出られない日々はまだ続きそう。

旅に焦がれる日々がまだまだ続きそうです。


目次

 

私の旅のバイブルだ!

悲しくなるようなニュースが飛び込んできた。

 

学研ホールディングス子会社の学研プラスが、

ダイヤモンド・ビッグ社から

海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」の

事業を取得するのだそうだ。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で

海外旅行客などが減少したことが影響し、

事業譲渡に踏み切った」と記事にはあった。

 

なんだか悲しくなるニュースだ。

事業は引き継がれるのだろうけど、

私にとっては旅のバイブル的な存在。

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(私の本棚の一角。)

 

同じ場所を何度も訪れる時でも、

最新のものを買って行きたくなる。

新しいものが出ると、

どこが改定されたのか気になってしょうがない。

 

新しいものを買ったときは、

前に持っていたものと、

1ページ1ページ照合したりしたこともあった。

 

私にとっては、そんな思い入れの強いものなのだ。

 

本屋に立ち寄ることがあれば、

必ずと言っていいほど

私はガイドブックのコーナーの前に立つ。

 

旅の予定がない時でも、

地球の歩き方」が陣取る棚を見ると

壮観な気持ちになるし、

次はこの中からいったいどの一冊を

私は買うことになるのか、

つまりは次回の旅の行き先はどこだろうと、

たぶん周りから見れば気持ち悪いだろうが

ニヤニヤしながら眺めていたと思う。

 

旅の始まりを告げる合図

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地球の歩き方」を実際に本屋で買う時には、

もう旅の準備がある程度進んでる場合が多い。

旅のプランが多少はできているか、

少なくとも訪れる国が決まった段階に

ならなければ購入できないからだ。

(まれに先に購入してしまうこともあったけど。)

 

さぁ!いよいよ「地球の歩き方」を

買う段階まで来たぞ!という気持ち。

私にとっては、旅の始まりを告げる

合図みたいなもんだ。

 

昔の「地球の歩き方」はページのめくる側に

青い色がついていた。

だから表紙を確認できなくても、

旅の途中の街角で、

「あ、あの人も持ってる、、」

と、わかったものだ。

 

歩き方片手に街歩きをする日本人を見かけると、

なんだかちょっとうれしくもあり、

ちょっと気恥しい気持ちになったりもした。

 

逆もしかりで、歩き方片手に街歩きをしていると、

「日本人の方ですよね?」と声をかけられることも。

道に迷って困っている日本人観光客や、

どうしてもとんかつソースを買いたいから

売っている店を知らないかと尋ねられたこともあった。

(なぜそんなにもとんかつソースを欲していたかは不明。)

そんなことも懐かしい旅の思い出だ。

 

時とともに変化するもの

そんな私も、最近の旅では、

スマホ片手に歩くことも多くなり、

歩き方を片手に歩くことはずいぶん減った。

今は断然、読み物として読んでいる。

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(列車の旅では移動中に読みふけることも。2011年夏、ハンガリーを出発する。)

 

地球の歩き方は当然のことながら

その土地土地に詳しい人が記事を書いたり、

詳しい人に取材して書かれているので、

それぞれに個性があっておもしろい。

 

日本人にとってはちょっとマイナーな国や地域になると、

より一層個性が濃く出るのもまたおもしろい。

 

また、昔と今でも書き方や構成はずいぶん違っている。

昔にお世話になった歩き方も、

全部残しておけばよかったと

今となっては後悔している。

(スペース的に無理だったけど。)

 

それは、書いている人が違うというのもあるだろうが、

時代が変わって旅のスタイルが変化したからだろう。

そして、私の旅もずいぶん変化した。

時代ももちろん、自分の年齢や立場が変わったから。

 

そんな旅人に寄り添ってくれる本だと思っている。

まさに「地球の歩き方」を

私に教えてくれる一冊なのだ。

愛読書といっても過言ではない。

 

旅先でこれを持っている人と

遭遇するような旅がまたできるといいな。

 

私はきっと、これからもずっと

お世話になることになると思っています。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルで食べるベルギーらしい料理!旅の夕暮れに想う」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

グランプラスでベルギーらしい夕食を!

