イタリア フィレンツェでホームステイの旅「フィレンツェの空気とホームステイの醍醐味」
2010年8月
フィレンツェのホームステイ先で、
いつもの旅とはちょっと違う旅を。
イタリア語とイタリア文化に
まみれるように暮らしてみる。
目次
フィレンツェのホームステイ
フィレンツェの街でのホームステイ。
ステイ先の家は中心地から車で10分ほど。
家でのランチ後、ホストマザーに車で送ってもらって、
久々のフィレンツェ街歩き。
ひたすら歩きたいように歩く。
イタリアの中央部に位置しており、
美しい海岸線や緑豊かな自然が残る州だ。
私にとっての初フィレンツェは、
フィレンツェとミラノを1週間でめぐる
駆け足の旅だった。
(初めてフィレンツェを訪れた2007年。)
その時のフィレンツェが忘れられず、
その後何度かのホームステイを繰り返している。
フィレンツェの何がいいのかというと、
説明するのはなかなか難しい。
でもまず好きなのは、
フィレンツェの街中でひときわ存在感を放つ、
ドゥオーモ(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)
のクーポラだ。
芸術的な美しい曲線に
ピンクオレンジのかわいらしい色。
しかし、近づくと恐ろしいほどに大きくてゾワゾワする。
そして、中世の雰囲気を感じられる街並み。
その街並みに包みこまれるように歩くこと。
また、イタリア語がわかりやすいということ。
イタリア語には標準語がないと言われる。
イタリアは新しい国だ。
かつてはそれぞれが都市国家だった地域が
イタリアという一つの国家になった。
そんな中で、フィレンツェは訛りが比較的少なく、
イタリア語を学ぶに適している場所と言える。
フィレンツェの空気
でも一番は、フィレンツェの空気。
フィレンツェの人々が醸し出す、
ちょっと知的で、ちょっと奥ゆかしい感じ。
それが好きだ。
自由で、なにもかもがほどよい距離感。
今、この道、私が独り占め。
誰かが歩いてこないうちに、
どこまで歩けるかな。
ここは、私の街だ!って思いたい。
「家」へ帰る楽しみ
知った街を久々に歩きまくって、懐かしい場所を訪れて、
前に行ったことのあるお店がちゃんと営業してるかを確認!
どの店も健在で一安心。
(誰目線、、、?)
帰りはバスでステイ先へ。
観光地ではないところへ行くのは、
なかなか慣れないと難しい。
ドキドキしながら教わった停留所で降りた。
そこから徒歩5分ほどで、ステイ先の門の前。
そして門から家までがさらに徒歩5分……。
敷地が広すぎる!
夏のフィレンツェは夜8時でも明るい。
門限は8時。
ついつい遅くなってしまった。
十代の時のような気持ちで、速足で歩く。
「ヤバい!門限だ!」
なんて懐かしいんだろう、この心境。
なんだか笑いがこみ上げてくる。
家に帰る楽しみ。
ホームステイの醍醐味だ。