オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!世界で一番美しい広場を再訪して、オランダとベルギーそれぞれの魅力を確認する」
2009年8月
この夏は、爽やかなオランダへ。
ベルギーのブリュッセル、フランスのパリへと南下。
いつもの「旅の友人」との二人旅。
書きかけだった旅の記録、その続きを書いています。
目次
長く盛りだくさんな一日
オランダのデン・ハーグを出発し、
大いなる寄り道をしながら、
到着したベルギーのブリュッセル。
大いなる寄り道はこちら。
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列車で国境をこえる、私の大好きな旅。
旅情を掻き立てられるシチュエーションにあふれている。
つい先日もこんなことを書きました。
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しかし、、、、ブリュッセル南駅に到着したところから、
ホテルまでの道のりに少々てこずってしまった。
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実は、この旅の9年前に2週間ほど
ブリュッセルで過ごした経験があった。
その時に南駅も何度か利用していたし、
今回のホテルは中心地近くの立地で土地勘がある。
きっと油断していたのだろうと、今なら思う。
オランダは初めて訪れる国だったから、
下調べもベルギーよりも丁寧にやったはず。
しかも、ブリュッセルに到着当時、
私たちは少し疲れていた。
この日はこの旅でもっとも移動距離が長く、
盛りだくさんな一日だったのだ。
しかも旅の中日を迎えていた。
体力的にもだんだん疲れが出ていたのだと思う。
(今よりはだいぶ若いとはいえ、、、。)
というわけで、少し長めの休息をホテルでとってから、
ブリュッセルの街歩きへ出かけた。
2度目のブリュッセル
ブリュッセルの街の中心は、
「グラン・プラス」という広場。
「世界で一番美しい広場」とか、
「広場という名の劇場」とか、
さまざまな形容詞を用いて絶賛される広場だ。
私もこの旅の9年前に初めて訪れた時、
「世界で一番美しい広場」という表現は
決して大げさではないと思った。
今回のお宿は、歩いてグラン・プラスへ出られる距離。
いそいそと、まずはグラン・プラスへ向かう。
やっぱり美しい!夕刻のグラン・プラスだ!
建物の四方を壮麗な建物が取り囲んでいる。
写真の左手の建物がブリュッセルの市庁舎で、
15世紀に建てられたものだ。
独特の形をした建物たちは、ギルドハウス。
ギルドとは同業者組合のことで、
そのほとんどは17世紀に建てられたもの。
現在は、レストランや商店が入っている。
私がブリュッセルを前回に訪れたのは2000年。
このグラン・プラスという広場では、
2年に1度、「フラワーカーペット」という
イベントが開かれている。偶数年の開催だ。
今回旅は2009年。
奇数年なので開催の年ではなかったが、
前回ブリュッセルを訪れた時のフラワーカーペットは、
それはそれは見事で、この広場の美しさ、
広場の活気、イベントのワクワク感など、
またこの街に来たい!という思いを
私の心に植え付けた。
2000年の「グランプラス」でのフラワーカーペット。
本物の花で敷き詰められる。
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オランダとベルギー、それぞれの魅力
オランダとベルギーはとても近い国。
でもまったく異なる国だ。
今回、国境を越える旅をしてみて、
改めて感じたこと。
「世界は神が造ったが、オランダはオランダ人が造った」
という言葉の通り、オランダにはたくましさがあり、
長い長い水とのたたかいを経て、今の暮らしを
成り立たせてきた自信と誇り、
そして粘り強さを感じる。
(陸地と水が入り混じるように見える。もうすぐアムステルダムに到着。2009年撮影。)
なんだかとても、頼りがいのある国のように感じた。
一方のベルギー。
どんな国なのか、一言では表せない国だ。
絵本の世界のそのものの、茶色い建物が並ぶ
かわいらしい街並みが、ヨーロッパ好きの心をくすぐる。
(この旅でこの後に訪れる、ベルギーの水の都ブルージュ。2009年撮影。)
しかし、北部を旅するとオランダ語が飛び交い、
南部を旅するとフランス語が飛び交う。
ゲルマンとラテンが共存する国だ。
ドイツ語を話す地域もあって、非常に複雑。
でもそんな文化をの中で、軽やかに過ごす人々。
商店で買い物をしたとき、
フランス語であいさつをしたら、
その続きの会話はフランス語になった。
英語であいさつをしたら、その続きは英語になる。
日本の島国根性の逆をいくような雰囲気。
そんなベルギーの雰囲気に魅力を感じて、
このとき、再訪したのかもしれないと、
今更ながらに思う。
実際に旅をしているときには
気づいてなかったかもしれない魅力を
かみしめながら、旅をふりかえってみよう。