オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!ルーベンスが迎えてくれる、アントワープのノートルダムへ!」
2009年8月
この夏は、爽やかなオランダへ。
ベルギーのブリュッセル、フランスのパリへと南下。
いつもの「旅の友人」との二人旅。
書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。
目次
アントワープのノートルダムを堪能!
ベルギーのブリュッセルに滞在中。
この日は朝からオランダとの国境に近い
港町アントワープへ。
アントワープは大きな港町ではあるものの、
ブリュッセルの大観光地とは違って、
ちょっとのんびりした雰囲気で
街歩きが楽しい。
そしてアントワープの最大の見どころは、
ノートルダム大寺院(大聖堂)だ。
14世紀から建築が始まったという、
ベルギーでもっとも大きなゴシックの教会。
広場のルーベンスに気を取られていたら、
その後ろにドーンと!
ノートルダム大寺院(大聖堂)と言えば、
あの「フランダースの犬」の物語のラストシーンの
舞台になったところ。
教会でネロがパトラッシュと息をひきとり、
天使たちに天国へ連れていかれるシーンは
とても感動的で有名だ。
と書きつつも、実は私自身はあんまり思い入れはなく、
特に感傷的な気分にはならなかったのだが、
ただただ見事で素晴らしい教会であることは間違いない。
壮観で荘厳な外観!
まずはこの外観!
見事というほかない!
このそびえる塔がアントワープの街の
どこからでも見えている。
内部も素晴らしい!美しい!
大聖堂の中はとても広くて、
中へ入った瞬間に外の世界とはまったく
違う空気が自分にまとわりついてくる感じ。
その空気感に酔いしれる。
ここにはルーベンスの作品がある。
教会の中央にあるのは、「聖母被昇天」だ。
近づいた写真が残ってなくて残念、、、。
ルーベンスを堪能する
こちらもルーベンスの作品、「キリスト昇架」。
男たちがキリストを十字架にかけようとする
様子が描かれている。
教会の内部は明るく、ルーベンスの作品に
まるでライトがあたっているかのようだ。
絵画の色の鮮やかさに驚かされる。
そして、例の「フランダースの犬」で
ネロが最後に一目と想い焦がれて
たどり着いたのが、こちらの「キリスト降架」の前。
「キリスト降架」では、磔の刑にあったイエスの
亡骸がおろされる様子が描かれている。
青い服の女性がマリアで、赤い服の男性が弟子ヨハネ、
想像以上に鮮やかな色合いに驚かされる。
教会の中はひんやりとしていて
カラッとした明るい空気。
ネロがたどり着いて息をひきとるという、
悲劇的なシーンを思い描きながら訪れたからか、
拍子抜けというか、いい意味の違和感というか。
爽やかで明るくて、ルーベンスが
「どうぞ!」と明るく迎えてくれているような
そんな印象だった。