オランダ&ベルギー旅「おまけのフランス・パリ!最終日に想うことと、旅に行けない今だからこそ」
2009年8月
この夏は、爽やかなオランダへ。
ベルギーのブリュッセル、フランスのパリへと南下。
いつもの「旅の友人」との二人旅。
書きかけだった旅の記録、いよいよ書き切ります。
目次
充実したおまけのパリ
おまけのパリを駆け足で満喫中。
ホテルから歩ける距離をぐるりとまわる。
ホテルは「カルチェ・ラタン」。
夏は静かな学生街を抜けて、
そしていつもにぎやかな
サンジェルマン・デ・プレへ。
サンジェルマン・デ・プレ教会。
あらためて眺めるととても立派な教会。
このあたりはいつも人でにぎわっていて、
いかにも「パリ」って感じがする。
昔から学者や作家たちが議論をかわしたという
老舗のカフェがあり、おしゃれで入るのを
ためらうようなブランドショップなどが建ち並ぶ。
メトロ4号線が通っていて、交通の便もよい。
手ごろなディナータイム
さて、この界隈でこの日の夕食を。
お手頃なお店を探してうろつくのも楽しみの一つ。
ディナータイム近くになると、お手頃なお店の
お手頃な価格のコース料理が店の前の黒板に
並ぶので、それを見ながら通りを行ったり来たり。
最終的に私たちが選んだお店は、
今はもうなくなってしまったようだけど、
グレゴア・ドゥ・トゥール通りにある
小さいお店だっと記憶している。
サンジェルマン・デ・プレ教会のすぐ裏手あたりで
お店を探した記憶があったので、てっきりそのあたりだと
思っていたのだが、どうやら東に流れて歩いていたようだ。
赤ワインをいただきながら、エスカルゴやエビのカクテル。
メインは牛ほほ肉の赤ワイン煮込み。
写真はないけど。
デザート、カフェまで平らげて、
お腹いっぱい。
夜のノートルダム
これが、旅の最後の夜。
お腹いっぱいになった後は、夜のパリを歩く。
食事をしたレストランからもう少し東にあるけば、
もうサン・ミシェルはすぐそこ。
サン・ミシェル橋を渡れば、もうそこはシテ島だ。
夜のノートルダムへ歩く。
暗闇に浮かび上がるノートルダム。
サン・ミシェル橋を渡って、だんだん近づいてくる
ノートルダムはとても迫力がある。
教会の前は人だらけ。
ちょっとしたお祭りのような雰囲気。
しばらくその雰囲気を楽しんで、ホテルへ向かう。
全部徒歩圏内だ。結局、全部歩いてしまった。
そんなことができるのもパリだから。
旅の最終日に想うこと
翌日の朝。
パリを発つ朝だ。
2週間のヨーロッパの旅が終わる。
シンプルなヨーロッパらしい朝食を食べながら、
いささか旅が終わる虚しい気持ちがわいてくる。
でもどれも美味しいな。
フランスらしい濃くてたっぷりのコーヒーや、
ふわっとバターが香るクロワッサン。
搾りたてなの?と疑うオレンジジュース。
素敵なプチ・ホテルだった。
カルチェ・ラタンにある「カルチェ・ラタン」。
ホテルでタクシーを呼んでもらって、
タクシーの中からノールダムがチラリ。
パリは空港が遠い。
距離的に遠いというよりは、
道が渋滞してしまうから時間がかかるのだ。
大都市の大観光地だから仕方がないのだが、
1分でも長く街に居たいので、そこが残念。
帰りはKLMオランダ航空で、アムステルダム。
そして日本へ。
思えば、アムステルダムから始まった旅だった。
書きかけになっていた旅の記録。
書き始めから実に2年以上。
ようやく「帰国」にこぎつけた。
いや、数が足りなくなって
選べなかったのかもしれない。
めったと選ばない日本食だ。
旅に行けない今だからこそ
旅に行けない今、
10年以上の旅をふりかえるという作業を、
とても切なく、若干の虚しさを感じながらも、
旅の喜びやワクワクを思い出しながら、
前向きに取り組んだつもり。
新たな発見あり、やっぱり旅っていいな、
やっぱり旅に行きたいな、
旅に惹かれる理由が湧き出てくる。
さて、次はいつのどこの旅をふり返ろうか。
まだまだふりかえる旅のネタには事欠かない。
だって私は旅人だから。