この日は長めのシエスタ

ちょっとお疲れ気味の私たちを癒してくれる、

グランプラスからすぐのホテルと、

ベルギーワッフルの糖分と、

ベッドでゴロゴロしながら飲むビール。

 

さて、夕食へ向かいましょう!

こんなにゴロゴロしていただけなのに、

ちゃんとお腹が空いてくるから不思議。

 

向かった先は、やっぱりグランプラス。

グランプラスに面したお店はどこも満員。

その一角にあるお店に入ってみる。

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お店の窓からは、美しいグランプラスの建物。

素晴らしい立地のお店だなぁ。

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さてさて、ホテルでゴロゴロしながらビールを飲んだのですが、

ここはビール大国ベルギーということで、

ビール飲み比べセットを注文。

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私はたいして飲めないので、味見程度。

旅の友人はなかなかの呑んべえ、、、いや、イケる口なので。

 

そしてお料理は、「ワーテルゾーイ」という

ベルギーのクリームシチュー的なお料理と、

シコンのグラタン。シコンとはチコリのことで、

シコンのグラタンは、ベルギーを代表する郷土料理だ。

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暑い日に、熱々のお料理をハフハフ言いながら、

苦みのあるベルギービールでいただいて、

まさにエネルギーを補給している感じ。

 

その土地のものを、その土地でいただくって、

本当に幸せなことだなぁ。

自由に旅に出られない今、心の底からそう思う。

 

旅の夕暮れに想う

ゆっくりとした食事を終えて店の外へ出ると、

そこに広がっていたのは美しい影絵の世界。

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グランプラスに面したギルドハウスのシルエットが、

何とも言えない少し水蒸気を帯びた空に浮かび上がる。

 

スクリーンのようになった空は、

どこまでも遠く向こうにありそうでいて、

手が届きそうな手前にありそうにも見えて、

遠近感を失わせる不思議な時間。

でもそんな時間は長くは続かない。

 

そんな風にぼんやりと空を見上げている間にも、

刻々と空の色は光を失っていく。

時折、細くなっていく太陽の光が白い雲をとらえた時だけ、

急にあたりが一瞬明るくなって、

昼に連れ戻されるのかと変な気分になったり。

でもまたやっぱりだんだんと色を失っていく。

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グランプラスには、この時を楽しむ人々の群れ。

みんな、楽しみ方をよく知っているな。

私もその一員になってみよう。

時刻はようやく午後9時半。

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旅の夕暮れに想う。

普段は考えもしないようなことや、

ずっと心に引っかかっていたこと。

急に腑に落ちる答えが見つかったりするものだ。

 

旅の道中できっと何かが解き放たれて、

普段は見えないものが見えるのかもしれない。

 

刻々と移り変わる時が目に見えて感じられる、

こんな旅の夕暮れ。

 

みんな考えていることは違うけど、

この瞬間を、この場所にいる他人と共有している。

みんな、何かが見つかるといいなと素直に思う。

 

この時をここで過ごしたことが、

この時も、この後の未来も、

すべての人にとっての素敵な時間に

なりますように。

私がそうであるように。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルの丘を下った先でワッフルをほおばる夏」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

ブリュッセルのちょっと蒸し暑い夏

ベルギーのブリュッセルに前日に到着。

旅もいよいよ折り返し地点だ。

朝から王立美術館を堪能し、

懐かしいサブロン教会で思い出に浸った。

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

気持ちよく晴れた日!

実は、、、蒸し暑~い!

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オランダはひんやりとした夏だった。

北ヨーロッパを感じさせる爽やかさ。

アムステルダムで雨に降られた日には

寒さに震え、上着を買うかどうか悩んだくらいだ。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

ほんのちょっと南下しただけなのに、

ブリュッセルの夏はぜんぜん違った。

というより、こっちのほうが私にはなじみのある夏。

日本の夏のようなむせかえる暑さではないが、

日差しが強くてじっとりしている夏の昼間だ。

 

きっと日本から直接ブリュッセルに入っていたら、

「涼しいー!」と言っていたのだろうが、

オランダの涼しい夏を一週間堪能した後なので。

 

丘を下る!

さて、王宮や王立美術館のある丘の上からは、

グランプラスに建つ市庁舎の塔が美しく見える。

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どんどん下っていく。

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そしてたどりつくのは、グランプラス。

今日も美しい。

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少し暑い気候と、丘を登ったり下りたりのアップダウン。

オランダにはなかった疲れが私たちを襲う、、、。

(オランダは坂がないので。)

 

ワッフルで糖分をチャージ!

