フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!サン・セバスティアンのバルめぐり一軒目!ピンチョスとチャコリの夜」
2019年8月
この夏は、友人との2人旅。
フランスのパリから入って、フランス・ボルドー、スペインのサンセバスティアン、
ビルバオと大西洋側を南下する計画だ。まずはフランス・パリに1泊、ボルドーに3泊。
その後は陸路でスペインのバスク地方へ。
サンセバスティアンからオンダリビアへ、そして最終目的地はビルバオ。
さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!
目次
サン・セバスティアンでバルめぐり!
お腹が空いてきた私たちは、早速のバルめぐりを敢行!
スペインの夕食にはまだまだ早い時間だが、
すでに飲んだり食べたりしている人が街にはたくさん!
まず最初にどの店に入ろうかと悩む。
サンセバスティアンでやりたかったことの1つは、
バルをはしごして楽しむことと、
お気に入りのバルを見つけること。
スペインに来るのは3回目だ。
しかし、サン・セバスティアンは今回が初めて。
スペインのバルでは小皿料理のことをタパスと呼ぶが、
ここバスクではピンチョスといって楊枝が刺さっているもの。
どうやらスタイルが違うらしい。
今回の旅の前に手に入れた本があった。
それがこちら「美食の街を訪ねてスペイン&フランスバスク旅へ」
バルでの注文の仕方なども載っていて便利!
旅の間もホテルで熟読した。
読めば読むほどにお腹が空いてくる一冊。
旅の最中は、私よりも旅の相方が熟読。
熟読し過ぎて、この本の写真に出てくる
店員さんの顔を覚えてしまうほど。
街の中でその店員さんを見かけて、
おもわず会釈をしてしまい、
あとから気づいてとても恥ずかしかった。。。
いよいよ一軒目に入ってみよう!
さて、ちゃんと注文できるか緊張しながら、
一軒目に入る店をようやく決定!
旧市街の東側、バルが軒を連ねる通りに面したこのお店。
上で紹介した本にも載っている「BAL SPORT」
英語にしちゃうと要するに「スポーツバー」なんだけど、
(確かにスポーツの中継映像がモニターに映っていた)
本格的なメニューがあって、各国語のメニューもあると何かで見たので、
初心者向けかな?と思って入ってみた。
私はイタリア語を勉強していたことがあるので、
スペイン語は多少意味が分かる。似ているので。
でもここではバスク語が併用されているので
なかなか難しそうだ。
ピンチョスとチャコリに酔う夜!
緊張しながらカウンターに陣取ってみると、
ずらりと並ぶピンチョスの美しいこと!
にこやかな店員さんが何を飲むかを聞いてくれる。
何を飲むかは最初から決めていた。
「チャコリ」だ!
おぉ~!!目の前で注ぎ入れてくれる!
チャコリとは、バスク地方で飲まれている白ワイン。
さわやかな酸味があって料理との相性抜群だ。
アルコール度数が低く、私のように
あまりアルコールが飲めない人でも飲みやすい。
エスカンシアという方法で高い位置から注ぐことで
味をまろやかにするらしい。
目の前に並ぶピンチョスを手当たり次第に注文したい
欲望にかられそうになりながらも、
この店で食べたかった蟹の身が詰まったクレープを注文。
店員さんは日本語が上手で、
私ががんばって覚えたスペイン語で
「チャングーロ!」と注文したら、
「カニ?」と日本語で聞き返してくれた。
そしてしばらくすると、
蟹みそソースがかかったクレープが登場!
う~ん、最高に美味しい!!チャコリともよく合う。
店員さんはみんな忙しそう。狭い店内にはどんどん客が押し寄せる。
ちょっと早めに入ったおかげでカウンターを陣取れてよかった。
バルのしくみもわかってきたところで
カウンターに立っていると、だんだんバルの仕組みが分かってくる。
ピンチョスはスライスしたバゲットの上に具がのっているものが
カウンターに準備されていて、冷たいままで食べるものと
温めてもらうものとがある。
カウンターには並んでいない小皿や、大皿で提供する料理もある。
なるほど、なるほどと眺めていたら、
蟹クレープを食べ終わった私に店員さんが
「フォアグラ?」と声をかけてきた。
思わず、「フォアグラ!」と注文してやってきたのがこちら。
バゲットの上に重なったフォアグラが乗っている。
美味しそう~!そして、美味しいー!!
このフォアグラ、私の人生で一番おいしいフォアグラだ。(今のところ)
バル話はまだまだ続く。