デンマーク&ドイツ&スイス旅「ちょっと変わった鉄道旅へ!デンマークからドイツ、ドイツからスイスへ」
2016年8月
できれば暮らすように旅したいので、
私の旅は一都市滞在型の旅が多い。
でも本当のところは、欲張っていろいろまわりたい。
これ、本音。
時間と予算さえ兼ね合えば、
いくつかの都市をめぐる旅に出ることもある。
この夏は、友人とヨーロッパをめぐる鉄道の旅へ。
目次
新たな旅へ出発!鉄道で国境を超える旅へ
鉄道の旅が好きだ。
ヨーロッパの鉄道旅は、旅情をかきたてられる。
日本では味わうことのできない、
鉄道で国境を超えるという、大陸旅の醍醐味。
この年の旅は、デンマークから入り、
ドイツ、スイスとめぐる旅にした。
行きたい都市をピックアップしたのではなく、
鉄道路線図とにらめっこしたして決めた旅。
旅の始まりは、デンマークのコペンハーゲン!
北欧の都市は交通の利便性が高く、
無駄がないので旅人にとってはありがたい。
ただ、物価の高さだけは、慣れるのに少々時間がかかるけど。
コペンハーゲンの中央駅。
ヨーロッパの駅舎らしく、アーチ型の屋根がかかる。
整備された無駄のない北欧の駅だ。
夏のヨーロッパはなかなか日が暮れないので、
旅人には助かる。北欧はなおさらだ。
勝手知らない街に明るいうちに到着できるし、
楽しめる時間が単純に長くなった感じ。
ただし、要注意は睡眠不足だ。
北欧に暮らす人々は、夏を楽しむ気持ちが私たちよりも強い。
コペンハーゲンのニューハウンに集まる人々の群。
デンマーク語は難解だが、街の人々は英語を流暢に操る。
旅人にはありがたい街だった。
鉄道旅スタート!コペンハーゲンからハンブルクへ
ヨーロッパ旅をするうちに魅了されたのが鉄道だ。
ヨーロッパには国境を超えて鉄道の線路がのびている。
鉄道の歴史も長い。
ヨーロッパの鉄道旅は、どこか懐かしい。
ノスタルジーを感じさせる場面が続々だ。
昔の映画に出てきそうなガタイの大きい車両や、
昔から変わらない駅舎、外国の街を示す行き先案内など。
さらに最近は新しい魅力、「速さ」もあったり。
今回の旅で楽しみにしていたのは、
線路が通ってない区間があるためだ。
路線の途中に線路がない……?
実はこの路線、途中は船の移動になる。
鉄道の車両を船に積み込んで海を渡るというわけ。
一度乗ってみたいと思っていたが、
もうすぐ大きな橋が架かかる予定で
工事が進んでいるとのこと。
この路線がなくなる前にと思って、この鉄道旅を選んだ。
船に車両が乗るという、不思議な光景。
乗船時間は45分ほどなるので、列車から降りてくつろぐ。
甲板に出るのも気持ちいいが、この日は天候があまり
良くなくて、強風が吹いていた。
船内は広くて飲食店などがある。
免税なるので、雰囲気はさながら空港内の免税店。
日本では経験できない鉄道の旅。
日常と違う旅の時を過ごしていると実感する。
船が対岸のドイツ側に着くと、再び列車へ。
何事もなかったかのように、陸路の旅が続く。
そしてドイツのハンブルクに到着。
立派なハンブルク中央駅。
ヨーロッパは地続きだから、
列車で国境を超えることは珍しいことではない。
ハンブルク駅に各地、各国からの列車が到着する。
昨今の世界情勢のニュースの通り、
ハンブルクには移民の群れが流れ込んでいた。
駅や駅の周辺にはそれを嫌が応なく感じる集団が。
何年かぶりのドイツ。
以前には感じたことのない空気が漂っていた。
ノスタルジックな夜行列車の旅!
ハンブルクからチューリッヒへ
ハンブルクからは、夜行列車で国境越え。
スイスのチューリッヒへ。
近年は列車のスピードがあがってきているため、
夜行列車にする必要がなくなってきているようだ。
日本国内と同じように、ヨーロッパでも
夜行列車は年々数が減っている。
そんな中、なんとか走っているこの路線。
12時間かけて、ドイツのハンブルクからスイスのチューリッヒへ。
たどり着いたチューリッヒ中央駅。
爽やかな山の夏が待っていた。
さて、この夏の鉄道旅で出会ったものを
ちょこちょこと復習していこうと思う。
爽やかな夏の思い出とともに。