フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!サンテミリオンのシャトーロッシュベルで聞くワインの話」
2019年8月
この夏は、友人との2人旅。
フランスのパリから入って、フランス・ボルドー
大西洋側を南下する計画だ。
まずはフランス・パリに1泊、ボルドーに3泊。
その後は陸路でスペインのバスク地方へ。
そして最終目的地はビルバオ。
さあ、 2週間のワインとバスクの旅へ!
目次
サンテミリオンでシャトー見学へ!
パリからTGVでボルドーに入った翌日。
列車と代替バスを乗りついで(工事中のため?)、
「プチ・トラン」とセットになっている
シャトー見学を始めるところだ。
快適なプチ・トランで到着した丘の上の
シャトー「ロッシュベル」。美しい!
辺りにはもちろんブドウ畑が広がっている。
小さいシャトーのようだけど、
こじんまりとしていていい雰囲気。
プチ・トランはこのシャトーの目の前に停まって、
ワイン農家の方が直接出迎えてくれる。
風が通り抜けて気持ちいいー!
カーブの見学とワインの試飲のほかに、
本当は、実際に畑で土を触りながらの見学もできるんだけど、
この日のこの時間は他の作業をやっていて畑には入れないとのこと。
農家の方が、それでもいいかを確認してから出発してくれと
プチトランの運転手に話している。
そして見学予定の私たちにも、その旨を話して、
もし畑の見学もしたかったら次の時間帯のプチトランで
もう一度来てくれと。
私たちは時間的に無理なので畑見学なしでOKと返事、
他の見学予定者もみなOKということで、
それを確認してからプチトランは去っていった。
本当に作っている人から聞けるシャトーの魅力
さて、ここからワイン造りの話を
実際に作っている人から聞ける貴重な時間だ。
これが想像以上に楽しかった!
見学に途中下車したのは、フランス人と
私たちと、イタリア人の旅行者だったので、
フランス語→英語の順で説明してくれる。
畑には入れなかったけど、畑を見ながら
ワイン作りに大切な水はけのこと、
土の成分のことなどの説明を聞いた。
そしてその後、18世紀から使われている
一枚岩から切り出したというカーブへいよいよ入る。
涼しいー!
明らかに温度の違いがわかる。
ここでは、収穫したブドウがどのように発酵、熟成し
ワインになっていくのか、などの説明を聞いた。
いっぱい樽が並んでいる。
独特の空間だ。写真にはわりと明るく写っているけど
実際の印象はもっと暗い感じ。
一枚物の岩を掘って作ったというこのカーブ、
石の切り出しの跡が残る岩肌がリアルだ。
歴史の中の「生活」を感じさせてくれる空間。
とても丁寧な説明で、気さくに質問にも答えてくれる。
シャトー見学って、知識もなくてちょっとしり込み……と
思っていたけど、なんだ気軽な感じでよかった。
一緒に参加した人たちは、フランス人とイタリア人。
「ワインにはあまり詳しくない。疎い方だ。」
というようなことを、見学が始まる前にお互い話されていた。
でもそれを聞きながら私は、
(いくら詳しくないといっても、ワインを水のように飲む国の
人たちだからなぁ……日本人の「ワインに詳しくない」とは
レベルが違うのでは?)と心の中で思っていた。
でも、見学が始まってみると、結構みんな初歩的なことを
どんどん質問していて、ちょっと安心。
こういう時、質問しない、質問できない日本人。
あぁ、自分もホントにそれができないなぁと改めて痛感。。
さらにこのシャトー見学に参加してよかったと思ったこと。
この時はわからなかったが、この翌日には
マルゴー地区のシャトー見学の半日ツアーに参加した。
もっと大きなシャトーを見学すると、
案内をしてくれるのは、案内の専門の職員や
広報担当の人になる。
シャトーロッシュベルでは、実際にブドウを触っている
農家の方からお話を聞けるし、その中には苦労話なども。
これって、とても貴重な経験だったなと後から思った。
カーブの見学の後は、楽しみにしていた試飲!
カーブの見学を終えて、まぶしい外の世界へ。
歩いてプチトランを降りた場所へ。
その前の建物へ入る。
ここは事務所と受付、ワインを販売している場所だ。
中には、お安いものから、なかなかのお値段のものまで
たくさんの種類のワインが置かれていた。
そして、このシャトーのワインを試飲!
基本的な飲み方などのレクチャーを受けて、
「おいしい!」
実際にワインを造った人の前でいただくなんて
なんか贅沢だな。ワイングラス片手に
せまい販売コーナーをウロウロする。
お酒が弱い私は、1杯の試飲だけでほろ酔い気分。
お土産にもなる雑貨や本などを見ていると
もう帰りのプチ・トランがやって来た。
あっという間の45分。
さあ、再びプチ・トランに乗って、
シャトーめぐりを続けよう。
もうすでにほろ酔いだけど。