「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その27>「やさぐれています」

今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その27>」。

旅に出られなかった2020年。

旅に出られない旅人は、、、。


目次

 

年の瀬を迎え

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(2011年の年の瀬。短い休みを利用して旅へ。)

 

旅に出られない旅人はどうなってしまうのか。

旅に出られないモヤモヤとしたこの気持ちを

なんとか昇華するために書き始めた

このタイトル記事も、もう27回目。

 

すでにほぼただの愚痴の記事に

なってしまっているけど、元々は、

 

「旅にはしばらく出られないけど、

 旅を嫌いになることはないし、

 私はずっと旅人でいたい。

 旅のことは忘れないよ!」

という、旅に対する非常に純粋な(?)

気持ちで書き始めたものだ。

結局、一度も旅に出ることなく、

2020年を終えることになる。

 

2020年をふり返れば

緊急事態宣言が出され、旅どころか

外出もままならない期間が過ぎ、

世の中が「GO TO」だとか言ってる中、

旅に出ていいものかどうか思い悩む日々。

 

国も、政治家も、WHOも、なにもかも

信じられないんだと虚しい事実を悟った時、

最終的にすべてを判断するのは

自分自身しかいないんだと、

あたり前のことなんだけど

そんなことを初めて実感した。

 

それならば、誰にも左右されずに

私は私の決断を行こうと決めたものの、

それは旅に出ないという選択だったこと。

 

予約してはキャンセルをする。

そんな日々を経て、2020年は終わる。

 

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(2011年の年の瀬のイタリアフィレンツェ。)

 

このように書いてみると、なかなか

がんばったじゃないか?という気もしてくる。

よくぞ耐えた!私!えらい!

だれも褒めてくれないから、

とりあえず自分で褒めておこう。

 

今のところの結論は

そして、ある一定の結論が出た。

そんな気がするので、

今日はそれを書き留めておこうと思う。

 

「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか」

その答え。

「やさぐれています」

 

さて、「やさぐれる」とは何か。

辞書を引いてみた。

 

[動ラ下一]《「やさぐれ」の動詞化》

1 家出する。宿無しの状態でふらふらする。

2 《「ぐれる」と混同したものか》すねる。

 ふくれる。また、無気力で投げやりになる。

           (「デジタル大辞泉」より)

 

その通り。

私は今、旅に出られないこの状況をに対して、

すねてふくれている。そして、無気力で

投げやりになっている。

家出はしてないけど、まるで宿無しのように

気持ちはふらふらしている。

 

辞書のまんまだった。

 

旅に出られない旅人は、宿無しの状態だ。

心のよりどころを失っているのだ。

もうしばらくは、この「やさぐれ状態」の

ままで、いかに旅が自分にとって

欠かせないものだったかを噛みしめる。

ギリギリと歯ぎしりしながら。

 

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