ちょこっとフィンランド&クロアチア旅「スルジ山のカフェで喉を潤す!いろいろな思いが駆けめぐるドゥブロヴニク」
旅に出られる日を恋しく思いながら、6年前の夏をふりかえっています。
2014年8月
この夏は、友人と2人でヨーロッパへ。
まだまだ少なかった情報を頼りに歩きます。
目次
スルジ山の上から見えるもの
この日はスルジ山の上から。
山の上へは便利なロープウエイですぐだ。
でも、このロープウエイが復活したのは
数年前のことだという。
まだまだ復興の最中なのだ。
あのキラキラしたドゥブロヴニク旧市街を
数日歩いた後には衝撃的すぎた、独立戦争展示館。
↓
展示館を出てしばらくは、その余韻から逃れられなくて、
友人と言葉も交わさずに、ただこの美しい景色を見ていた。
海岸線と山の稜線が美しく見えている。
でもその手前にはクロアチア国旗が揺れていて、
戦争を物語る建物がそのままに。
山の奥を見れば、そこは自然のままの様子。
でも戦争の時は、こちらの方角から
砲弾や銃撃を受けたはず。
気持ちの整理をつけるのは難しいけど、
美しい街を蘇らせた街の人々に
尊敬の念と感謝の気持ちがわいたことは確かだ。
カフェで喉を潤しながら
カラカラに乾いた喉を潤しに、
山頂のカフェ、その名も「パノラマ」のテラス席へ。
お店自体はロープウエイ乗り場内にある。
私たちは、山の傾斜に沿うようにして
テーブルが配置されたテラス席へ。
暑いけど、吹き上がってくる海風が心地いい。
ロープウエイが山頂駅に到着する度、
多くの観光客がはき出されてくる。
展望台も、カフェのテラス席も、結構なにぎわいだ。
このうち、どれくらいの人が
独立戦争展示館を訪れるのだろう。
美しすぎる風景を楽しみながらも、
いろいろな思いが駆けめぐるカフェタイム。
祈りの白い十字架
そびえる十字架も、今では見え方が変わった。
いつも旧市街から何気なく見上げていた十字架だ。
ロープウエイの窓から十字架を
眺めながら山を下る。
スルジ山には登ってみようと最初から思っていたけど、
あまり情報を持たないまま訪れた独立戦争展示館。
本当に訪れて良かった。
せっかくドゥブロヴニクを訪れたのに、
大切なことを知らないまま帰るところだった。
ロープウエイをおりて、喧騒の旧市街へ向かう。
城壁の入り口を求めてさまよっていると、
見落としそうなところに、しかしとても
ありがたいサインを発見。
さて、静かな気持ちで眺めた旧市街へ
飛び込みに行こう、再び。
でも前日までとは、
いろいろなことが違う風に
きっと見えるはずだ。