旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その26>「旅に出るならどの方角?」
今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その26>」。
なんてことのない、私の頭の中の
ぐるぐる思考を書き連ねただけの文章です。
目次
旅に出るならどの方角?
旅のことを考えながら仕事していると、
そのことをまるで見透かされたかように
同僚から唐突にこんなことを尋ねられた。
「旅に出るなら、東西南北どの方角?」
だって。
えーっと、、、ヨーロッパだから、、、
などと私が言い淀んでいると、
「心理テストだから!考えないで!」
と言われたのだが、どう考えたところで
答は「西」だった。
頭をよぎったのは、地図上では
ヨーロッパは西の方角になるけど、
北極を通ったら北ということになるのか?
などと、この場合にはどうでもよいことが
頭をかすめただけで、どう考えても「西」。
海外ならヨーロッパだし、国内なら西日本。
瀬戸内や九州の風情が大好きだ。
哲学の旅を好む旅人?
「西」に向かう旅を好む人は、
哲学の旅を求めているんだとか。
そうか、あながち外れてもいない。
いつも考え事をしながら旅をしている。
たしかに私は、哲学の旅を好む旅人かも。
ちなみに東へ向かう旅を好む人は、
都へ向かう上昇志向の人。
確かに東京方面?ニューヨークか?
(2019年東京。確かに私の東京旅は、キラキラしたところを外したルートのような気もする。)
そして、北へ向かう旅は色恋を好む人、
恋敗れて北へ向かうのか、、、。
南は、沖縄、ハワイと新婚旅行ルート。
華やかな旅を好む人。
ということらしい。
(かなりざっくり言うと。)
なんとなくわかる気もするし、
どうってことない話なんだけど、
私が西へ向かう旅を好むのは、
それなりの、もしかして何か潜在的な理由でも
あったりするのでは?と思えておもしろい。
西へ向かう旅に出る理由?
ヨーロッパへ向かう理由と、
瀬戸内へ向かう理由が、
実はどこかでつながっていたりしたら
おもしろいなぁ。
理由なんて意識してなくても
本能的にそこへ向かっていたということ?
でも実は、何か理由があるのかもしれない。
瀬戸内海を眺めるとなんだか懐かしい気分になって、
タイミングによっては思わず泣けてしまうことがある。
もしかして、これに理由があったりするのだろうか。
(2017年。瀬戸大橋からの風景は格別。)
初めて訪れた時から懐かしく感じた。
もしかして、これにも理由があったりするのか。
(2006年。借りた部屋のテラスから大聖堂。アルファマに暮らす。)
そして、それらの理由は何か一つのものに
つながっていたりするのだろうか。
哲学の旅ではなく、旅を哲学的に考えたくなった、
さりげない日常の会話。
旅の話題を投げかけてくれたのは同僚の優しさか、
はたまたそれは偶然のなせる業か。
まじめに仕事に取り組めという、神様の苦言か。
ちょっと一息。
旅に出られない今も大事にしよう。
そしていずれ、西へ、西へと、、、。