冬のイタリア「ひとりで滞在するフィレンツェ旅!バスでちょっと出かけよう!サンジミニャーノへ行く理由」
2011年12月
この年の年末、急に思いたって向かったイタリア。
大好きなフィレンツェにただただ行きたくて。
自由で気ままな冬の旅をふりかえります。
目次
ちょっとおでかけの日
ステイ先でたっぷりの朝食を食べる。
↓
さぁ、今日はちょっと遠出するぞ。
滞在先を出て、中央市場の横をすり抜ける。
比較的暖かい冬だったこの時のフィレンツェだが、
さすがに朝はなかなかに寒い。
年末のフィレンツェだ。
向かった先は、前日に下見をしておいたバスターミナル。
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅のすぐそば。
ここまで滞在先から歩いて数分。
すばらしい立地の滞在先だなぁ。
バスのチケットを窓口で購入して、
しばしバスを待つ。
イタリア語でバスのチケットを正しく買えたことに、
ひとり喜びを噛みしめつつ。
こんな時間、ちょっとドキドキしているけど、
旅の楽しみの1つかもしれない。
私は正直バスが苦手。
乗り物酔いしてしまうのだ。
でも、駅やバスターミナルで待つ時間は大好き。
これから始まる小さな旅をもうすでに
楽しんでいるからかな。
本日の行き先は?
待合室でしばらく待つと、
想像以上にキレイで立派なバスがやってきた。
2階建て!
本日私が向かうのは、サンジミニャーノ。
まずは、ポッジボンシという、
ちょっと変わった名前の街までバスに乗り、
そこでバスを乗り換える予定だ。
バスは、ビットリア橋を通って南へ進む。
朝日がまぶしい!
あっという間にフィレンツェを抜けると、
車窓からはぐっとローカルな風景。
うとうとしかけたころ、小一時間くらいで
予定通り、ポッジボンシに到着した。
ポッジボンシは鉄道駅があるので、バスも駅前に到着した。
なかなかローカルな雰囲気が漂っている。
駅の中を覗いてみたけど、何にもない。
バスの乗り継ぎ時間が短いので、
すぐにサンジミニャーノ行きのバスがやってきた。
さぁ、ここからはもう20分くらいで目的地、
サンジミニャーノだ。
サンジミニャーノへ行く理由
サンジミニャーノは、「塔の街」と呼ばれる。
中世の雰囲気そのままの街で、塔だらけの街なのである。
私がこの街に行ってみたかったのは、
これのせい。
2006年発行の「フィガロ」だ。
この「トスカーナの休日」という、
魅惑的なタイトルが真ん中に書かれている表紙。
そのバックの街こそ、サンジミニャーノ!
ちゃんと2006年当時の雑誌を今でも持っていた。
大切にしていたので、15年前の雑誌がとてもキレイな状態。
この写真を見て以来、あこがれの街だった。
映画のセットのような街の写真。
本当に自分の目で見るまで、私は信じないぞ、
これが現実に人が現代に暮らしている街だなんて。
と思いつつ、とうとう向かうのだ。
楽しみで心が躍る。
そんな日は、まったくバス酔いなどしない。
そんなもんだよね?
人間って。