ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!チェコ独立の歴史を饒舌に語るヴァーツラフ広場<プラハ>」
2011年8月
列車で国境をこえる旅をしてきた。
ただいま、プラハに滞在中。
目次
パラチンキに舌鼓!ヴァーツラフ広場を眺めながら
この日は、ヴァーツラフ広場に面した、
グランドホテル・エヴロパの一階にあるカフェ、
カフェ・エヴロパへ来てみた。
素敵な建物。かわいらしい色合い。
そしてそこには、素敵なカフェ!
早速中へ入ってみる。
中はまるで古き良き映画の世界。
アールヌーボーの内装が美しい。
そして、なによりスタッフが
きびきびと、余裕をもって働いている。
素敵な空間がそこには広がっていた。
ちょっとオーストリアのウィーンの
カフェ文化を思い出させるような、
伝統的でスタイリッシュな感じだ。
そして早速、お目当ての
チェコのクレープ、パラチンキを注文。
うぁ、すごいボリューム!
広場に面した大きな窓からは、
まぶしい光が差し込んでくる。
シャンデリアがキラキラして、、、。
はぁ、居心地がいいなぁ。
たっぷり、ゆっくりくつろぐ。
本日はこれがランチということで。
心も体も大満足だ。
ヴァーツラフ広場が語る歴史
このカフェが面しているヴァーツラフ広場。
この広場は、チェコ独立の歴史を語るときに
欠かせない場所だ。
ここにソ連軍が戦車で乗り込んできた。
いわゆる「プラハの春」が失われた瞬間だ。
ソ連の侵攻に抗議する若者がこの広場で
焼身自殺をはかったり、多くの民衆が犠牲になった場所。
そして、それから20年後。
1898年、100万人ものプラハ市民がこの広場に集まり、
ビロードのようになめらかに改革を成功させた。
これがビロード革命。
パラチンキを食べながら、歴史に思いを馳せる。
ビロード革命を伝えるテレビのニュースで
笑顔で花を兵隊に差し出すプラハ市民の映像が
印象的だった。
あれがここ。
映像で見た覚えのある光景と、
今ここにある現実の眺めを
重ね合わそうとする。
パラチンキは甘くておいしいけど、
しっかりと味の主張がある。
チェコはきっと、そんな国なんだろう
と、思った。