イタリア中部の旅「フィレンツェを拠点にめぐる旅!フィレンツェの夕景に魅せられて」
2015年8月
この夏は、イタリア・フィレンツェへ。
何度か滞在したことのある街。
のんびり友人と2人旅だ。
目次
夏の昼下がりは優雅にシエスタ
夏のイタリアは昼間の気温が高い。
特に内陸のフィレンツェでは、
日中の気温が35度を超える日も多く、
昔からのシエスタの習慣に納得する気候だ。
私たちも極力街歩きは午前中を中心にして、
午後はゆっくり。
時間がある時はホテルに戻ってお昼寝する。
シエスタ大好き
↓
今日も昼食後に一度ホテルに戻った。
より一層、ホテルの立地が大切になってくる。
ホテルはサンタ・マリア・ノヴェッラ広場に面する、
その名もホテル「サンタ・マリア・ノヴェッラ」だ。
まさに中心地のホテルだが広場に面しているので
開放感があるし、窓からの眺めも抜群。
ホテルの雰囲気も古都フィレンツェに
ぴったりで設えも良い。
朝食ルームも立派で朝食の内容も大満足。
立地が良いので歩いて観光に行けるし、
ちょっと休憩なんてことができる。
今日もポンテ・ヴェッキオ方面から歩いて帰ってきた。
ドゥオーモから5分、
ポンテ・ヴェッキオから10分少々だ。
駅前なのでスーパーやレストランなども困らない。
旅の行程で電車を利用するので、
駅の近さもまたうれしい。
フィレンツェは街の中心部に自動車は入れない。
規制されている。
私が最初にフィレンツェを訪れた十数年前は、
ドゥオーモのすぐ脇をバスが走っていたが、
その後観光客が増え、景観を守る取り組みもあって
中心地への車両の乗り入れはできなくなっている。
だからこそ、ホテルの立地は重要なのだった。
選んでよかった!
夕景に魅せられて
フィレンツェに沈む夕日は格別だ。
ホテルでしっかり休息をとった後、
夕景を見に出かけることにした。
ホテルを出ると目の前のサンタ・マリア・ノヴェッラ教会も
美しい色合いに包まれている。
駅前からバスに乗って、ミケランジェロ広場へ向かう。
丘の上にある広場で、フィレンツェの歴史的な景観が
美しく見れる展望台だ。
バスで20分ほどなのだが、バスの中も混んでいるし、
道も混んでいるしでなかなかたどり着かなかった。
山道をうねうねとのぼり、もう車酔いしそう
……と思ったころ、ようやく視界が開けた広場に到着。
美しいフィレンツェの全貌が!
この眺めを求めて人がいっぱい!
階段なんだけど、もはやスタジアムの
座席のようになってしまっている。
今から始まる夕暮れのショーを見に
集まってきた人たち。
私たちもだけど。
ピンク色に染まるフィレンツェ。
オレンジのグラデーションが続いていた屋根も
すっかり色を変えて。
日が暮れていく様は世界中どこで見ても
きっと魅力的だと思うけど、
でもやっぱりフィレンツェの夕景は格別だと思う。
夜も楽しむ
街の鮮やかな色が深い色に消えると、
その後はライトアップの色に変わる。
昼と夜の境目がこれまた美しい。
帰りはバスを使わずに、ゆっくり歩いて丘を降りる。
景色を眺めながら、気持ちの良い散歩だ。
昼間はかなり暑くなったが、
日が沈むと急激に気温は下がってくる。
日本の夏にはない、爽やかな夜がやってきた。
美しい夕景と、気持ちのよい散歩で気持ちが
満たされたところで、そろそろお腹が空いてくる。
さて、どこで夕食をとろうか。
街へもどる。