スペインひとり旅「魅惑のアンダルシアへ グラナダのお宿は優美な邸宅!」
2012年8月
久しぶりに訪れたスペイン。
マドリッドを拠点にした一人旅だ。
しばらくマドリッドを離れて、初めてのアンダルシアへ。
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目次
魅惑のアンダルシアへ
8世紀初めから約800年間にわたって
イスラムの文化が定着したこの地域は、
アラブの雰囲気を残しつつもスペインの要素が絡み合う、
「魅惑のアンダルシア」なのだ。
アンダルシアという言葉の響きだけで、
なんだかゾクゾクしたものを感じていた。
というわけで、アンダルシア地方のグラナダ駅に到着。
…………暑い!
駅から15分ほど歩いて予約していた宿をめざす。
暑い盛りの時間帯に到着してしまったことを悔やみつつ……。
古い歴史をもつ街だ。
まさにその舞台となった街。
グラナダのお宿は優美な邸宅!
予約した宿は、「カサ・デル・カピテル・ナサリ」という
16世紀の邸宅を宿として使っているところ。
アンダルシア特有の中庭を配した雰囲気のある宿だ。
この写真の右側。無事に迷わずたどり着けた。
ちょうど3時くらい。外を歩くことに危険を感じる暑さ。
趣のある細い通りに面していた。
迷路のような旧市街の中に建つホテル。
インターホンを鳴らして入り口のドアを開けてもらうシステム。
セキュリティがしっかりしていて安心。
お部屋は2階の離れのようになっている場所だった。
とても静かで過ごしやすい。
イスラム建築の影響で、パティオと呼ばれる中庭がある。
さすが昔の邸宅を使った建物だけあって、優美なつくりだ。
ただし、暑すぎるのでパティオからもわっとした空気があがってくる。
それでもパティオがあるのとないのではずいぶん違うだろう。
風が抜けるだけ、暑さはマシに違いない。
暮らすような旅ができそうなお部屋
お部屋の中もとてもかわいらしい。
窓から明るい光が入ってくる。
あんな細い路地に面した入り口だったのに。
ホテルの前の細い路地は、イスラム圏で見られる迷路のごとく。
今まで知っていたスペインとはまったく違う。
独特の雰囲気が、なんだか心をざわつかせるような。
鼓動が速くなるような気がした。