スペインひとり旅「本能と理性のバランスが大事!?夏のバルセロナ街歩き その1」
2012年8月
この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。
マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の
後ろ髪惹かれながらトレドを離れ、マドリッド経由で
旅の最終目的地バルセロナへ。
目次
スペインの夏は、暑さと上手く付き合いましょう!
2週間のスペイン旅。旅の最後に訪れたのはバルセロナ。
バルセロナはスペイン東部の大都市。
独立問題に揺れるカタルーニャ州の州都だ。
バルセロナにたどり着くまで、
スペインの中をスペイン国鉄レンフェを使って
列車で移動しながら旅してきた。
概ね大きなトラブルはなく旅してきたけど、
(初日のマドリッドのホテルでシャワーが壊れたぐらい)
旅で厄介だったのが「夏のスペインの異常な暑さ」だ。
シャワーの件はこちら
日本の暑さも異常だが、スペインの暑さも侮れない。
私が滞在した2週間でも、40度越えが何度もあった。
特にアンダルシア地方に滞在した時は、
旅の疲れが体に出ていたこともあって、
おそらく軽い熱中症のような状態だったのではないかと思う。
旅に出るとどうしても欲張りになってしまう。
そこが危険だ。一人旅だから特に無理はしないようにと
心に誓っているのだけど、「あともうちょっと…」とか
「せっかくきたのだから…」などと思ってしまうのだ。
改めて心に言い聞かせよう。
「また来ればいい」
また来たいと思うような旅になったのなら、
旅としては大成功じゃないか!
というわけで、スペインの夏の暑さとは
上手に付き合わなければならない。
旅の計画に休息をいれること。
特に直射日光が日本よりすごいので、
外歩きには休息が必要だ。
南欧諸国の現地の人々に倣い、
シエスタを取り入れた旅プランを!
建築物の存在感を楽しむ!夏のバルセロナ街歩き
サグラダファミリアを堪能した日の午後、
ホテルにいったん戻って休息をとってから、
地下鉄ディアゴナル駅へ降り立った。
駅の周辺には、美しい建物が並んでいる。
ちょっと方向を見失っていたのだが、
あまりにも特徴的な建物を発見したので一安心。
鳥の巣のようなものが建物に乗っかっている!
アントニ・タピエス美術館の建物だ。
アントニ・タピエスは存じ上げないが、
今は美術館となっている奇抜な建物は、
あのモンタネール(モンタネー)が設計したもの。
カタルーニャ音楽堂に魅了されてからというもの、
すっかりモンタネールに興味がわいてくるようになった。
そして、こちらは有名なカサ・バトリョ。
ガウディが手掛けた建物。テーマは「海」らしい。
ガラスモザイクが見事で、この独創性はやっぱりすごい。
そして、観光客の数もすごかった。
曲線が波を表しているのかな~素人でも楽しめる。
現代でもびっくりのデザイン。
100年前の人々もさぞかし驚いたことだろう。
建物をぶらぶら歩きながら楽しめるバルセロナ。
特にこのあたりグラシア通りは、バルセロナのシャンゼリゼといわれる。
おしゃれで活気がある通りに、時々現れるモデルニスモ。
歩道には、ガウディがデザインしたという敷石が置かれ、
とても気持ちの良い通りだ。
本能と理性のはざまで?バランスが大事!
しかし、ここで大きな問題が。
この日はちょっと曇っていたのでまだ大丈夫だったのだが、
夏のスペインで歩きすぎは禁物!
初めて歩く通りは、どんどん歩きたくなってしまうのだが、
ここらへんで必ず休息をとりましょう。
本能ではもっと歩きたいのだけど、
ここは理性を保って(?)
スペインのバル文化を楽しむのもあり。
テイクアウトで飲み物をという手もあるけど、
美しい通りを眺めながら、コーヒーをいただくのも一興だ。
でももちろん、一息入れたら、また歩きます!