フランス旅「パリとモン・サン・ミッシェルの旅!パリから遠足!大改修中のヴェルサイユ宮殿へ」
2013年8月
この夏は夫とフランス2人旅。
私の夫は、どうやら旅が苦手らしい。
旅好きの私にはちょっと信じられない話。
旅中毒の私と、旅が苦手な夫。
さて、どんな旅になるかな?
目次
パリからたったの30分!ヴェルサイユへ遠足だ!
この日はパリから少し離れてヴェルサイユへ。
ヴェルサイユは、パリから電車で30分ほどで行ける街だ。
もちろん、あのヴェルサイユ宮殿がある街。
パリからRERでヴェルサイユ・シャトー・リヴ・ゴーシュ駅へ。
駅から人の流れに身を任せていると、
勝手にヴェルサイユ宮殿にたどり着ける。
まずはルイ14世がお目見え。
めちゃめちゃいい天気!暑い!まぶしい!
この門の向こうはもう広大な宮殿の敷地だ。
あまりにも有名なヴェルサイユ宮殿は、
17世紀にルイ14世の指示で建設された広大な宮殿と庭園だ。
宮殿の豪華さはもちろんのこと、
庭園の広さがものすごい。
二十数年前に庭園を訪れた時は、完全に迷子になった。
歩けど歩けど庭園の端っこには到着せず、
挙句の果てには、立ち入り禁止エリアに
知らぬ間に迷い込んでしまっていたという
経験がある。
この日のヴェルサイユ宮殿は大混雑!
この炎天下に1時間以上並んで
ようやく宮殿に入ることができた。
そんなヴェルサイユ宮殿も改修工事中。
2003年から17年かけての大改修だという。
中に入ると見学ルートがかなりの短縮になっていた。
やっと入れた!ヴェルサイユ宮殿の内部へ
人の波にもまれながら覗き込む礼拝堂。
見学ルートを歩きながらも、
時折目を奪われる美しい庭園。
王の寝室。寝そべってみたい。
そして人だかりの鏡の間へ。
すんごい人人人!
この豪華な鏡の間に連夜客を招いたルイ14世も、
まさかこんなに大勢の人々が今になって訪れるとは
想像もしていなかったことだろう。
鏡の間から見える庭園は、見事!
見える範囲はすべて庭園だ。
庭園の中に大運河と小運河がクロスしている。
人の流れを観察して、ようやく切れ間を発見。
はー、やっと深呼吸できる。
改めて、鏡の間はやっぱりすごい!
鏡の間(鏡の回廊)は、73mもある回廊の壁一面に
鏡が張りめぐらされている。
まさに当時の贅の限りを尽くした部屋だ。
旅のタイミングを見誤ると……
観光地を訪れる時は、そのタイミングが
とても大事ということを痛感させられた。
欧米の人のように長いバカンスを楽しめるなら、
そんなことはあんまり重要ではないかもしれない。
でも私のような勤め人が仕事の隙間を
なんとか縫うようにしてやっとの思いで行く旅は、
計画がとても大事だ。
ヴェルサイユを訪れるなら、
もう30分早くパリを出発するべきだったと
この日はちょっと後悔……。
まあでも、そんな失敗も旅の醍醐味。
そこでしか味わえない旅の味の1つだ。
いいお天気過ぎて気温はぐんぐん上昇。
炎天下で列を成していたこともあって
私たちはすっかり疲れてしまった。
残念ながら庭園を歩くのは断念。
「また、気候のいい時に次は来たいね」と言いつつ、
気候のいい時にヴェルサイユに来れる可能性の
低さに気づき、お互い言葉を濁しつつ。
それって、仕事を辞める時?だよね……。
ヴェルサイユの駅前まで戻ってきた。
駅前の赤信号で立ち止まって、ふと目の前の
マクドナルドを覗き込んだら、
マクドナルドとは思えないショーケースが見えた。
さすがフランスだな。おしゃれ。
でも暑さにやられていた私たちは、
こっち!
疲れた体を甘くて冷たいもので癒して、
パリへ戻る。
行きの電車は大混雑だったけど、帰りはガラガラ。
のんびりと遠足の帰り道。
うつらうつらしながら乗るローカルな電車。
本当に遠足の帰り道みたい。
今日はホテルに帰って、たっぷりシエスタだ!