イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!フレッチャロッサで美食の街ボローニャへ」
2015年8月
この夏はイタリア・フィレンツェを拠点に
イタリア中部の都市をいくつかまわる。
何度か滞在したフィレンツェではのんびり。
気心知れた友人とぶらぶら2人旅だ。
目次
フィレンツェからボローニャへ!
フレッチャ・ロッサの旅
ボローニャで2泊して、
フィレンツェでは今日までと同じホテル
「サンタマリアノヴェッラ」を予約しているので、
スーツケースはホテルで預かってもらい、
必要な荷物だけを持って身軽な旅へ。
ホテルをいったんチェックアウトして、
フィレンツェの鉄道の中心駅である
サンタ・マリア・ノヴェッラ駅(SMN駅)へ。
主要な電車はこの駅から出ている。
ホテルからすぐの距離だ。
これもまたこのホテルの魅力。
電車のチケットはネットで予約済。
ボローニャまでは、
こちらの「フレッチャ・ロッサ」という
新幹線のような高速鉄道で。
「フレッチャ・ロッサ」とは
イタリア語で「赤い矢」という意味。
イタリアの鉄道会社「トレニタリア」が
運営する高速特急だ。
イタリアの鉄道はのんびりしていて
時間通りに来ないことも多いが、
今日はほぼ予定時刻通りにやってきた。
混雑する夏休みなどは
指定席券を買っておくのが安全。
簡単に買うことができる。
でもほとんどの電車は予約なしに乗れるので、
当日駅でチケットを買えばいいのだが、
駅のチケット売り場は行列ができることも。
自動券売機は釣銭切れなんてこともある。
そんなときは、旅行代理店(駅の周辺に必ずある)
で買えば、だいたい手数料なしで購入できる。
これは以前フィレンツェでホームステイを
していた時にホストマザーから教わった方法だ。
35分であっという間にボローニャに到着した。
ボローニャは美食の街だ!
初めて訪れる街。
電車でたった35分走っただけなのに、
そこにはまったく違った雰囲気の街が広がっている。
ボローニャは赤いレンガの建物が続く美しい街。
現在のボローニャはイタリア経済の中心的な都市で
フィレンツェとはまた違った活気に満ちている。
商店が建ち並び古い市場なども、
観光客相手ではなく、バリバリ現役の活気だ。
そしてここは食の都。
もともと古代のエミリア街道の街道沿いに
栄えた都市が多く点在している。
「美食街道」とも呼ばれる、
その土地ならではの食材を
その土地ならではの調理方法でいただく。
イタリア食文化の真髄のような場所だ。
まずはボローニャの街歩きへ。
街の中心マッジョーレ広場から東を見ると、
印象的な2本の塔が。
ボローニャの斜塔だ。
もともとは貴族の権力争いの中で、より高い塔を!
という競い合いの末、造られたもの。
高い方がアシネッリの塔、低い方がガリセンダの塔。
どちらが傾いているのか、いろいろ角度を変えて
眺めてみたが、結論は「どちらも傾いている」のだ。
この2本の塔は、ボローニャのシンボル的な眺めだ。
独特の景観 サン・ペトロニオ聖堂
ゴシック様式の聖堂で、
今も未完成という不思議な景観。
マッジョーレ広場に面し、堂々たる存在感だ。
14世紀から17世紀にかけて建設されたもので、
途中まで大理石が貼られている。
なんという中途半端な!
これをこのままにしておくなんて。おもしろい。
大理石の色合いがとても美しい。
フィレンツェのドゥオーモとはまた全く違う。
やさしいピンクの色合い。
(お腹が空いていた私には、生ハム色に見えしまうのだけど……。すみません。)
さあ、いよいよ美食の街をいただきに行こう!