「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

イタリアでホームステイ「静かな存在感!ルッカに寄り道」

2010年8月

イタリア・フィレンツェでホームステイ。

大人になってからのホームステイは、

十代のころとは違う楽しみがいっぱい。

大好きな街で新しい発見の連続に忙しい。

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目次

ルッカの路地に響く音

この日は、友人を訪ねると言う

ホストマザーの車に便乗。

目的地はルッカの郊外だ。

 

ルッカフィレンツェから車で1時間半ほどの

距離にある、美しい城壁に囲まれた都市だ。

トスカーナ州の北部に位置しており、

旧市街の城壁が見事に残る街。

 

郊外の友人宅へ行くホストマザーの車を

旧市街の入り口で降りて、

美しくも庶民的な街に入り込む。 

https://www.instagram.com/p/BpXEaZFAaNE/

 

夏のトスカーナはほとんど雨が降らない気候だが、

この日は朝から曇りがち。

ルッカに到着したころには、

パラパラと雨が降ったり止んだり。

 

雨は街の色を濃くする。

夏の日差しで、

すべてが明るくなるイタリアもいいけど、

雨に洗われて本当の色を取り戻す瞬間も美しい。

 

歴史が匂いたつようなルッカの路地は、

しっとりとしていて、

石畳を叩く自分の足音が響いた。

 

街々で雰囲気の異なるドゥオーモ

ルッカの歴史は古い。

ローマ時代の遺跡も残る。

12~13世紀に建築されたロマネスク様式の

建物もいくつも残っている。

 

イタリアの街をめぐると、

その街ごとのドゥオーモの違いがおもしろい。

ルッカのドゥオーモは、

街の守護聖人サンマルティーノを祀った聖堂。 

https://www.instagram.com/p/BpWyu0zgodV/

 

ルッカのドゥオーモは、

ちょっと不思議な形だ。

ロマネスク様式で11~13世紀に建てられた聖堂は、

その後にゴシック様式につくりかえられた。

でもファザードはロマネスク。

時代の中で様式がつくりかえられるというのは、

イタリアではそんなにめずらしいことではないが。

 

正面には大きなアーチが3つ。

その上にアーチがいっぱい並んでいる。 

f:id:ariruariru:20181027235843j:plain

あれあれ……?

よーく見ると左右対称じゃない!

正面から見るとアシンメトリーなのだった。

まるで、だまし絵のように。

右側は鐘楼に食い込んでいるようにも見える。

アシンメトリーなのに離れて見ると

何の違和感もないのが不思議。

 

ホストマザーは、

「イタリア人はいい加減だから、

思いつきでそうしたんでしょう」と

冗談っぽく楽しそうに説明してくれた。

  

ただ古いのではない魅力

ただ古いのではない魅力があるルッカの街。

地層のように幾重にも重なる時代の文化が、

どころどころ表に顔を出している。

 

ローマ時代のものと、中世の雰囲気と、

さまざまな時代が並列するような街。

ドゥオーモからフィッルンゴという

美しい通りを進むと、

ひときわ印象的な広場に出る。

 

アンフィテアトロ広場と呼ばれるその広場は、

ローマ時代の円形闘技場の跡地だ。 

f:id:ariruariru:20181028001554j:plain

 まあるい形。かつての闘技場に今立っている。

この広場は、メルカート広場とも呼ばれている。

メルカートとは市場のこと。

 

ローマ時代はきっと人々が集まって

歓声をあげていた場所は、

街の経済の中心地になっている。 

https://www.instagram.com/p/BpWijG9l2la/

広場に面した建物はカーブを描いている。

庶民的な雰囲気に優美な建物があふれている。

 

静かで落ち着いたルッカの街。

こんなにすごい歴史を持った街が、

なんでこんなに普通の顔をして、

控えめに存在しているのか。

 

驚きとともに、そのままでいて欲しいという気持ち。

それは、きっとまた来ようと思っているからだ。 


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