フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!いよいよバスク地方へ突入!バスク鉄道でスペインのサンセバスティアンへ」
2019年8月
この夏は、友人との2人旅。
フランスのパリから入って、フランス・ボルドー
大西洋側を南下する計画だ。
まずはフランス・パリに1泊、ボルドーに3泊。
その後は陸路でスペインのバスク地方へ。
そして最終目的地はビルバオ。
さあ、 2週間のワインとバスクの旅へ!
目次
快適TGVでフレンチバスクを駆け抜ける
フランスのボルドーからTGVに乗って2時間半。
途中、バイヨンヌを通り、
ビアリッツ。だんだん街の雰囲気が変わっていくのが
車窓からでもわかる。そう、もうここはバスク地方だ。
バスクとは、フランスとスペインにまたがる地方で、
ここに国境が引かれるもっと前から、
豊かな自然とともに暮らす人々がいた場所だ。
バスク地方には独特の文化が栄えている。
ヨーロッパのどの言語の影響も受けていない言葉と言われる。
一部はスペインなので「スペインバスク」と呼ばれている。
アンダイエに到着!バスク鉄道へ
快適な列車旅で到着したのは、アンダイエという街だ。
アンダイエは、フランスの南西にある国境の街。
TGVの終着点。いよいよフランスとはお別れだ。
こちらがアンダイエ駅。ちょっと空模様が怪しい。
アンダイエ駅を出てすぐのところに、
とってもこじんまりとした駅舎がもう一つある。
こちらはバスク鉄道のアンダイエ駅。
ここからはバスク鉄道に乗り換えて、
スペインのサンセバスティアンを目指す。
TGVから乗り換える客が多くて、
切符の購入に少し並んだけど、
よくよく見渡してみればそんなに人が多いわけでもない。
駅舎が小さいので満員に感じただけだったようだ。
バスク鉄道とは、エウスコトレンと呼ばれる私鉄。
フランスのアンダイエと、スペインのビルバオを各駅停車で結ぶ
まさにバスク地方をかけぬける鉄道だ。
10分少々で電車がやってきた。
想像以上に近代的な車両でびっくり!
独特なバスク語!バスクの文化を存分に味わいたい
駅の名前の表記「エンダイア」はバスク語だ。
ここからは、フランス語とバスク語、スペイン語が入り交じった世界。
バスクの人たちは、自分たちのことをフランス人や
スペイン人とは呼ばず、バスク人と呼ぶ。
国境線なんて関係ない。強いつながりを持つ地域。
私の子どものころのイメージでは、「怖いところ」だ。
テロ事件のニュースを何度も聞いていたからだ。
その場所へ今、安全に来れるようになったこと自体が
うれしいし、感慨深い。
さて、車両の中もとっても近代的。
私のバスク鉄道のイメージとはかなり違っていて……
のんびりしたバスク鉄道の旅。
フランスのアンダイエから、
目的地スペインのサンセバスティアンまでは約40分ほど。
バスク語だとドノスティアと呼ぶ。
でも降りる駅は「アマラ」だ。いよいよ到着!
さて、楽しみにしていたサンセバスティアンでの滞在が始まる。