「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!これがフィレンツェ!最高の眺め!」

2015年8月

 

この夏はイタリア・フィレンツェに滞在。

フィレンツェを拠点にイタリア中部をめぐる旅。

友人との2人旅だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

目次

 

朝は素晴らしい眺めから!

前の晩にフィレンツェに到着。

昨夜はぐっすり眠ることができた。

広場に面した部屋だけど、とても静かだった。

寝る前から楽しみにしていた窓からの眺め。

目が覚めたらまず窓を開ける。 

f:id:ariruariru:20201024154125j:plain

部屋の窓からはこの眺め!

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会が正面に見える。

教会の向こう側はサンタ・マリア・ノヴェッラ駅がある。

フィレンツェの鉄道の中心駅だ。

手前はサンタ・マリア・ノヴェッラ広場。

過去にフィレンツェを訪れた時に

何度も通っている広場だが、

上から眺めるとこんなに

気持ちの良い広場だったのかと再確認。

旅が始まったんだなと実感。

 

ホテル「サンタ・マリア・ノベッラ」

立地だけで選んでも充分に

満足感の得られるホテルだと思う。

ここから毎日、

いろんな時間帯のこの広場と教会を

眺められるのだから。

 私の旅の理想は「暮らすように旅する」ことなので、

ホテルはいわば家。

毎日、「行ってきます」と出かけ、

「ただいま」と帰りたい。

このホテルでは、その理想が叶いそう。

 選んだ自分を褒めてあげたい気分。

 

今朝は気持ちよく晴れて光も空も美しい。

 

8月のフィレンツェはほとんど雨が降らない気候だ。

朝晩は比較的涼しいが、昼間はかなり暑くなる。

今までも何度か夏に滞在したことがあるが、

日によっては結構蒸し暑くなる。

ついつい欲張りたくなるのだが、

ゆったりとした旅にしようと思う。

  

フィレンツェみどころ満載な街

今日も暑くなりそうな予感だ……。

ホテルの朝食をいただいて、

暑くならないうちに街歩きに出かける。

フィレンツェの見どころは数多あるのだが、

まず向かったのはドゥオーモ広場。 

f:id:ariruariru:20201024154255j:plain

 ホテルから5分ほどの距離。

朝日がまぶしくてドゥオーモが神々しい。

フィレンツェに来たらまずはここは欠かせない。

フィレンツェの見どころ中の見どころだ。

 

ドゥオーモとはイタリア語で

その街の大聖堂という意味で、

フィレンツェの大聖堂の正式名称は、

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂という。

フィオーレとはイタリア語で「花」の意味なので、

「花の大聖堂」とも呼ばれる。

名前が長いのでドゥオーモの方が一般的。

3色の大理石がキラキラ光っている。

手前右側は工事中の洗礼堂だ。

シートを被っている。

 

イタリアのように多くの文化遺産を抱える土地では、

常にどこかが何かが修復作業中なので、

工事中に出くわす確率が高い。

昔は旅でそれに出くわすと、

とても残念な気持ちになったものだが、

最近は修復してくれて「ありがとう」と

思えるようになった。

そして「また来よう」と思う。 

f:id:ariruariru:20201024154359j:plain

 

まずは鐘楼に上って、深呼吸!

右側の高い鐘楼は

ドゥオーモと一体になっているように見えるが、

実は別の建築物で、

ジョットの鐘楼と呼ばれている。

14世紀にジョットによって建築されたものだ。

こちらも3色の大理石が見事。

まずはこのジョットの鐘楼に上ってみることにした。

 

ドゥオーモや洗礼堂との共通券が€15で購入できる。

当然、フィレンツェに来る観光客は

この共通券を買って見学する人が多いので、

券を購入するだけで行列に並ばなければ

チケットが買えないこともある。

ドゥオーモのチケット売り場は混雑するので、

ジョットの鐘楼のチケット売り場が比較的買いやすい。

ジョットの鐘楼の入り口は裏側にあって、

チケット売り場は建物の内部にある。

中に入ってみないと存在が外からは

わからないので、穴場なのである。

 

穴場のジョットの鐘楼でチケットを買った。

待ち時間ゼロで、

500段近い階段を休憩しながら上っていくと…… 

f:id:ariruariru:20201024154452j:plain

説明のいらない見事な眺め!

上までのぼるのは結構大変だけど、

この景色を見せられたら

のぼった甲斐があるというもの。

ドゥオーモのクーポラが目の前に。

 

この迫力は、ジョットの鐘楼から

でないと感じられないだろう。

 

ドゥオーモのクーポラにも上ることができる。

私も以前に上ったことがあるが、

ジョットの鐘楼の方が上りやすかった。

ドゥーモのクーポラは階段に切れ目が少なく、

休憩する場所がなかったり、

腰をかがめてのぼらないといけない箇所が多い。

でも、ドゥオーモのクーポラに上ると、

まずは素晴らしいクーポラ内の天井画を

間近で見ることができるので、

それも捨てがたいのだが。

 

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂

(ドゥオーモ)は、フィレンツェの街の象徴だ。

13世紀には建築が始まって15世紀に完成したという。

目を引くクーポラ(円蓋の部分)はブルネッレスキの作。

 

オレンジの屋根がグラデーションで続く街並み。

これがなんとも懐かしいような、

かわいらしいような。

時空を超えて中世にタイムスリップしたような。

この風景そのものが、

フィレンツェの見どころと言ってよいだろう。  

f:id:ariruariru:20201024154549j:plain

 オレンジの屋根が続く街並みは、

庶民的で人の暮らしが見える気がする。

 

荘厳なドゥオーモなどの建造物や

価値の高いルネサンス期の美術作品など、

フィレンツェの魅力は数多あるが、

私が好きなのはこの街並み。

 

旅人を住人に変える街だ。

しばらく滞在すると自分の暮らす街になる。

そんな勘違いをさせる街。

 

やっぱりフィレンツェはすばらしい街だ。

鐘楼を降りて、街歩きに繰り出そう。 

 

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村