ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!寄り道、雨降り、スロバキアのブラチスラヴァ」
2011年8月
目次
箱庭のようなブラチスラヴァ旧市街
ブラチスラヴァの旧市街は
街歩きが楽しくなるような街並み。
ランチを終えて、街歩きを再開。
朝から怪しかった雲行きはとうとう曇天となり、
小雨がパラパラと落ちてきてしまった。
聖マルティン大聖堂は工事中。
14世紀に建てられたブラチスラヴァで最も古い教会。
静かな敷地内にそーっと足を踏み入れると、
タイムスリップしたような気分。
由緒正しい教会。
旧市街の通りはいりくんでいて、昔の道そのままのようだ。
広い通りから一本入ると、よりいっそう静か。
落ち着いた淡いパステルカラーの年代物の建物が並ぶ。
天気のせいもあるけれど、ちょっと色褪せたような
ブラチスラヴァの旧市街の街並みは、
ちょっともの悲しいような雰囲気も醸しつつ、
しっとりとしている。
雨で魅力を増したブラチスラヴァ
ブラチスラヴァの旧市街は城壁に囲まれている。
旧市街をとりまく城壁にいくつかあった門も
いまではこのミハエル門しか残っていない。
南側にはドナウ川が悠々と流れ、
丘の上にはブラチスラヴァ城が鎮座している。
四角い建物の四隅にそれぞれ塔がついている。
ろうそくがたっているみたいと私は思ったけど、
「ひっくり返したテーブル」というニックネームを
つけられているそうだ。
ちょっと不思議な形のお城の下を、レトロなトラムが
がたんごとんと結構大きな音をたてて走っていく。
昔と今の生活が時空を超えてここにあるような感じ。
さて、5時間のブラチスラヴァでの寄り道も
とうとうタイムアップが近づいてきてしまった。
かわいらしいトラムに乗って中央駅へもどる。
旅は晴れている方がうれしいに決まっているけど、
ブラチスラヴァは雨の良く似合う、
素朴でかわいらしい街。
そして、なんだか人には
秘密にしておきたいような街だった。