フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!サン・セバスティアンのコンチャ海岸で素敵な過ごし方を学ぶ」
2019年8月
この夏は、友人との2人旅。
ビルバオと大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。
さあ、2週間のワインとバスクの旅へ!
目次
コンチャ湾へと続く並木道を歩く
この日は、朝からサン・セバスチャンの街歩き。
散歩して市場のバルで朝食をとり、観光案内所へ行き、
バスターミナルへチケットを買いに行き、
カテドラルを見学したあと、気持ちの良い並木道を歩く。
この日のこれまでの行程
↓
通りを歩くとこんな姿勢のワンちゃんに出会った。
お行儀がいいことで。
夏のバカンスシーズンに旅すると、
ペット連れのバカンスを楽しむ人々によく遭遇する。
実は動物がとっても苦手な私は、
日本なら前から犬連れの人が来ると、
道を変えようかと思うくらい苦手だ。
でも、ヨーロッパで出会うワンちゃん達は
とってもお行儀が良くて、よくしつけられている。
不快な思いをしたことはほとんどない。
レストランのテーブルの下で、飼い主の食事が終わるまで、
静かに待っている様子などを見ると、感心させられるものだ。
気持ちの良いコンチャ海岸へ
道行く人たちはリゾートの恰好。
そう、サン・セバスティアンはリゾート地なのだ。
曇ってるけど……コンチャ海岸!
コンチャ湾に面した美しい海岸がコンチャ海岸だ。
サン・セバスティアンは、扇状に広がるコンチャ海岸と
その両端にそびえる丘が印象的。
島のように見えているのがモンテ・イゲルドと呼ばれる丘だ。
そしてこちらがモンテ・ウルグルという丘。
コンチャ海岸は、この2つの丘(半島)に挟まれている。
砂浜に文字が……??
これ、どこかのお店の宣伝らしい。
この日は曇っていて気温も低め。
湿度はあるのだが、8月だというのに肌寒い。
でもコンチャ海岸には、まばらながらも海水浴を楽しむ人の姿。
砂浜へ降りる階段の上には、ちゃんと足洗い場がある。
お天気が良ければ、満員なんだろな~。
一人の素敵なご婦人に魅せられて
ぼんやりコンチャ海岸を眺めていたら、
一人のご婦人が私たちの視界に入ってきた。
慣れた様子でチェアーとパラソルを借りている。
そして悠々と新聞を読み始めた。
「カッコいいなぁ~!」
地元の人なのか、バカンスに訪れた人なのかは分からないけど、
小さなバッグだけで浜辺におりて、若い係のお兄さんに
あのチェアーとパラソルがいいと要望を言っているようだった。
その後、楽しげに係のお兄さんと話をしている。
ご婦人だけでなく、お兄さんも楽しそう。
そしてしばらく会話を楽しんだら、
最後に、さりげなくお兄さんにチップを渡す。
(凝視し過ぎでごめんなさい。。)
その一部始終が、まるで古い映画のワンシーンのようで、
思わず見とれてしまったのだ。
あんなご婦人のたたずまいに少しでも近づきたいものだ……
無理だけど……いつか……と思った。
こんな景色を見ながらだと歩くのもラクチン!
私たちはコンチャ海岸に沿って西へ西へ歩く。
みんながどんなふうにサン・セバスティアンでの時を
過ごしているのかを眺めながら。
がっつり本気のスポーツを楽しむお父さんたち。
壁あてテニスに興じる様子。
なんだかこれもカッコいいな!
弓なりのコンチャ海岸に沿ってゆったり散歩してみると、
気持ちがゆったりしてきたような気がする。
あっという間に1キロくらい歩いていた。
そして、浜辺をずっと見ながら歩いていて気づいたこと。
浜辺に居る人々は、波打ち際に沿って歩く。
西から東へ、東から西へ、歩いている人がたくさん。
なぜだろう?
その理由は、後にわかることになる。
サン・セバスティアンの滞在後半で、
気づけば私も波打ち際を歩いていた。