旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その25>「もがく旅人は、海が恋しい。」
今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その25>」。
とうとう冬がやってきてしまった。
行きたいとこリストばかりが増えた2020年だったなぁ。
目次
もがく旅人
旅に出られない、もどかしい日々が続く。
仕事は忙しくて、ありがたいような、
それはそれで怖いような、
なんとも正解のない日々の連続。
一言でいえば、「不安」というヤツだ。
日々、もがいている旅人。
海外旅行にも行きたいし、温泉にも行きたい。
さっきテレビで見た草津温泉。
コロナが落ち着いたら絶対行こう。
もちろんヨーロッパも。
今度こそ、イタリアのシチリアだ。
でもでも、今すぐにどこへ行きたいかと言われたら、
「海」かもしれないな、と思ったりする。
旅の途中で出会った海
普段は、海を目的地に出かけたりしない。
自然が嫌いなわけではないけど、
それを楽しむことを目的とした、
例えばキャンプなどのアウトドアには
まったくといっていいほど興味がないのだ。
でも今、ふと思うのは、旅の途中で出会った
「海」かも。ちょっと疲れているのかな、、、。
例えば、何気なくふらっと訪れた、
思い返せば、それは2018年3月のこと。
友人としゃべって食べての夜を過ごして、
ホテルに一泊した小旅行。
翌朝、私たちの前に広がっていたのは、
こんなすばらしい海の風景だった。
だれもいない。静かだ。
雲一つない空から、太陽の光が降ってきて、
まぶしくて気持ちよくて直射日光が暑くて。
思わぬところででくわした、
素敵な時間だったな。
冷たい風が容赦なく海から吹きつける
2017年12月。
神々しく光る瀬戸内海と、
暮れていく空の美しさに見惚れた。
海が恋しい
なぜだか海が恋しくなった冬。
知らず知らずのうちに、海に癒されていたのかなぁ。
普段の私は、都会で忙しい生活している。
旅に行かない限り、海を見ることはないのだ。
そんなことに改めて気づいた、この冬。
「旅要素欠乏症」の自覚は十分にあったのだけど、
まさか「海」不足という症状もあったとは、、、。
気づくのに10か月かかった。
(2018年冬。よく晴れた鎌倉。江ノ電に乗って。)
家から一番近い「海」を眺めに行ってみようかな。
行ったことないけど。
初めて、海を見ることを目的とする
小さな小さな旅へ出かけてしまいそうだ。
いつもの旅に出られない旅人は。