糖分をチャージ!

ベルギーワッフル買って、グランプラスの日陰で食べよう。

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チョコレートをたっぷりかけてもらって、

口元を子どものように汚しながら食べる。

これで疲れが癒えた。

と言いたいところだが、旅の疲れも相まって、

結局私たちはこのあと、ホテルでシエスタ時間。

グランプラスから歩いてすぐのホテル、ありがたい。

 

ワッフルが甘すぎたのかな。

大人な感じでビールを飲んでゴロンという、

至福のひとときを。zzz

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この日のシエスタは、結局疲れとビールのせいか、

すっかり熟睡してしまい、気づけば夜だった。

 

寝ぼけ眼をこすりながら、

美しい夜のブリュッセル

美味しいものを求めてさまようのだ。

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その23>「旅のホテル選びは、多少の不便すらウェルカムだ!?」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その23>」。

旅に出られない日々はまだ続きそう。

旅に出るとき、どんなことを考えていたか、

懐かしみつつ振り返ります。


目次

 

どうやってホテルを選んでる?

大切な旅の要素のひとつ、それはホテル。

そこには私の好みが存分に出ている。

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(2013年のフランス。パリで泊まったのは、カルチェラタンのパリらしいホテル。)

 

ヨーロッパを旅するときは、

三ツ星ホテルか、四つ星ホテルを探す。

三ツ星ホテルのサービスで十分なんだけど、

時に四つ星ホテルが割引になっていたりするので

まずはお得感を大切に検索。

 

ヨーロッパは地続きだけど、

お国によってやっぱり相場の違いがあるから、

冷静にいくつかを比べなければならない。

 

最後はやっぱり思いつきで決めちゃうんだけど、

そこに至るまでには綿密な下調べを

欠かさないのが私の決め方だ。

 

ホテル選びで譲れないのは立地。

私の旅はできるだけ歩きたい旅なので、

立地がなにより優先される。

駅まで歩けるか、観光地まで歩けるか、

安全な場所か、など。

だいたいの候補地を決めてからホテルを探す。

 

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(2013年のパリ。ホテルの窓からはパリの街角。駅まで3分、ノートルダムまで歩ける距離。)

 

あたりをつけたらお値段とホテルの雰囲気。

ヨーロッパを旅するときは、

ヨーロッパらしいホテルに泊まりたい。

大規模なアメリカンタイプのホテルや

アメリカの大手チェーンのホテルは選ばない。

 

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(パリのアパルトマンみたいな雰囲気のホテル。ゆっくり過ごしたくなる。)

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(カードキーは便利だけど、こんな重たい鍵もこの街では乙な気がする。)

 

パリではパリらしく

2009年にパリを訪れた時に泊まったホテル。

カルチェラタンにある、その名も

カルチェラタン」というホテル。

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こんなヨーロッパらしい佇まいのホテルが好きだ。

せっかくパリに泊まるなら、パリの街らしく。

過ごしやすさも大事だけど、譲れないものがある。

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部屋の窓からこんな風景を見るのが好き。

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なんだか暮らしている気分になれるから。

 

多少の不便もウェルカム!

立地重視でホテルを選ぶと、

お値段と折り合いがつかなかったり、

こんな感じでお部屋がとても狭かったりもする。

シャワーの出が悪かったりも。

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でも結局、それもまたパリらしくて好き。

狭いアパルトマンを自分が借りて住んでる気分。

シャワーの出が悪いもの、この街らしいかと思ってみたり。

 

「暮らしている気分を」といいながらも、

本当に暮らしてしまったら、それらのことも

生活の利便性としては困った日常の問題だ。

 

でも、私はあくまで「旅人」だ。

数日を過ごしたらその街を離れる。

その数日を暮らすように過ごすためには、

多少の不便を買ってでもしたいところ。

 

その街らしい多少の不便はウェルカム!

