「暮らすように旅したい!」 ariruariru

勤め人ですが気持ちは旅人。たまに社会派。旅中毒、特にヨーロッパ中毒です。

スペイン旅「さ迷い歩くトレド街歩きその3 サント・トメ教会、そしてトレドにサヨナラ」

 

2012年8月

 

この夏は久しぶりのスペインを一人旅。

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 マドリッドからアンダルシアへの旅を終え、

現在は古都トレドをお楽しみ中。

この日は、トレドを去る日だ。

 

目次

 

さ迷い歩くトレド街歩き その3

 トレドのパラドールに一泊。

この日は後ろ髪をひかれながらパラドールの丘をくだり、

再びトレドの街歩きを楽しんでいるところ。

昼が近づくと、だんだん順調に気温が上昇。

前日は43度だったが、この日は果たして……。

 

午前中に訪れた、エル・グレコが暮らした家で

中世のトレドに思いを馳せたら、

次に向かうのはサント・トメ教会だ。

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雰囲気のある街並みが続く旧市街。

トレドはイスラム支配下に置かれた時代が長く、

その後のレコンキスタによるカトリックの勢力におされても、

イスラムユダヤの文化が残った街だ。

 

エル・グレコは、この街で活躍したギリシャ出身の画家だ。

独特なタッチの宗教絵画を残した、トレドの歴史に欠かせない人。

そんなエル・グレコの傑作が展示されているサント・トメ教会へ向かう。

 

サント・トメ教会は、トレド旧市街の西側にある

小さい教会だ。20年前に歩いた道を思い出しながら歩く。

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20年前、トレドを訪れた時の衝撃は相当なものだったようで、

ほとんど地図を覚えてしまっていた。

今回は観光客がたくさん歩いているので、

20年前とは、そこは違うのだが。

サント・トメ教会へ迷うことなく到着。

 

サントトメ教会へ エル・グレコの傑作と出会う

この路地の向こうの小さい広場に教会の入り口がある。

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ただ、20年前とは入り口の場所が変わっていた。

教会の建物はそのままだが、すっかり整備されている。

教会前の広場もすっかり小ぎれいになって。

かわいらしいエル・グレコが入り口を示してくれていた。

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20年前は、右手の教会の入り口から入った覚えがある。

こんなガラス張りの入り口、なかったなぁ。

下の写真の右側の入り口から教会へ入ったような記憶。

その時、だれも広場に居なかった。

本当にここであってるのかなと不安になりながら

ドアを開けた覚えがある。20年前の春の記憶。

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観光資源を守ることは大切。必要な整備だったはずと

自分に言い聞かせながらも、20年前に訪れた時の感動に

思いを馳せてしまう自分がいる。

 

20年前の記憶と感動が違った意味で蘇る

ひっそりと佇むサント・トメ教会。誰もいない小さい広場。

その重い教会のドアを思い切って開けると、

エル・グレコの大作「オルガス伯爵の埋葬」がドーンと現れる。

まさに口をあんぐりと開けるしかなかった。

これが20年前の記憶だ。

 

ja.wikipedia.org

 

今回も、エル・グレコの大作には感動したが、

観光客がたくさんいる中で見る「オルガス伯爵の埋葬」は

20年前とはずいぶん印象が違った。

4mを超える大作。エル・グレコ独特のちょっと

おどろおどろしいようなタッチ。

見れば見るほど、20年前の記憶が蘇ってきてしまう。

 

サントトメ教会は、14世紀のムデハル様式の塔を持つ教会。

狭い路地に建っていて、そばに行くまで

こんなに立派な塔ですら、なかなか視界に入らない。

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20年前は、路地の奥にものすごい絵画を飾っている小さい教会があって、

それを探し当てるような楽しさ、内緒のものを見たような感覚があった。

最初に来た時、見た時の衝撃は何でも大きいものだ。

前に比べたら、今回はがっかりだ。とは簡単に言いたくない。

 

次に訪れるのはいつになるか分からないけど、

その時はどんな変化をしているのだろう。

どんな変化があっても、それを受け入れようと

どこか覚悟を決めようとしている自分がいた。

 

センチメンタルとアイス

 コソドベール広場へ戻ってきた。

いよいよトレドを去る時。

ちょっとセンチメンタルな気分になった午前中。

時刻はちょうどスペインのお昼時だ。

夏のスペインが熱々になる時間。

広場でアイスを買ってリフレッシュ!

食べながら駅へ向かう。もう電車の時間だ。

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一日ぶりのトレド駅。美しい駅舎だ。

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古い駅舎がそのまま残されていて本当に良かった。

ホームは新設されて立派になっているけど。

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 この列車でマドリッドのアトーチャ駅へもどる。

その後はAVEに乗り換えて、

とうとうこの旅の最終目的地バルセロナだ。

いよいよ旅も終盤。夏のスペインを噛みしめる。

 

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