「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「台風接近で帰れない!?ヘルシンキ空港で過ごす長~い時間」

旅に出られる日を恋しく思いながら、

振り返ってきた6年前の夏の旅も今日で終わりです。

 

2014年8月

この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。

突然思いたった行き先は、クロアチアドゥブロヴニク

いよいよ旅は最終日。

ドゥブロヴニクを離れ、ヘルシンキ空港へ。

 

目次

 

最終日の切なさに浸っている場合じゃない! 

旅は最終日。あとは帰るだけだ。

と思っていた、ヘルシンキに到着するまでは。

 

ドゥブロヴニクの空港で飛行機に乗り込むときは、

まだ帰りたくないのになぁ、、なんて思っていた。

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(晴れ渡るドゥブロヴニクがまた切なくて、、、)

 

帰りのヘルシンキ空港での滞在時間は2時間20分。

ドゥブロヴニクからの飛行機が15時に到着し、

17時20分の日本行きの便に乗るはずだった。

 

2時間あれば、ゆっくり乗り継げるし、

多少の買い物や、コーヒーブレイクもできる。

2時間20分の乗り継ぎ時間については、

何の心配もしていなかったのだけど。

 

ヘルシンキの空港に到着すると、

予想外の展開が待っていた。

なんと、台風接近につき、飛行機が飛ばない!!!

 

ドゥブロヴニク同様、ヘルシンキ

外は晴れ渡っているのだが、

なんと、日本にこれから台風が接近するらしい。

私たちが乗るはずだった便は、

翌日の朝9時前に日本に到着。

ちょうどそのころ、日本には台風が接近する。

 

なんということだ。

いつもの旅なら、到着するころの日本の天候を

チェックしたりすることもあるのだが、

まったりしたリゾート旅だったからか、

いつもより期間の短い旅で余裕がなかったのか、

まだ日本に帰ることがに現実味を感じていなかったのか、

今回はまったくノーチェックだった。

 

過去に経験した飛行機トラブル

そして私たちは、いつ飛ぶかわからない飛行機を

ただただ待つという時間帯に突入。

台風の進度は予定通りではなく、

結構変わることがあると知ってしまっている日本人。

 

「いつ飛ぶかわからない」というのが

結構ストレスだったりする。

 

まぁでも、何度も海外旅行をしていると、

こんなトラブルに見舞われることもある。

私もこれが初めてではない。

 

過去にはイタリアのミラノで経験したことがある。

搭乗直前に飛行機の故障で欠航が決まり、

違う航空会社の代替便に乗るため、

慌てて別の空港へタクシーで移動した。

 

そう、あの時に痛感したのは、

「保険の大切さ」と、「外国語を操れる能力」と、

「交渉術の重要性」だった。

 

今回は、あの時よりはずっとマシだ。

航空機遅延の保険にちゃんと入ってきたし、

フィンランド航空の飛行機だから融通もきく。

 

実際、遅延が発表された段階で、

サービスカウンターでは

速やかにレストランのチケットの配布が始まった。

空港内のシェンゲン協定外のエリアから

他のエリアにも戻れるようになり、

空港内の行動範囲も広がった。

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スナフキンムーミン。またお会いしましたね、、、。)

 

食べるはずのなかったヘルシンキの夕食

というわけで、買い物をしたりして時間をつぶし、

もらったチケットを使って、

食べる予定ではなかった夕食を

ヘルシンキ空港でいただくことに。

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温かいサーモンのスープとエビのサラダ。

おいしいんだけど、いつ飛ぶかわからない飛行機を

待っているので、どうも落ち着かない。

 

あたりはだんだん暮れてきて、

なかなか暮れない夏のフィンランドに夜がやってくる。

数日前に弾丸ヘルシンキ観光をした時には、

美しいと思って見た夕暮れも、この時は悲しい。

 

数日前のヘルシンキはこちら。

    ↓ 

ariruariru.hatenablog.com

 

ベンチで一晩か、、、?

食後はレストランを出て、近くのベンチに居場所を確保。

もしかしたらベンチで一晩ということもあるかもしれない。

ちょっと覚悟を決めて、寝床を確保しておかなければ。

寝やすそうな端っこのベンチの場所とりをしながら、

カフェで買ったコーヒーを飲む。

 

コーヒーを飲み干し、しばらくぼんやりして、

ちょっと眠って、再びコーヒーを買いに立った時、

にわかに空港内のあちこちで、小さな歓声が上がった。

 

あわてて発着の案内板を見に行くと、

出発の時刻が表示されている!!

 

やったぁ!ベンチで一晩を過ごさずに済む。

日本の台風が去る予想時刻に合わせて、

出発することが決まった。

 

帰りたくなかったけど、やっぱり帰りたい

というわけで、ようやく搭乗。

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あんなに帰りたくなかったけど、

やっぱり帰りたい。さすがに疲れた。

 

結局、予定よりも5時間半の遅延で飛行機は出発。

9時間40分のフライトを経て日本へ。

到着した日本は、まさに台風一過の瞬間だった。

台風が過ぎ去る間、電車やバスといった交通機関

軒並み止まっていたようだが、

まさに私たちが空港から吐き出される時間帯に

交通機関が次々と動き出していった。

 

すごい。台風が過ぎ去る時刻を予想して

飛び立った飛行機、その時間設定の完璧さにびっくり。

 

トラブルは御免だけど、天候には勝てない。

安全第一。

ある意味、思い出深い旅の最後になった。

 

「ちょこっとフィンランドクロアチア旅」はこれで終わりです。

長らくお付き合いいただいた方、ありがとうございました。

次回からは、書きかけだった「オランダ&ベルギーの旅」の続きを振り返ります。


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