「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その20>「列車の旅に想いを馳せる秋」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その20>」。

列車の旅に想いを馳せる秋です。


目次

 

旅が恋しい今日このごろ

旅が恋しい今日このごろを過ごしている私。

この秋という季節は、なんとまあ

こうも旅情を誘うのだろうかと

若干うらめしく思う。

 

海外の旅も、国内の旅も、

私の旅は鉄道を使うことが多い。

場所や場合によっては、

車の方が利便性が高いのは百も承知だが、

「列車の旅」がもつ独特の旅情は

私が求める旅要素の大きな1つだ。

 

列車の旅に想いを馳せる秋

列車に乗ることだけではなく、

こんな風に続く線路を眺めるのも好き。

f:id:ariruariru:20201107131635j:plain

(北海道の釧路湿原。2016年撮影。)

 

駅の風情や、ホーム界隈もたまらなく好きだ。

f:id:ariruariru:20201107212123j:plain

 

駅舎の佇まい、ホームに電車が滑り込んで

くるときのワクワク感。

決して鉄道オタクではないのだけど、

鉄道オタクの方々の気持ちはわかる気がする。

f:id:ariruariru:20201107131649j:plain

(2016年夏、釧路駅。ここから北上して釧路湿原をめざす朝。)

 

その時、その場所だからこそ

その時、その場所からしか見えない光景を

思わぬタイミングで目にできる楽しみもある。

 

2019年のフランス&スペイン旅。

パリをばたばた出発して乗り込んだTGV

ボルドー駅に到着直前の車窓より。

f:id:ariruariru:20201107132210j:plain

ここからしかきっと見えないだろう、

この夕日と水面と遠くの街。

 

到着したボルドー駅の喧騒もまた素敵だった。

f:id:ariruariru:20201107132206j:plain

駅を出て改めて駅舎を振り返る。

駅舎も夕日を浴びていて、新しい街でこの日を

見送るんだなぁと思うと、旅をしている実感がわいてくる。

f:id:ariruariru:20201107132201j:plain

 

これまでとこれからをつなぐ

旅の中での列車は、ただの移動手段ではない。

その空間、その時間には、

いつもなにかしらの意味があって、

その時にしか感じられないことが待っているのだ。

 

2012年のスペインひとり旅。

マドリッドからグラナダは遠かった。

f:id:ariruariru:20201107132955j:plain

一人で過ごす数時間の列車旅。

思う存分に考え事をする時間。

カフェ車両でコーヒーを飲みながら。

f:id:ariruariru:20201107133000j:plain

作り物じゃないかと思うような

スペインの夏の空を眺めて、一息つく。

f:id:ariruariru:20201107133009j:plain

そしてグラナダ駅に到着。

ここからの新しい旅の決意のようなものが

わいてくる気がする。

f:id:ariruariru:20201107133012j:plain

街から街へ移動する列車は、

旅の中ではいつもちょうどよい

こころのリセットの時間。

 

これまでの旅と、これからの旅をつなぐ時間。

そして、大げさに言ってしまうと、

これまでの人生と、これからの人生をつなぐ

大事な時間と空間だ。

 

考え事をしに、列車の旅へ行きたい。

それ自体を目的とした旅に。

 

あぁ、ちょっと感傷的になってしまった。

これもやっぱり、秋のせい?

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村  


にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