 

それが、私のホテル選びの基準だったようだ。

今までなんとなくやっていたけれど。

今度からは自覚をもって、

積極的に、不便を買ってやりたいな。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!思い出深いノートルダム・デュ・サブロン教会」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

思い出深いノートルダム・デュ・サブロン教会

ロワイヤル広場から南西に向かうと、

ノートルダム・デュ・サブロン教会がある。 

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ariruariru.hatenablog.com

 

美術館を堪能し、ランチを済ませた私たちは、

美術館の南西にある、この教会へやってきた。

 

この教会は私にとって、とても思い出深い場所だ。

 

ちょっと回顧が長くなるが、

初めてブリュッセルを訪れた、今から20年ほど前、

私は、まだヨーロッパを旅慣れない若者だった。

なぜベルギーのブリュッセルに滞在しようと

思ったのかは今となっては定かではないが、

2週間ほどルイーズ駅が最寄りのホテルに滞在した。

ルイーズ駅とは最高裁判所の近くの地下鉄駅だ。

 

そこからグラン・プラスのある旧市街へは、

ぐんぐん坂道を下っていくことになる。

もちろん地下鉄に乗ることもできるけど、

滞在中のほとんど、街を歩いて暮らした。

 

旅の初日に最高裁判所まで歩くと、

眼下に美しいブリュッセルの街が見渡せた。

そして、最高裁判所につきあたる道を進むと、

ノートルダム・デュ・サブロン教会に出会う。

 

ヨーロッパの街には教会は欠かせない。

知ってはいたけど、知らなかった。

 

外観の荘厳さに目を奪われて、

教会の周りを一周したのを覚えている。

なんだか何かに導かれているような感覚。

「入っていいのかな、、、」

と、入り口で戸惑った覚えがある。

教会の入り方も知らなかったのだ。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

キリスト教徒でもないのに、教会に入っていいものか、、、

そんな躊躇する気持ちがそのころはあった。

でも扉の向こうに、ちらっと見えたステンドグラスの

美しさに見惚れてしまい、気がついた時には

もう教会の中だった。

 

やっぱりすごいステンドグラス

そして今回の旅でも、やはり、

ステンドグラスが素晴らしい。

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教会の中で、椅子に腰を掛けて、

ゆっくりと教会の雰囲気を味わう。

 

今では、旅の途中で出会う教会でいつもしていることだけど、

最初にそんな教会での過ごし方を知ったのは、

このノートルダム・デュ・サブロン教会だった。

 

今はこんな風に教会の雰囲気を味わっています。

    ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

きっと、サブロン教会で教わった

初めてブリュッセルを訪れた時、

この教会の雰囲気のすばらしさに惚れ込んで、

滞在中のほとんど毎日ここに通った。

 

街歩きにでかける前、朝の空気の教会は

とても静かで心が和む。

その日一日の過ごし方を思い描いたりしながら

短い時間をこの教会で過ごした。

 

そして、帰りにも教会に寄った。

休憩を兼ねて椅子に座り、旧市街の喧騒を遠ざける。

ここでリラックスしてからホテルに帰った。

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日によって時間によって、ステンドグラスの見え方も変わる。

何度も同じ教会に通うとわかることがあった。

 

教会って、この空気を求めてくる人のために

あるものなのかな。

もしそうなら、私も堂々と入っていいんだ、と。

 

これが正解かどうかはわからないけど、

私は私なりにそう感じて、現在に至っている。

きっと、このサブロン教会で教わったことだ。

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今回の旅は、ノートルダム・デュ・サブロン教会の

お礼参りの旅だったのかもしれないな。

 

9年ぶりに訪れた教会で、

心に浮かんだのは、感謝の言葉だった。

ありがとう。

教会の、キリスト教の、

ヨーロッパの魅力を教えてくれて。

すっかりハマっています。 

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルの王立美術館とランチ」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

丘の上の散歩

ブリュッセルへ到着した翌日。

朝から教会の静かな空気を感じて、

街歩きをスタート。

だんだん気温が上がってきた。

 

サン・ミッシェル大聖堂を後にして、

王宮まで歩いてきた。

気持ちの良い天気!

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王宮の前は広大なブリュッセル公園。

公園を抜けて南下して、美術館を目指した。

おぉ、グラン・プラスに建つ市庁舎の塔が!

下の街と丘の上の高低差って、

こんなにあったんだと改めて。

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ブリュッセルの王立美術館

さて、目的地。こちらが王立美術館。

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この通りの奥に見えるのは、最高裁判所だ。

すごい存在感!

