南イタリア旅「ナポリから東へ大移動の旅!電車がなかなか来ないから、アルベロベッロで絶品パニーニに出会えた話」
2008年7月
この夏は南イタリアを巡る旅。
ナポリを拠点に各地をまわる。
長距離バスで世界遺産マテーラへ。
ローカルな列車をバーリで乗り換え、
目次
世界遺産アルベロベッロでの朝食
トゥルッリをレンタルして一泊。
昼間は観光客でごったがえすアルベロベッロ、
静かな夜と美味しい夕食を楽しんだ。
翌日、朝はポポロ広場に面したバールで。
なんと、レンタルルームの料金には、
このバールの朝食が付いているのだ。
暮らしてる気分を味わうには最高!
静かな朝。静かな広場を見ながら、
カフェラテとクロワッサンをいただく。
ポポロ広場はお掃除が始まった。のどかな朝。
いつまでもここでぼんやりしていたいな。
地元の馴染みの客が、バールにちらほら顔を出す。
たっぷりお腹も心もチャージ完了で、
再びアルベロベッロの街歩きへ。
奇抜な形のトゥルッリに静かに暮らす
アルベロベッロを歩くと、
ここは観光地だけど、
ある意味、普通の田舎町なんだと
いうことに気づかされる。
現地の人はみんなのんびりしていて、
おしゃべり好きなイタリア人の中では
どちらかというとシャイな雰囲気も感じる。
田舎の実家にでも帰ったかのような
温かい雰囲気がそこにはあった。
しかし街並みは普通ではない。
翌日見ても「なんだこりゃ?」という感じ。
昨夜の美味しいディナーをいただいたお店。
「アラトロ」というレストラン。
サンタントニオ教会へ。
教会までトゥルッリだ。
こんな教会は世界にここだけ。
2階のテラスへどうぞと書いてあるお店を発見。
あがらせてもらった。
アルベロベッロの滞在を終えて
後ろ髪をひかれながらアルベロベッロを離れる。
歩いてアルベロベッロ駅まで向かった。
ところが、乗るはずの電車が来ない。
まあ、イタリアなのでそんなに驚くことでもないのだが。
ということで、予定が狂った私たち。
電車が来るまで待つだけだけど、ただ1つ問題が。
それはお腹が空いてきたけど、
買うお店もないってこと。
駅前のバールが閉まっている。さてさて……。
駅から少し歩いたところに、
ハムなどを売る店が静かに営業中なのを発見。
こわごわ入ってみると、おいしそうなものが並んでいる。
ここでパニーニを作ってもらった。
「サンドイッチありますか?」と聞いてみたら、
「何を挟む?」と聞いてくれる。
「じゃあ、ハムと……」と悩んでいると
「モッツァレラ?」「うわ、おいしそ」という具合に
素朴だけど、めちゃめちゃおいしいパニーニのできあがり。
アルベロベッロの街と同じ。
素朴で中身が充実。
キラキラしただけの世界遺産の街ではない。
やっぱり後ろ髪をひかれつつ、
美味しいパニーニを頬張って、
アルベロベッロを離れた。
やっときた電車に乗ってバーリ駅へ。
電車が遅れた分は自らの足で取り返すがごとく、
バーリ駅構内と駅前を猛ダッシュ!して
なんとかナポリ行きのバスに飛び乗った。
3時間半のバス旅。
ナポリへもどる。