ポルトガル旅「リスボン・ベレン地区界隈を歩く!ジェロニモス修道院とベレンの塔」
目次
ポルトガルのリスボンへ
ポルトガルという国へ。
今から20年近く前。
急にポルトガルへ行きたくなった。
どんな国なのかもよく知らないのに。
自分でもなぜポルトガルに呼ばれたのかわからない。
そこから何度か訪れたポルトガル。
特に首都のリスボンには、
長く滞在していたので、思い入れが強い。
肩ひじ張らない庶民的な雰囲気や、
ちょっと日本と似ている食事。
シャイで親切な人々。
どことなくノスタルジックで懐かしい風景。
魅力に満ちた場所だ。
何度でも訪れたい、長く滞在したい場所。
リスボンのベレン地区へ
かつて栄華を誇ったポルトガルを感じるには、
ベレン地区がはずせない。
テージョ川沿いを西へいったところ。
発見のモニュメントは
テージョ川に向かって建てられている。
ポルトガルの栄華を支えた人物が、
テージョ川とその向こうに広がる大西洋を見ている。
1960年に建てられたモニュメントだが、
重厚感があってベレンのシンボルだ。
あふれる出る存在感!ジェロニモス修道院
そして何より存在感を示しているのが、
16世紀に着工された建物だ。
マヌエル様式という壮麗な建物。
まず大きくてカメラにおさまりきらない。
アングルに悩ませられる荘厳さ。
そして回廊の優美で繊細なこと!
お菓子の家のようなかわいさもあって、
栄華を極めた当時のポルトガルに想いを馳せる。
かつての要塞ベレンの塔
ベレン地区でもう一つはずせないのが、
ベレンの塔だ。
16世紀に船の出入りを監視する要塞として建てられた。
海と川の境にたつベレンの塔。
ここから昔の船乗りたちは、
命を顧みず旅に出たのかと思うと、
眺めも格別になる。
どこか懐かしい「ナタ」
ベレンを訪れたら必ず立ち寄る店。
エッグタルトのことだが、
日本で食べるエッグタルトとはまた違う。
ポルトガルの伝統菓子で
パイ生地の中にカスタードのようなクリームが
たっぷり入っている。
ポルトガルではどこでも食べれる「ナタ」。
リスボンの中心地アウグスタ通りに面したこんな店では、
店頭にたくさんの「ナタ」が。
ベレンの「ナタ」は
ポルトガルの伝統菓子は、
どれも素朴で懐かしい味わい。
フランスのお菓子のように
洗練された味ではないが、
どこか後を引く田舎のおばあちゃんを思い出す味。
ポルトガルの控えめな魅力は語りつくせない。