ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!丘の上に広がる王の足跡<ブダペスト>」
2011年8月
ブダペストの街は、どっしりとしていて
一つ一つの建物が大きく、今まで行った
ヨーロッパの国々とはちょっと違う雰囲気。
目次
ドナウ川を渡る!くさり橋
旅の始まり。ホテルを出て歩きはじめる。
ホテルは「ケンピンスキ・コルビナス」。
交通の便利の良い立地に建つ5つ星ホテルだ。
歩いてまずはドナウ川へ。
ドナウ川を境に西に広がるブダ、東のペスト。
この二つの街を結んでいるのがくさり橋。
ただいま、ペストからブダへ渡っているところ。
長い、、、。なかなか橋を渡り切れない。
くさり橋を渡っていると対岸に大きな建造物が。
丘の上に建つ水色のドームが王宮の建物だ。
ブダの丘の上に堂々とした佇まい。
その大きさに驚かされる。
そうか、、。すべてが大きいから視覚がマヒしているのか。
想像以上に橋も長く、移動距離が長かった。
やっとこさ、くさり橋を渡ったところ。
ふり返ると遠くにペストの街がかすみがかっている。
遠いし、遠く感じたのは、
この日がかなり蒸し暑かったからかもしれない。
ヨーロッパの爽やかな夏とはいかないようだ。
堂々たる佇まい 王宮の丘へ
王宮の丘の上へあがるにはケーブルカーが便利。
丘の上には階段が続いているので歩いて登ることも
できるが、かなりの高低差におののいた私たちは
自然とケーブルカー乗り場へ……。
かわいらしいケーブルカーがやってきた。
ケーブルカーから見える絶景にみんなくぎ付け。
さっき渡ってきたくさり橋がもう小さく見える。
ペスト地区が湿気にもやって見える。
このドナウ川の悠々たる流れ!
スケールのデカさみたいなものに圧倒される。
独特の光の行方 マーチャーシュ教会
丘の上には壮麗なゴシック様式の教会が建つ。
マーチャーシュ教会というブダぺ氏とのシンボルだ。
ひときわ目を引く塔が美しい砦のようにも見える。
教会が建てられたのは13世紀と歴史は古い。
マーチャーシュとはハンガリーの王の名だ。
ハンガリーが16世紀にトルコに占領されたときには
モスクに改築されたという歴史ももっている。
17世紀には見事にカトリック教会に戻され、
その後の何度かの改築の結果、現在の美しいゴシックが
復活したという。
内部は美しいステンドグラスや宗教画で飾られ
きらびやかな様相だ。
キラキラした装飾だけど、私が今まで旅したことのある
フランスやイタリア、スペインなどのカトリック教会とは
どこか違う、やさしい独特の色づかい。
やわらかく、素朴な雰囲気がそこにはあった。
それはブダペストに滞在した間に何度も感じた、
「ハンガリーらしさ」に通じるような気がした。