「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ブリュッセルからアントワープへ!ルーベンスに誘われる街歩き」

2009年8月

 

この夏は、爽やかなオランダへ。

アムステルダムに滞在したあとは、デン・ハーグ

ベルギーのブリュッセルフランスのパリへと南下。

いつもの「旅の友人」との二人旅。

書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。

 

目次

 

アントワープの日帰り旅へ

ブリュッセルへ到着した翌々日。

この日は朝から行くと決めていた場所があった。

それは、アントワープという街。

アントワープとは、オランダとの国境に近い

ベルギー北部の街で、港とダイアモンドと

ルーベンスで知られる街だ。

ブリュッセルから列車で40分で行ける、

日帰り旅にピッタリの距離。

前回ベルギーを訪れた際も立ち寄った。

 

実は「アントワープ」という発音は英語で

表記は「Antwerp」、フランス語だと

「アンヴェルス」で「Anvers」、

オランダ語だと「アントウェルペン」で

表記は「Antwerpen」となる。

 

オランダで話されているオランダ語

ベルギーで話されているオランダ語

また違う部分が結構あるようだが、

ざっくりいうと、オランダに近いとオランダ語で、

フランスに近いとフランス語で、

ドイツに近いとドイツ語のところもある

というのが、ベルギーの言語。

という諸所の理由から、結構英語も通じる。

というわけで(?)、結局私は多少なじみのある

アントワープ」という呼び方で呼んでいる。

 

ブリュッセルから往復の割引切符で

IC(インターシティ)に乗り込む。

あっという間にアントワープ中央駅へ到着した。

乗りなれない列車に乗って、列車の中やら

車窓やらをものめずらしく眺めていたら、

40分なんてあっという間だ。

 

到着早々に見どころが

アントワープ中央駅は、国の重要文化財

指定されている壮大な建物。

到着早々、見どころが登場。

f:id:ariruariru:20201203215826j:plain

駅なのか?宮殿なのか?教会なのか?といった様相。

いかにもヨーロッパという雰囲気で、荘厳ですらある。

 

この階段がまた素敵!

古い映画のワンシーンに登場してそう。

f:id:ariruariru:20201203214853j:plain

こんな駅から長い列車の旅を始めたりしたいなぁ。

夜行列車に揺られるような旅を。

列車の旅好きの心をくすぐる情景だ。

駅舎を出て振り返ると、外観はこんな感じ。

f:id:ariruariru:20201203214903j:plain

 

アントワープを気ままにぶらぶら

駅を出て、目の前の通りをまっすぐ西へ歩く。

通りにはダイアモンドの写真が出ている店が並ぶ。

アントワープはダイアモンドの街なのだ。

私にはまったくご縁のないものだけど、

店が並んでいるとやっぱり華やぐもんだなぁ。

 

アントワープは、世界のダイアモンド取引の

中心となる街で、その取引量は世界の6割を占めるとか。

 

さて、特に何をするというわけでもないのだが、

アントワープをぶらぶらしにやってきた。

もちろん、せっかく来たのだから観光地は

とりあえずまわってみるのだけど。

 

駅からまっすぐ1キロくらい歩くと、

フルン広場という大きな広場へさしかかった。

この広場にかっこよく立っておられるのが

ルーベンスだ。

f:id:ariruariru:20201203222148j:plain

 17世紀に活躍した画家のルーベンスは、

まさにこの街アントワープの出身なのだ。

 

ルーベンスに「ようこそ」と誘われ、

フラン広場の中を歩くと、

ルーベンス像の後ろにそびえる

ノートルダム大寺院の塔が美しい。

 

ルーベンスの家をじっくり

アントワープの最大の見どころである

ノートルダム大寺院は、後で訪れるとして、

私たちが先に向かったのは、ルーベンスの家。

実際にルーベンスが暮らしたアトリエ兼住居が

現在では美術館となっている。

f:id:ariruariru:20201203234255j:plain

ルーベンスは画家としても名声の高かった人物だけど、

7か国語を操る外交官という一面も。

裕福な家柄の出身で、美しい調度品に囲まれ、

絵画のコレクションが趣味だった。

そんなルーベンスの一面を楽しめる、

ルーベンスの家。美術館と博物館が一緒に

なったみたいな施設だった。

 

美しいお庭は当時のものとは違うらしいが、

アントワープの中心に大きな邸宅を持ち、

ゆったりと余裕のある時間を

過ごしていたことが想像できる。

f:id:ariruariru:20201203234304j:plain

入館の時にもらった解説書は英語付きのもの。

じっくり読みながらゆったりと見学した。

そんな空気が邸宅の中に流れていたから。

 

ルーベンス様、お邪魔しますよ」という感じ。

じっくり時間を割いて訪れたい。

またいつか。

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