ハンガリー&チェコ旅「中欧をめぐる旅!平原を静かに走る列車<ブラチスラヴァからプラハへ>」
2011年8月
ブラチスラヴァで寄り道をした。
目次
再び大陸を走る列車旅へ
ブラチスラヴァの中心地から、トラムを使って中央駅へ戻る。
預けていた荷物を受け取り、再び列車に乗り込んだ。
ブラチスラヴァはすっかり雨模様。
旅をしている時は、雨は歓迎できないけど、
ブラチスラヴァの旧市街がしっとりと
雨に洗われる光景は、とても美しくて
雨が降ってよかったとすら思った。
後ろ髪惹かれながら、ブラチスラヴァをあとにする。
5時間の途中下車はあっという間。
列車に乗り込んだのは結構ぎりぎりだった。
さて、ここから再び列車旅。
約4時間半の旅だ。寛いでいこう。
車窓からの眺めを楽しんで
車窓からはのんびりした光景が続く。
東ヨーロッパの平原地帯をひたすら西へ。
ブラチスラヴァを離れると、雨は止んで
しばらくすると空が明るくなってきた。
ほとんど国境沿いにある街だ。
オーストリアと国境を接している。
もう少しいけばオーストリアのウィーン。
この向こうにキラキラした大都市があるとは
想像もできないくらい、ただただ平原。
ぼんやりと、考えごと。
私にとっては優雅な時間の使い方。
プラハが近づいてくると、乗り込んでくる人が増えてきた。
私たちのコンパートメントも満員に。
大きな荷物を抱える私たちは、この列車旅で
荷物の置き場と防犯を危惧していたのだが、
何のことはない、こんな感じ。
座席の上にすっかり収まった。
持ち上げるのもまわりの人が手を貸してくれる。
大陸の列車旅は長旅が昔からつきもの。
その文化は、客室のデザインにも出ているのかな。
そして、人々の様子にも。
ヨーロッパの列車旅はノンバリアフリーだ。
大きな荷物を持つ人には、自然と助けの手がのびる。
それはだいたい若者だ。
とても自然にやってのける、その様子を見ていると
日本にはない、私にはそんなに自然にできないと
痛感させられる。
さあ、プラハが近づいてくる。
静かだった列車の中も徐々に活気づいてきた。