オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルの朝の教会で清々しい気分に」
2009年8月
この夏は、爽やかなオランダへ。
ベルギーのブリュッセル、フランスのパリへと南下。
いつもの「旅の友人」との二人旅。
書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。
目次
聖カトリーヌ教会の朝
ブリュッセル到着した翌日の朝。
この日は、旅のちょうど中日にあたる。
前半のオランダの夏の気候は、
涼しくてお天気が悪いと肌寒いくらい。
長袖のカーディガンが手放せない。
かなり迷った。まだ旅の前半で
後々の荷物のことを考えたりして
結局買わなかったのだが、
お手軽なファストファッションの店などが
あったら、きっと購入していただろう。
アムステルダム滞在はこちら
↓
ほんの少し南下しただけなのに、
ブリュッセルはまったく違う天候。
ちょっと蒸し暑くて、しっとりしている。
(日本の蒸し暑さとは比べものにならないけど。)
そんな朝。最初に出かけたのは、
聖カトリーヌ教会。すごい、荘厳な雰囲気だ。
ホテルのそばのブルッケール広場から北西に進むと、
自然と教会前の広場に出る。
現在の聖カトリーヌ教会は、19世紀に建てられたもので、
この地はかつてブリュッセルの内港だったという。
100年以上前に内港は埋め立てられ、
その場所にこの教会は建っている。
取り交ぜて造られたという、少々変わった建築物。
建築家プラールが設計したものだ。
建てたことで知られているのだが、
こちらは新人のころの作品なんだとか。
中は静かで、柔らかい空気。
とても落ち着ける雰囲気の教会。
教会の界隈は、かつて魚市場があったことから
シーフードレストランが軒を連ねていて、
食事時にはかなりにぎわっているんだろう。
でも朝はとても静かで、心地よい空気が流れていた。
ブルスからグラン・プラスへ
教会を出て、南側の道を東へ歩くと、
「ブルス」の駅。「ブルス(Bourse)」とは
フランス語で証券取引所のことだ。
なんとも立派な証券取引所の建物。
現在は証券取引所としては使われていない。
ビール博物館になるんだとか。
ブルスからちょっと歩けば、もうグラン・プラス。
青空がキレイ!
グラン・プラスの広場へ出る時、
なぜか吸い込まれるような気分になる。
なんか吸引力をもっている広場というか、
勝手に吸い寄せられる気がするのだ。
そびえ建つサン・ミッシェル大聖堂
グランプラスを抜けて、
サン・ミッシェル大聖堂まで歩いた。
サン・ミッシェル大聖堂とは、ゴシック様式の聖堂で、
13世紀から15世紀に建てられたもの。
結構な高低差があり、坂道がつらい。
あらら、、、大聖堂前の広場が大々的に工事中。
もうすぐそこだと思ってからがまた遠い。
丘の上に建つ大聖堂。手が届きそうで、
なかなか届かないのだ。
サン・ミッシェル大聖堂は、とても由緒正しい大聖堂。
歴代の国王の結婚式なども行われている教会だ。
朝日に照らされて、美しい!
聖堂内部へ。サンミッシェル大聖堂は、
ステンドグラスが美しいことでも知られている。
本当に見事!
優美で温かみのある壮麗な内部。
しばらく座って、心を落ち着ける。
ヨーロッパの旅にまだ慣れなかったころ、
教会の見学をどうすればいいのか迷った。
でも、キリスト教徒だとか、そうでないとか、
そんなことは関係ないのだということを
最初に気づかされたのがブリュッセルの街だった。
その街に再び戻ってきて、
光のシャワーが降り注ぐ中、
なんともいえない優しい空気に包まれている。
なんてすばらしい朝だろう!
旅とブリュッセルに感謝だ。