スペインひとり旅「十数年の時を超えて。マドリッドのアトーチャ駅とソフィア美術館の思い出」
2012年8月
この夏は、スペインの一人旅へ。
旅の始まりはマドリッド。
気ままな一人旅を満喫中。
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目次
地下鉄に乗ってアトーチャ駅へ
この日は朝から地下鉄に乗って移動する。
グランビアの駅。マドリッドの地下鉄は、どの駅もキレイだ。
閉まる時は自動だけど、開ける時は手動になるドア。
そこは十数年前と変わらない。
十数年前と違うのは、
切符を買う機械がこんなんになっていたこと。
でも改札は昔のまんま。
ガッチャン、ガッチャン。この音が懐かしい!
着いたのはアトーチャ駅。
駅の作りが変わっていて、植物園?みたいになっている。
十数年前に来た時は「???」となっていたのだけど、
今回行ってみたら、緑に癒されて気持ちいい場所だと思った。
それは私が大人になった証拠なのだろうか。
(大人になって疲れているから癒しを求めるのか…?)
アトーチャ駅に来たのは、この後の旅で使う
チケットを購入するため。
もう一度マドリッドに戻って、トレドへ。
トレドからバルセロナへ。という感じ。
その間、何度もこのアトーチャ駅を利用する。
無事にチケットを購入して
コインロッカーの場所などもチェック。
一人旅なので、こういうところは下見があった方がいい。
二人だったら、ちょっと荷物見ておいてねって
できるけど、それができないから。
特にスーツケースを持っているときは困るのだ。
ソフィア王妃芸術センターへ
せっかくアトーチャまで来たので、
この近辺で行きたかったところへ。
その1つが、ソフィア王妃芸術センター。
おもに20世紀の現代アートを展示する美術館だ。
この美術館でもっとも有名なのは、
十数年前、ここを訪れて「ゲルニカ」を生で見た時の衝撃。
今でも忘れられない。まさに「立ちつくす」といった感じだった。
十数年前とは、まったく変わっていた。
展示場所も展示方法もまったく違っていて
初めて来たような感覚。
残念ながら「ゲルニカ」は写真撮影が禁止だったので
撮れなかったけど、その大きさがより分かるような
展示場所と展示方法になっていた。
十数年前は、不意に目の前に「ゲルニカ」が
現れるという感じだったと思う。
やっぱりもう一度見に来てよかった。
変わるものと変わらないものを再確認するような旅。
時間が経ってから同じ場所を訪れる旅はおもしろい。