「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

フランス&スペイン旅「ワインとバスクの旅!ビルバオの交通事情とバスクを旅して思うこと」

今日もいろいろ悩みながら、旅の復習をしています。

ariruariru.hatenablog.com

 

2019年8月

この夏は、友人との2人旅。

フランスのパリからボルドースペインのサンセバスティアン

ビルバオ大西洋側を南下する。訪れたかった場所をめぐる旅。

さあ、2週間のワインとバスクの旅へ! 

 

目次

なぜビルバオに来たのか

旅の最終目的地ビルバオにとうとう着いてしまった。

ビルバオバスク地方最大の都市で、

産業と文化の中心地となる街だ。

ariruariru.hatenablog.com

 

ビスケー湾に開けたスペイン北部屈指の港湾都市

かつては鉄鋼や造船といった産業で名をはせた。

学校の社会の授業で習った覚えがある。

しかし、20世紀末になると産業は衰退してしまった。

かつての活気を失ったビルバオで都市再生に一役買ったのが

アートによる都市再生プロジェクト。

現在では、現代アートの中心都市として知られるようになった。

 

街歩きの中でも、不思議な目を引くような建物が多く見られる。

古い建物が並ぶ中にガラス張りの近代的な建物。

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中にはこんな不思議な形のものまで。どうなってんの?

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地下鉄の入り口はこんなだし。

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 そんなビルバオ、私たちが旅の最終目的地にしたのは、

ビルバオに空港があったからだった。

帰りの飛行機が早朝だったため、前泊しようとなり、

どうせ前泊するならもう1泊前乗りして、

ビルバオの街歩きもしようと。

というわけで、ビルバオは急ぎ足の観光となった。

 

ホテルの立地と「サン・マメス」

「サン・マメス」の駅から徒歩3分のホテル。

意外と便利な立地で辺りも静か。

2泊だけだし、お値段がリーズナブルだし、

中心地からちょっとはずれてるけど

まあいっかと思って予約したけど、

これは結構当たりだった。

 

ホテルは「イルニオン・ビルバオ

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こちらがホテルの最寄り駅「サン・マメス」駅の入り口。

地下鉄の入り口は全部こんな感じなのでわかりやすい。 

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「サン・マメス」とはサッカーのスタジアムの名前で、

ビルバオの中心地から言うと西の外れに位置している。

アスレティック・クラブ」という地元の

サッカーチームの本拠地だ。

スペイン人、もちろんバスク人のサッカー熱はすごい。

バスクのチーム同士の対戦なんかは大いに盛り上がるらしい。

 

「サン・マメス」界隈は、国鉄の駅からは遠いが、

バスターミナルがあるので、バスを使って

ビルバオに入る人にはとても便利だ。

 

ビルバオの交通はバリックカードが便利!

ビルバオの地下鉄は2路線あって、ゾーンによって料金が異なる。

市内の中心部ならだいたいは1ゾーンでいけるし、

結構歩いてまわれてしまうくらい、そんなに広くない街だ。

 

地下鉄は入り口の斬新さにびっくりしたけど、

中もすごい!新しいのかと思ったら開業して20年経つらしい。

どの駅もとてもきれいに保たれていて感心。

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近代的でインダストリアルな感じも、

なんとなくかつての鉄鋼や造船で栄えたビルバオが感じられて素敵。

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ビルバオでは「バリックカード」(barik card)という

交通カードを利用した。

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「バリックカード」とは、ビルバオの地下鉄、トラム、

バス、空港行きのバスなどの市内交通に使える

プリペイドカードのことだ。

 

カードをまず3€で購入し、必要な分をチャージして使う。

私たちは駅の券売機で購入。

このカードがすごいのは、複数人で1枚のカードを使えるところ。

これはめずらしい。

私たちも2人で1枚のカードを使った。

 

地下鉄の改札では、まず1人がピッとやって、

カードをもう1人にパスする。

慣れるまでは悪いことしてる気分になるけど、

何人でも1枚で済むので複数人の旅人たちには便利だ。

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しかもこのカード、割引率がものすごい。

空港行きのバスなどは半額程度になる計算だ。

私たちのようにビルバオが短い滞在でも、

このカードなら十分に元が取れるだろう。

 

バスクを旅して思うこと

ビルバオ到着後、サン・セバスティアンよりもずっと

大きい都市の雰囲気に、「バスク」をちょっと忘れていたみたい。

地下鉄のホームでみつけたこちらにハッとした。

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しっかり、バスク語スペイン語で表記されている。

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たしかにここはバスク

今回の旅では、フランスとスペインの国境を越えた。

でも国境線はバスクの、ど真ん中に引かれている。

 

「どういうこと?」と思いながら旅に来たけど、

その場所に「フランス」やら「スペイン」やら

現代の「国」というものが存在するよりももっと前から

バスクの人々が暮らしていて、その文化が今の現代においても

ある程度保たれれているという奇跡。

バスク」とは、そんな奇跡の中で、

あたり前のように人々が生活している場所だった。

 

海があって山があって風があって、

美味しい食べ物に溢れている、

ちょっとシャイで陽気な人々が暮らす場所。

バスクは、魅力的で仕方がない場所だ。

 

 街の情報も満載。バスクの旅のお供におススメです。

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