オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!アムステルダムで心震える、ひとりの少女のものがたり〈アンネ・フランクの家〉」
2009年8月
この夏は、爽やかなオランダへ。
アムステルダムを中心に滞在し、
その後はベルギーのブリュッセル、
最後はフランスのパリへと南下する。
いつもの「旅の友人」との二人旅。
書きかけだった旅の記録、
その続きを書いていきます。
前日は芸術にまみれていました。
↓
目次
ブラウン・カフェで気軽なランチ
アムステルダム滞在4日目。
この日、どうしても行かなければ
ならないと思っていた場所へ向かった。
まずはその前に腹ごしらえ、、、。
ホットドッグとミニパンケーキ。
そして、昼間っから、ビール!
西教会前にあるブラウンカフェ。
緑のテント屋根のお店だ。
ブラウンカフェとは、
ビールなどのアルコールを出すお店で、
軽食やコーヒーもある、
とても便利な形態のお店。
イタリアのバール的な。
旅人の味方。営業時間が長く、
変な時間でも食事ができるのがありがたい。
このミニパンケーキ、
めちゃめちゃおいしかったなぁ。
素朴で、懐かしくて、優しい甘さ。
そして、もうすっかりビールが癖になってる。
彼女にごあいさつ
さて、なぜ西教会前にいるかというと、
それは、彼女のお家にお邪魔するためだ。
彼女の名前は、「アンネ・フランク」。
そう、「アンネの日記」で知られる、
アンネが暮らした家が、西教会のそばにある。
西教会は、別に日に訪れていた。
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西教会の界隈も、美しい運河の景色が広がっている。
運河に沿って、ぴったりと並ぶ家々。
アンネがナチスの迫害から隠れて
暮らした屋根裏部屋のあるお家も、
この運河に面して建っている。
「アンネ・フランクの家」
という表札がかかっているこの建物。
厳密に言うと、彼女の家ではないが。
もちろん当時は表札はなかったし、
この建物はアンネ一家のものでもない。
1階が黒っぽい建物がそれだ。
今になって、表札が堂々と掲げられている
のを見ると、さらに無性に心が搔き乱される。
現在は、この外観はすっかり変わっているようだ。
もう、あの表札もない。それはそれで残念な気がする。
現在は完全予約制のようだ。
私たちも当時、ネットで日時予約をしてから
訪れたので、待ち時間はなかった。
ひとりの少女のものがたり
訪れた時、入場を待つ行列ができていた。
現在は、隣のこの建物が出口になっていて、
1階がショップになっている。
内部は撮影禁止だった。
素晴らしく丁寧な展示で、想像以上。
本当に行ってよかったと思う。
詳しくは、公式ホームページを。
↓
読んだことがあったし、
歴史的なことも、ひと通りは知っていたけど、
アンネ一家が約2年にわたって
隠れて暮らした屋根裏部屋そのものを、
自分の目で見ることができる、
その空気に触れることができる場所。
2年の間の暮らしぶりは、
彼女の日記に、あらゆる紙の切れ端に、
そして壁に残されている。
この場所で見ることに大きな意味がある。
彼女は、ひとりの普通の少女だった。
ひとりの少女のものがたりなのだ。
その事実を、改めて突き付けられた
ような気がする。
素晴らしい展示に心が震える
素晴らしい展示に心が震えた。
(訪れた当時にもらったフライヤー。)
ショップには、世界各国語に翻訳された
公式本「ものがたりのあるミュージアム」が
並んでいたので、日本語版を一冊買った。
外に出ると、まだにぎやかに行列を
作っている人たちを、アンネの像が見ている。
アンネの像の横に並んで、
一緒に写真を撮ってもらった。
彼女との距離が、ぐっと近くなった気がして。