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近くに見えるけど、実はまだまだ先。

1キロ以上先なのだ。

最高裁判所の最寄り駅は「ルイーズ」。

 

かつてブリュッセルに滞在した時には、

この丘の上のホテルだったので、

この辺の界隈がとても懐かしく感じる。

 

さて、いよいよ、目的地の王立美術館。

日本語の表記もある。私にとっては2回目の訪問だ。

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王立美術館の見どころは、何といっても

ブリューゲルルーベンス

美術館は、古典美術部門と近代美術部門に分かれている。

美術館の入り口は丘の上にあるのだが、

建物自体は丘の街と下の街の境目に建っていて、

地下に降りていく感覚だが地下ではない。

なんとなく変な感じ。

 

ブリューゲルの「イカロスの墜落」

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・「ベツレヘムの戸籍調査」

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何かで見たことのある

ブリューゲルの作品がいっぱい!

暗い色合いだけど、想像以上に色が鮮やかでびっくり。

印象が変わった。

 

美術館の中はこんな感じの大空間。

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こちらは、近代美術部門にある、

スーラの「グランド・ジャット島」

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併設カフェで簡単ランチ

美術館はとにかく疲れるもの。

結構な距離を実は歩いているし、

頭や目を酷使しながら鑑賞するので、

目がチカチカしてくる。

 

鑑賞後には、美術館に併設されている

カフェで簡単ランチ。

キッシュプレートのランチにした。

美術館での鑑賞を終えた人たちが

楽しそうに食べている。

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美術館のカフェの雰囲気が好きだ。

ちょっと雑多で、明るくて、

何かを共有できそうな空間。

 

さぁ、一息ついたら、また歩こう。

 

 

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旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その22>「旅するコーヒー。旅先のコーヒーを懐かしんで」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その22>」。

旅に出られない日々。旅人の戯言が止まりません、、、。


目次

 

旅するコーヒー

私の旅に欠かせないのが、コーヒー。

私はちょっとコーヒー中毒的なところがあって、

日ごろもコーヒーが毎日欠かせない。

たくさん飲むわけではないけど。

 

そして私にとって、

美味しいコーヒーの記憶は、

ヨーロッパの旅なしでは語れない。

(ちょっと大げさですが。)

    

ariruariru.hatenablog.com

 

コーヒーに対してこだわりを持つ人は多い。

豆や産地やこだわる人あり、こだわる店あり。

豆の挽き方やコーヒーの淹れ方にこだわる場合も。

 

旅先で味わうこんな素敵なコーヒー

昨年末、倉敷へ出かけた。

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倉敷の美観地区はいつ来てもいい。

そしてこの路地の奥に、

美味しいコーヒーが飲める店がある。

 

この路地の奥。

クラシキ庭苑の奥にひっそりと。

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コバコーヒー(koba coffee)という店。

 

豆を選んで注文できる店は何度か行ったことはあるが、

このお店の魅力的なところは、

コーヒーの淹れ方を3種類から選べるというもの。

ペーパードリップ」、「サイフォン」、「フレンチプレス」の3種類。

こんなお店は初めて!

 

理科の実験のように、カウンターには

サイフォンが3つ並んでいた。

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メニューにはそれぞれの淹れ方の特徴が書いてある。

熟読したのちに、サイフォンを選択。

決め手は、サイフォンはより豆(銘柄)の

特徴(癖)が出ると書いてあったから。

コーヒー豆、そのものをいただきましょう。

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豆はブレンドを選択。ブレンドにも3種類あって、

「マイルド」、「ほろにが」、「ストロング」から選べる。

こちらは迷わず、「ストロング」を選択。

 

また、このチーズケーキが美味しくて。

まったりとしたニューヨークチーズケーキ。

最高の組み合わせ。

素敵なお店で、素敵な空間。

素敵な旅の中の1ページ。

 

私が気になるフランスのコーヒーは

大好きなコーヒー。

豆も気になるし、淹れ方も気になるけど、

私が一番気になるのは、

土地ごとで変わるコーヒーの飲み方である。

 

イタリアのエスプレッソも好きだし、

日本式のドリップで入れたコーヒーも好き。

 

フランスで飲むエスプレッソ。

普通に「コーヒー」と頼むと、エスプレッソが出てくる。

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(パリのオルセー美術館のレストランでいただくコーヒー。2019年夏。)

