フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!モン・サン・ミッシェルでのランチはオムレツ!グランド・リュに溢れる人々と活気」
2013年8月
この夏は夫とフランス2人旅。
旅中毒の私の夫は、残念ながら旅が嫌いらしい。
旅が嫌いな人なんているかしら……?
私にはちょっと信じられないのだけど。
旅中毒&自称旅嫌い夫婦のフランス旅。
さて、どんな旅になるかな?
今回の旅のプランはこちら
↓
目次
憧れのモン・サン・ミッシェル!
素敵なホテルを飛び出して
予約したホテルは、「ラ・メール・プーラール」
移動で疲れた体を少しホテルで休ませて、
いよいよモン・サン・ミッシェルを歩く。
モン・サン・ミッシェルの目抜き通りである
グランド・リュ(大通り)を歩いてみる。
ん?これが 大通り???
狭い通りに人がひしめき合っていた。
すごい人!人!人!
とても大通りとは呼べない幅の道だけど、
モン・サン・ミッシェルでは最も広い道なのだ。
まるで、初詣での時の参道を歩いているかのよう。
道の先にあるのは教会なので、まあ合っているような気もするが。
鎌倉の江ノ島のようでもある。
(実際に江ノ島を訪れた時にモン・サン・ミシェルを思い出した。)
こちらは江ノ島。似てる?
↓
(2018年冬撮影。)
いや、それにしても人の多さにびっくり!
やっぱり日帰りにしなくてよかったな。
日帰りだったら、滞在中ずっとこんな
人混みを歩かなきゃダメな感じだろう。
パリから3時間弱はかかる距離だ。
朝早くか、夕方以降を楽しみにしている。
人が少なくなったモン・サン・ミシェルを。
とりあえず、この時間はこんな感じ……。
何を食べよう?やっぱりオムレツかな!
お腹も空いてきたことだし、人ごみをさけたくて、
グランド・リュに面したお店に入ってみることに。
ランチはオムレツを食べたいなと思っていた。
なぜならホテルの下で、オムレツを焼いているところを
見てしまったから。
泊まっているホテル「ラ・メール・プーラール」の
オムレツはとっても有名なのだ。
昔ながらの作り方をしていて、実演を見ることができる。
赤い服のお兄さんがオムレツのタネを混ぜているところ。
もともとは、巡礼者に栄養のあるもを
ふるまったところから名物になったのだという。
でも「ラ・メール・プーラール」のレストランは、
なかなかの混み具合。
そして観光地の名物ということで、
なかなかのお値段……。
ということで、グランド・リュに面した
「レ・テラス・プーラール」のレストラン、
ラ・テラス・デュ・ムートン・ブランというお店へ。
お店に入ると狭い階段を登る。
階段の途中の窓からは、グランド・リュが見えていた。
ひっそりと大通りを覗くのも楽しい。
2階にあがってみると、そこはびっくりするくらいの解放感!
2階の海側は気持ちの良いテラス席になっていた。
オムレツがメインのプレートランチを注文。
このお店は比較的お手頃価格!しかもおいしい!
付け合わせのキノコのソテーもおいしい!
明るいテラスには海からの風が入ってきて
とても気持ちいいランチだ。
複雑な砂地と海の眺めにハッとさせられる
テラスの階は、城壁の道につながっていた。
ランチをしているテラス横の道を、
観光客がたくさん通りすぎていくのが見えた。
食後は私たちも、グランド・リュの人混みを避けて、
城壁沿いの道を歩いてみることに。
お店のテラス席から、直接海沿いの道へ出る。
曇っていた天気も回復して、青空にモクモクの雲。
城壁の向こうはもう海だ。
モン・サン・ミッシェルの周辺の潮の流れは複雑らしい。
かつては巡礼に向かう途中で、多くの人が命を落とした。
満ちてくるときはあっという間に満ちてくる。
水を含んだ砂地に足をとられて動けなくなってしまう。
多くの人が命がけで目指したモン・サン・ミッシェル。
観光客でごった返すグランド・リュを背に、
改めて海を見つめる。
今まさに、昔の地形をとり戻そうとする工事の真っ最中。
昔とすっかり変わってしまったモン・サン・ミッシェルが、
再び完全な孤島になろうとしている。
昔の巡礼者は、今のモン・サン・ミッシェルを
どんな風に見ているのだろう。
すっかりおのぼりさん気分でオムレツを食べた後、
刻々と変化する複雑な砂地の地形と、
壮大な海の眺めに、改めてハッとさせられた。