デンマーク&ドイツ&スイス旅「鉄道で国境を超える旅!渡り鳥ラインで列車ごと船へ!コペンハーゲンからハンブルク」
2016年8月
この夏は北欧から旅をスタート。
気心知れた友人との2人旅だ。
そのあとは、電車でドイツのハンブルクに入り、
夜行列車でスイスのチューリッヒをめざす旅だ。
ヨーロッパの鉄道の旅にはこんな本がおもしろい。
次の旅の計画を立てる時にまず熟読。
↓
鉄道の旅が好きだ。
ヨーロッパの鉄道旅は、旅情をかきたてられる。
日本では味わうことのできない、
鉄道で国境を超えるという、大陸旅の醍醐味。
醍醐味を味わいつくす旅へ!
目次
名残惜しいコペンハーゲンの街をあとに
短いコペンハーゲン滞在を終え、
次の滞在地へ向かう日が来た。
電車の時間までスーツケースをホテルに預けて
ストロイエへを歩く。
旅のホテルは、駅近のホテルヘブロン。快適だった。
ストロイエのとは、コペンハーゲンの目抜き通り。
歩くだけで楽しくなる通りだ。
なんでこんなどこにでもあるチェーンのお店が並んでいるのに、
独特の雰囲気を保てているのだろう。
ストロイエに面したパン屋さんでパンを購入。
鉄道旅のおともにする予定。
お店の外まで、ちょっと甘くて香ばしい、いい匂いー!
デンマークの人はパンが大好き!
あちこちに美味しそうなパン屋さんがある。
特にデニッシュ系のパンがたくさん並ぶ。
ただし、物価の高さに目がくらむ……。
パンを2つ買ったら2000円近くになる。
物価の高さだけはなかなか慣れないな。
慣れないまま、デンマークをあとにする日がきてしまった。
いよいよ出発!渡り鳥ラインへ!
本日の私たちの目的地。それはドイツのハンブルク!
鉄道で国境を超えて、デンマークからドイツに入るルート。
このルートは通称「渡り鳥ライン」と呼ばれている。
なぜなら、ルートの途中で列車ごと船に乗るという
ちょっと変わったルートなのだ。
美しいコペンハーゲン中央駅。
惚れ惚れするようなヨーロッパらしい駅舎だ。
ここから特急電車に乗って、約5時間の鉄道の旅!
いや、途中は少し船の旅!
今回の旅の計画は、まずこの渡り鳥ラインに乗りたい
というところから始まったようなものだった。
車ごとフェリーに乗り込むカーフェリーは
日本でも一般的だけど、列車の車両ごと船に乗り込む
光景は見たことがない。
もう決まっていて、橋が完成してしまったら
もうこの渡り鳥ラインもなくなってしまうんだろう。
乗っておきたい!と思って今回の旅になった。
別に鉄道オタクでもないのだけど、
鉄道で国境を超えるヨーロッパの旅に、
人よりは大きな憧れを抱いている自覚はある。
始まりは列車旅、途中船旅、そしてまた列車旅!
さて、お腹が空いていた私たちは、
車内でさっそくさきほどのパンをいただく。
しばらくのんきな鉄道旅。
きれいに整備された車両だった。
パン美味しいー!デンマークは美味しい国だったな。
時間が経っているのに、デニッシュはサクサクもちもち。
のんびり旅をしていると、お?!
急にスピードがゆっくりになってきた。
停まっては動き、動いては停まるをしばらく繰り返し…。
とうとうきた?船?港?
列車の中に乗ったままでは、どのタイミングで
船に吸い込まれたのかは、あまりよく分からなかった。
でも、列車から降りてみると、そこは船の中!
変な光景!カーフェリーだったら車が並んでいるところに
列車がきちんと収納されている感じ。
階段をあがって船の甲板にあがると、
あー!ほんとに船の上だー!
ほどなくして船が出発。
乗船時間は45分。
甲板に出るのも気持ちいいが、この日は天候があまり
良くなくて、強風が吹いていた。
船内は広くて飲食店などがある。
免税なるので、雰囲気はさながら空港内の免税店。
空港のカフェにいるような雰囲気だ。
コーヒーでちょっと一息。
日本では経験できない鉄道の旅。
日常と違う旅の時を過ごしていると実感する。
とかなんとか考えてたら、あっという間の45分。
もう列車に戻らなくちゃ。
船が対岸のドイツ側に着くと、再び列車旅。
何事もなかったかのように、陸路の旅が続く。
そしてドイツのハンブルクに到着!
途中の船旅をはさんで、約5時間の列車旅。
終着地のドイツ・ハンブルクに到着した。
ハンブルク中央駅は、今まで行ったことのある
ヨーロッパの駅の中でも、一二を争う大きさ!
一部、大胆に工事中だけど。。
ここから、また新しい旅が始まる。
ヨーロッパは地続きだから、列車で国境を超えることは
そんなにめずしいことではない。
ハンブルク駅には、各地、各国からの列車が次々に到着する。
鉄道の拠点となるハンブルク駅は人で溢れていて、
コペンハーゲンの駅がいかに静かだったかがよくわかった。
ハンブルクは終着地と思ってやってきたこの日、
ハンブルクは次の旅の出発地となる。