「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その24>「地球の歩き方に教わったことは数知れず」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その24>」。

旅に出られない日々はまだ続きそう。

旅に焦がれる日々がまだまだ続きそうです。


目次

 

私の旅のバイブルだ!

悲しくなるようなニュースが飛び込んできた。

 

学研ホールディングス子会社の学研プラスが、

ダイヤモンド・ビッグ社から

海外旅行ガイドブック「地球の歩き方」の

事業を取得するのだそうだ。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で

海外旅行客などが減少したことが影響し、

事業譲渡に踏み切った」と記事にはあった。

 

なんだか悲しくなるニュースだ。

事業は引き継がれるのだろうけど、

私にとっては旅のバイブル的な存在。

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(私の本棚の一角。)

 

同じ場所を何度も訪れる時でも、

最新のものを買って行きたくなる。

新しいものが出ると、

どこが改定されたのか気になってしょうがない。

 

新しいものを買ったときは、

前に持っていたものと、

1ページ1ページ照合したりしたこともあった。

 

私にとっては、そんな思い入れの強いものなのだ。

 

本屋に立ち寄ることがあれば、

必ずと言っていいほど

私はガイドブックのコーナーの前に立つ。

 

旅の予定がない時でも、

地球の歩き方」が陣取る棚を見ると

壮観な気持ちになるし、

次はこの中からいったいどの一冊を

私は買うことになるのか、

つまりは次回の旅の行き先はどこだろうと、

たぶん周りから見れば気持ち悪いだろうが

ニヤニヤしながら眺めていたと思う。

 

旅の始まりを告げる合図

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地球の歩き方」を実際に本屋で買う時には、

もう旅の準備がある程度進んでる場合が多い。

旅のプランが多少はできているか、

少なくとも訪れる国が決まった段階に

ならなければ購入できないからだ。

(まれに先に購入してしまうこともあったけど。)

 

さぁ!いよいよ「地球の歩き方」を

買う段階まで来たぞ!という気持ち。

私にとっては、旅の始まりを告げる

合図みたいなもんだ。

 

昔の「地球の歩き方」はページのめくる側に

青い色がついていた。

だから表紙を確認できなくても、

旅の途中の街角で、

「あ、あの人も持ってる、、」

と、わかったものだ。

 

歩き方片手に街歩きをする日本人を見かけると、

なんだかちょっとうれしくもあり、

ちょっと気恥しい気持ちになったりもした。

 

逆もしかりで、歩き方片手に街歩きをしていると、

「日本人の方ですよね?」と声をかけられることも。

道に迷って困っている日本人観光客や、

どうしてもとんかつソースを買いたいから

売っている店を知らないかと尋ねられたこともあった。

(なぜそんなにもとんかつソースを欲していたかは不明。)

そんなことも懐かしい旅の思い出だ。

 

時とともに変化するもの

そんな私も、最近の旅では、

スマホ片手に歩くことも多くなり、

歩き方を片手に歩くことはずいぶん減った。

今は断然、読み物として読んでいる。

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(列車の旅では移動中に読みふけることも。2011年夏、ハンガリーを出発する。)

 

地球の歩き方は当然のことながら

その土地土地に詳しい人が記事を書いたり、

詳しい人に取材して書かれているので、

それぞれに個性があっておもしろい。

 

日本人にとってはちょっとマイナーな国や地域になると、

より一層個性が濃く出るのもまたおもしろい。

 

また、昔と今でも書き方や構成はずいぶん違っている。

昔にお世話になった歩き方も、

全部残しておけばよかったと

今となっては後悔している。

(スペース的に無理だったけど。)

 

それは、書いている人が違うというのもあるだろうが、

時代が変わって旅のスタイルが変化したからだろう。

そして、私の旅もずいぶん変化した。

時代ももちろん、自分の年齢や立場が変わったから。

 

そんな旅人に寄り添ってくれる本だと思っている。

まさに「地球の歩き方」を

私に教えてくれる一冊なのだ。

愛読書といっても過言ではない。

 

旅先でこれを持っている人と

遭遇するような旅がまたできるといいな。

 

私はきっと、これからもずっと

お世話になることになると思っています。

 

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