 

エスプレッソマシンで淹れられるコーヒー。

このコーヒーにミルクを混ぜると「カフェ・オレ」。

お店では「カフェ・クレーム」と書いてあることが多い。

 

本来「カフェ・オレ」は温めたミルクを入れ、

「カフェ・クレーム」は、スチームしたミルクを入れる。

本当は違うものだけど、お店で「カフェ・オレ」を

注文すると、「カフェ・クレーム」の状態で出てくる

ことが多い気がする。

 

フランスで「コーヒー」と言ったら、

これくらいの量のエスプレッソ。

ボルドーの駅中の安いモーニングセット。

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ボルドーの朝ごはん。この後電車で移動。2019年夏。)

 

やっぱり大好き!イタリアのコーヒー

イタリアへ行くと、もちろんコーヒーはエスプレッソ。

そもそもエスプレッソとはイタリア語だ。

量はぐっと少なくなる。濃厚!

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(イタリアのフィレンツェ。飲んでる途中ではありません。2015年夏。)

 

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(イタリアのボローニャで。2015年夏。)

 

そうそう、これくらいの量をぐびっと飲む。

これを飲むとイタリアに来たっていう気がする。

南下すればするほど、量が減り濃厚になる

エスプレッソ。

 

旅先のバールでぐびっと飲んで、

その日の街歩きのプランを考える。

 

駅のバールでテイクアウトして、

列車の中で車窓を楽しみながら飲む。

 

そんな旅。また気軽にできる時が

やってくるんだろうか。

信じて楽しみに待つしかない。

今は。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルの朝の教会で清々しい気分に」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

聖カトリーヌ教会の朝

ブリュッセル到着した翌日の朝。

ariruariru.hatenablog.com

 

この日は、旅のちょうど中日にあたる。

前半のオランダの夏の気候は、

涼しくてお天気が悪いと肌寒いくらい。

長袖のカーディガンが手放せない。

アムステルダム滞在中に、上着を購入するかどうか

かなり迷った。まだ旅の前半で

後々の荷物のことを考えたりして

結局買わなかったのだが、

お手軽なファストファッションの店などが

あったら、きっと購入していただろう。

 

アムステルダム滞在はこちら

   ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

ほんの少し南下しただけなのに、

ブリュッセルはまったく違う天候。

ちょっと蒸し暑くて、しっとりしている。

(日本の蒸し暑さとは比べものにならないけど。)

 

そんな朝。最初に出かけたのは、

聖カトリーヌ教会。すごい、荘厳な雰囲気だ。

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ホテルのそばのブルッケール広場から北西に進むと、

自然と教会前の広場に出る。

 

現在の聖カトリーヌ教会は、19世紀に建てられたもので、

この地はかつてブリュッセルの内港だったという。

100年以上前に内港は埋め立てられ、

その場所にこの教会は建っている。

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ネオロマネスク、ネオゴシック、ネオルネサンス様式を

取り交ぜて造られたという、少々変わった建築物。

建築家プラールが設計したものだ。

プラールと言えば、後にブリュッセル最高裁判所

建てたことで知られているのだが、

こちらは新人のころの作品なんだとか。

 

中は静かで、柔らかい空気。

とても落ち着ける雰囲気の教会。

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教会の界隈は、かつて魚市場があったことから

シーフードレストランが軒を連ねていて、

食事時にはかなりにぎわっているんだろう。

でも朝はとても静かで、心地よい空気が流れていた。

 

ブルスからグラン・プラスへ

教会を出て、南側の道を東へ歩くと、

「ブルス」の駅。「ブルス(Bourse)」とは

フランス語で証券取引所のことだ。

なんとも立派な証券取引所の建物。

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現在は証券取引所としては使われていない。

ビール博物館になるんだとか。

ブルスからちょっと歩けば、もうグラン・プラス。

青空がキレイ!

