旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その9>「過去の旅は過去にあらず!よみがえる旅の記憶」
今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その9>」
にお付き合いください。旅に出れない旅人の戯言です。
目次
過去の旅を整理整頓!
過去の旅を振り返る2020年の8月。
いつもはブログで細々と振り返っているけど、
実は、あいまいな記憶を写真でよみがえらせつつ、
時々ガイドブックのお世話になりながら書いている。
旅の日記をつけるほどマメではないので、
まるでパラパラ漫画のように撮ってしまう
写真が一番の頼りとなっている。
旅に行かない8月。
ちょっと片付けてみようかという気になった。
まずは百均でファイルを5冊購入。
過去の旅の資料を、まとめてみた。
ファイルは5冊では足りないので、
また買い足すことになるだろう。
過去の旅の資料は、今見ると宝物のようだ。
現地で使った地図に思い出が詰まっていることも。
旅の記憶をたどる旅
2016年の旅で、デンマーク・コペンハーゲンを訪れた時のもの。
コペンハーゲン・カードは短い滞在の人にはとても便利だった。
だから捨てなかったんだろうなぁ。
こちらは2012年スペイン・トレドを訪れた時のもの。
一人旅だったスペイン。トレドは40度越えの暑さだった。
この地図を見ると、あの熱風の赤土の風景がよみがえる。
地図を眺めるのは、子どものころから好きだった。
旅好きよりもまずは地図好きが先だったかも。
今、このブログを書いている目の前の壁には、
イタリア・フィレンツェの地図。
現地で安く購入したものだ。
いつまでも眺めていられる。
そのほか、ファイルの中には様々な旅の要素。
捨ててしまう時もあるけど、偶然残っていたものが懐かしい。
今は、置いておいてよかったと本当に思う。
2010年にイタリアを訪れた時のもの。
フィレンツェのサン・マルコ美術館や、
シエナのカテドラルの入場券など、
バスのチケットまで。よく捨てなかったなぁ。
2010年のイタリア滞在は、ホームステイだった。
ホームステイしながらイタリア語を学ぶもの。
↓
食事つきの滞在だったので、自由時間を使って
美術館などを訪れ、門限までに帰る日々。
イタリアの家の子になった気分、楽しかったな。
特別な思い、ポルトガル
もっともっと懐かしいものも発見。
ポルトガルの思い出の欠片だ。
ポルトガルに、まさしく「ハマっていた」時期があった。
2001年から2006年の間に4回訪れている。
チャージして使えるタイプのもの。
写真の右は、リスボンのサン・ジョルジェ城のパンフレット。
なぜこの2つを残しておいたのか、記憶はないのだが、
おそらく意味があっただろうと2020年の私は推察する。
リスボンを最初に訪れた2001年と、
最後に訪れた2006年では、
街の大きな変化を感じたことと、
これら2つのアイテムが関係するから。
2005年に訪れた時にはなかった交通機関の
カードが2006年には出現。チャージして
使えてとても便利だったが、改札機にガチャと
入れるタイプの切符が、やけに恋しかった思い出。
そして、かつては無料で入り放題だった、
サンジョルジェ城が有料になっていた思い出。
どんどん観光地化されていく素朴なリスボンを
目の当たりにしてしまったからか、
それ以来ポルトガルには行っていない。
過去の旅は過去にあらず
旅に行かない8月。
私は家で、「旅の記憶をたどる旅」に出る。
スーツケースの要らない旅だ。
もはや過去の旅は過去にあらず。
旅のワクワクも、ドキドキも、
ちょとしょっぱい思い出も、
何もかもが現実だ。
今年もいつも通り、どこかを旅していたのなら、
こんな機会はずっとなかったかもしれないと思うと、
こんな夏もいいのではないか。
いや、やっぱり旅には行きたい。
これからの旅は大変だぞ。
何もかもを捨てられない旅になりそうだぞと、
ニヤニヤしながら思うのだった。