デンマーク&ドイツ&スイス旅「チューリッヒ中央駅から30分!自然を満喫ユトリベルクへ」
2016年8月
この夏は北欧から旅をスタート。気心知れた友人との2人旅だ。
デンマークのコペンハーゲンから電車でドイツのハンブルクに入り、
夜行列車でスイスのチューリッヒをめざす旅。
鉄道の旅が好きだ。ヨーロッパの鉄道旅は、旅情をかきたてられる。
日本では味わうことのできない、鉄道で国境を超えて
デンマーク→ドイツ→スイスと旅をしてきた。
旅の終着地チューリッヒを街歩き中。
目次
チューリッヒの朝 ホテルで
前日、スイスのチューリッヒへ夜行列車で到着。
ドイツのハンブルクから12時間の列車旅だった。
快適な列車旅。到着したチューリッヒは、
開放的で穏やかな街。
コンパクトな街に必要なものがすべてそろっている。
公共交通機関も整っているし、治安も良い。
長期で滞在したい街だ。
(残念ながら私たちは2泊だけだけど。)
ホテルの朝食ルームは、明るくて清潔!
シンプルだけど、必要なものはすべてそろっている。
スイスの、こういう機能的な感じは、北欧みたいだな。
イタリア・フランスと国境を接しているけど、
ラテン系のそれらの国々とは違う感じだ。
チューリッヒがドイツ文化圏だからだろうか。
素敵な朝食!スムージーまであった。
本格的なコーヒーマシーンがうれしいな。
チューリッヒ中央駅から電車で
この日はチューリッヒからちょっとだけ遠出。
まずはチューリッヒ中央駅へ。宮殿のような駅舎。
遠出と言ってもほんの少し郊外へ行くだけ。
目指すのはユトリベルクという山だ。
スイスに来たのだから、山へ行こう!という
結構短絡的な発想でこの日はでかけることに。
ユトリベルクとは、東京でいう高尾山(?)みたいな感じで、
都会から近いけど自然豊かで、ハイキングや登山に
ぴったりの場所らしい。
直通の電車もあるが、時間的に合う電車は、
途中の駅で乗り換えなければならないことを
チューリッヒ中央駅で教えてもらって、いざ出発。
チューリッヒ中央駅はとても広くて、
今回乗る電車は地下ホームから発車する。
ほどなくして、乗換駅に到着。
直通の電車で30分ほどの距離。乗換駅はすでに
山の雰囲気で、空気が美味しい!
乗り換えを待っているだけでも楽しいなー!
ユトリベルク行きの電車がやってきた。
この先の急な勾配を登っていける電車だ。
ココから先は、登山鉄道的な感じ。
キレイな電車だ。車窓からは緑・緑・緑!
中央駅から少し離れただけで、辺りはのどかな緑の海。
前日、せかせかと街歩きをした後、
チューリッヒ湖畔ののんびりした空気に、
「あれ?チューリッヒの過ごし方を間違えてる……?」
という気がしたので、今日は自然を満喫するぞ!
あっという間にユトリベルク駅に到着!
遠くにアルプスが光っている!駅からもう絶景が見えていた。
すべての色が濃さを増してまぶしい。
自分までもが浄化される気分だ。
気持ちよいスイスの夏!
終点のユトリベルク駅から山道をしばらく歩く。
心地よいトレッキングだ。
本格的な山登りもできるし、簡単なハイキングコースもある。
それぞれがそれぞれの体力に合わせて楽しめる。
案内板の道をなんとなく歩いて20分。
爽やかで気持ちいいなー。森林浴だ!
木々の間から雪山が光っている雄大な風景が見える。
しばらく歩いていると、ちょうどそろそろ疲れてきたころに
開けた場所へ出た。カフェがある建物には何人かの人が寛いでいる。
もちろん、展望台にのぼってみましょう!
その横にそびえたつ展望台。個性的な形。
もちろん、登ってみましょう!
階段がなかなかしんどいけど、
絶景を見ながらだからがんばれちゃう。
うわー!気持ちいいー!
南方には、ベルナー・アルプスからグラーナ・アルプスへと続く山並み。
展望台の上に結構な時間滞在していたけど、
風が強くてだんだん寒くなってきた。
展望台は開放的過ぎて、結構くだりがこわかったりして……。
下が透けて見えるタイプ。
駅まで戻ってきた。こんなに街から近場なのに
本当に自然を満喫できるなんて。大満足!
帰りの電車は、行きの電車とちょっと違うタイプ。
とても空いていたので、ちょっとお行儀が悪いけど、
足を投げ出して、リラックスタイム……。
大満足のユトリベルク。がっつり登山をする人も、
そこまでじゃないけどぶらぶら自然の中を歩きたい人も、
どんな人も楽しめそうな場所だった。
ほんの少し郊外へ出ただけで、
気持ちの良い夏を満喫できた日帰り旅。
チューリッヒ、いい街だな!