「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

イタリア フィレンツェでホームステイの旅「大好きなフィレンツェにさようなら」

2010年8月

 

イタリア・フィレンツェでのホームステイ。

何度か旅行で訪れたこの街に住んでみたくて、

今回はホームステイという滞在の形にしてみた。 

ariruariru.hatenablog.com

 

大人のホームステイは発見がいっぱい。

新鮮な気持ちで2週間を過ごした。

フィレンツェの魅力に

さらにとりつかれてしまった感じ。

 

目次

 

暑い夏のフィレンツェをのんびり

フィレンツェはイタリア中部の街。

乾燥はしているものの、

フィレンツェの夏の暑さはなかなかのものだ。

日中の日差しは肌に痛いほど。

 

旅行で滞在した時は

日中に街歩きを敢行してへとへとになった。

暑いー!と言いながらホテルに帰って

ゴロンと昼寝するのもいいけど、

今回の旅は暮らす旅。

のんびり無理のない旅を満喫だ。 

f:id:ariruariru:20201114231030j:plain

何度見ても美しさに感動するフィレンツェ

こんなに美しい街を残してくれた先人達に

感謝したくなる街。

歩いても、丘の上から眺めても、

ため息が出る美しさ。

 

でもその街には普通の暮らしがちゃんとある。

フィレンツェに暮らす人々は、

この美しい街を愛していて、

そして丁寧な暮らしをしている。

 

しっかり丁寧に暮らすこと

観光客でごった返す通りを抜けると、

路地にひっそりとたたずむ店に

一人で入っていく地元の人の姿。

老舗のバール、古道具屋、マーブル紙の店。

当たり前のように吸い込まれていく。

 

こんなにも観光客があふれているのに、

路地の店にはピリッとしたひんやりした空気。

f:id:ariruariru:20201114231121j:plain

いったい何が日本と違うのだろうと

考えずにはいられなかった。

 

2週間暮らしてみて、

その暮らしぶりの一端を体験した。

伝統的なものや昔の暮らしを大切にしながら暮らす。

時代とともに暮らし方は変わっては行くが、

前の時代に対する変わらぬ尊敬の念がある。

そこが日本と違うのかなぁ。

  

ホームステイ先を出る

いよいよホームステイ先ともお別れ。

どちらかというと動物苦手な私も、

多少は仲良くなれたワンちゃん。

最後の日に玄関を出ると、

前庭でこんなポーズ。 

f:id:ariruariru:20201114231244j:plain

 

おじいちゃんには「カッティーバ、カッティーバ」と

出発の前日の夜から繰り返し言われた。

カッティーバとはイタリア語の「cattiva」、

「悪い」という意味の女性形で

日本に帰ってしまう私に「悪い子だ」と言っている。

 

おじいちゃんのイタリア語は私には難しくて

分からないことも多かったけど、

2週間でいろいろお話をした。

おじいちゃんは映画が好きで、

若いころ日本の映画を映画館で見て感動した話や、

息子に日本語を学ばせようとしたけど

全然勉強してくれなかったという話など。

 

このお宅で、すっかり娘気分で

過ごした愛おしい時間ももう終わり。

f:id:ariruariru:20181110144902j:plain

普段とは違う役回りを与えられ、

リフレッシュできた時間。

いい意味で予想不可能な旅。

 

いい出会いに支えられた2週間。

また来ます、フィレンツェ

とりあえず、いったん、さようなら!

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

 

ariruariru.hatenablog.com

ariruariru.hatenablog.com