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グラン・プラスの広場へ出る時、

なぜか吸い込まれるような気分になる。

なんか吸引力をもっている広場というか、

勝手に吸い寄せられる気がするのだ。

 

そびえ建つサン・ミッシェル大聖堂

グランプラスを抜けて、

サン・ミッシェル大聖堂まで歩いた。

サン・ミッシェル大聖堂とは、ゴシック様式の聖堂で、

13世紀から15世紀に建てられたもの。

 

結構な高低差があり、坂道がつらい。

あらら、、、大聖堂前の広場が大々的に工事中。

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もうすぐそこだと思ってからがまた遠い。

丘の上に建つ大聖堂。手が届きそうで、

なかなか届かないのだ。

 

サン・ミッシェル大聖堂は、とても由緒正しい大聖堂。

1516年のカール大帝戴冠式が行われたのがここ。

歴代の国王の結婚式なども行われている教会だ。

 

朝日に照らされて、美しい!

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聖堂内部へ。サンミッシェル大聖堂は、 

ステンドグラスが美しいことでも知られている。

本当に見事!

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優美で温かみのある壮麗な内部。

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しばらく座って、心を落ち着ける。

ヨーロッパの旅にまだ慣れなかったころ、

教会の見学をどうすればいいのか迷った。

でも、キリスト教徒だとか、そうでないとか、

そんなことは関係ないのだということを

最初に気づかされたのがブリュッセルの街だった。

 

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

その街に再び戻ってきて、

光のシャワーが降り注ぐ中、

なんともいえない優しい空気に包まれている。

なんてすばらしい朝だろう!

旅とブリュッセルに感謝だ。

 

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オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!グランプラス周辺の散歩とブリュッセルの朝」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

素敵な夕食の後は

オランダからベルギーに移動してきたこの日。

長い一日だった。

  ↓

ariruariru.hatenablog.com

 

オランダのさっぱりした夏の夜に比べると、

ベルギーの夜は少ししっとりしていて

湿度を感じる。でも気温は日本と違って

ずっと低いので、心地よい夜だ。

 

夏でもぞくっとするくらいの

オランダの夜に慣れたところだったけど、

こっちの、ちょっと潤いのある夏の夜が好きだ。

 

さて、「シェ・レオン」で

たっぷりのムール貝をほおばったあとは、

ここちよいブリュッセルの中心地をぶらぶら。

 

「世界で一番美しい広場」と称えられる

グラン・プラスからのびる路地に入ってふりかえると、

美しい塔が目印のようにそびえている。

あれは、グラン・プラスに面して建つ市庁舎の塔。

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もう夜の8時を過ぎているが、まだ明るさが残っている。

お腹いっぱい、ちょっとほろ酔いで歩く美しい街。

これも、ヨーロッパの旅には欠かせない、

大好きな要素のうちの一つだ。

 

夜の風が少し生暖かくて、

南に下ってきたことを実感する。

今回の旅は、オランダ→ベルギー→フランスと

南下する旅。気候も空気も雰囲気も変わって、

新鮮な気分でブリュッセルを歩く。

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四方を建物に囲まれているグラン・プラス。

だんだん広場に影が落ちてくる。

ギルドハウスの特徴的な部分にだけ光が当たって、

よりいっそう建物の美しさを確認する時間。

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世界のどこにいても、すべてが美しく

見えるんじゃないかと思う、

このトワイライトの時間。

旅だからこそ、この時間を満喫できる。

 

ホテルまでの帰り道も

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暗くなるまでぶらぶら歩いて、ホテルへ戻る。

グランプラスから歩いて帰ることができるホテル。

 

実は今回の旅の9年前に、ブリュッセルに滞在したときは、

中心地から少し離れたホテルをとった。

滞在型の旅としては、中心地から少し離れた静かな界隈で、

お値段もお手頃でちょうどよいホテルだったけど、

滞在中に毎日通ったグラン・プラス周辺に

泊まってみたいと思うのは、そのころからの憧れだった。

 

今回の旅はたった4日の滞在。

タイミングよく見つけて予約したホテル。

これも呼ばれてきたのかもしれない。

 

ブリュッセルの朝

翌朝。ホテルの窓からは、しっかり見えている。

グラン・プラスに面して建つ、市庁舎の塔。

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お天気も悪くなさそうだ。

 

いつも通り、たっぷりの朝食とともに。

ベルギーワッフルが朝食のブッフェに登場。

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さて、今日はどこをどんな風に歩こうか。

新しい街で迎える最初の朝。

ホテルを出るのが楽しみになる。

 

ホテルの入り口を出る時、

最初に感じる風はどんな匂いかな。

心がうずうずしてきて

こそばゆい。

 

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