デンマーク&ドイツ&スイス旅「自由で開放的な国際都市!チューリッヒの街歩きで感じた寛容さ!」
2016年8月
この夏は北欧から旅をスタート。気心知れた友人との2人旅だ。
デンマークのコペンハーゲンから電車でドイツのハンブルクに入り、
夜行列車でスイスのチューリッヒをめざす旅。
鉄道の旅が好きだ。ヨーロッパの鉄道旅は、旅情をかきたてられる。
日本では味わうことのできない、鉄道で国境を超えて
デンマーク→ドイツ→スイスと旅をしてきた。
目次
国境を超えた!と実感するときは?
12時間の鉄道旅を終え、朝の8時のチューリッヒ。
「眠るのがもったいない」とも思った夜行列車でまさかの爆睡。
というわけで、夜行列車の疲れもなく、
ホテルに荷物を置いてちょっと休憩したら、
朝のチューリッヒ街歩きへ出発。
とその前に、中央駅の両替所で換金。
ヨーロッパの多くの国はユーロになっているので
ユーロはもう使い慣れているけど、
スイスはEUに加盟してないので独自通貨だ。
(防犯上は大変よろしくないですが、あまりにも鮮やかな紙幣を
手にして、うれしくて思わず両替所の近くで撮影してしまった。)
スイスフランはとっても派手なデザイン!
しかもこちら向きって、めずらしいなー。
昔は国ごとで違う通貨があたり前だったから、
旅の始まりはお金の計算に四苦八苦したものだが、
ここ最近はユーロの国ばかりを旅していたので
今回の旅はある意味新鮮だった。
デンマーク(デンマーク・クローネ)→ドイツ(ユーロ)
→スイス(スイス・フラン)という今回の旅。
両替をしたり、お金の計算に苦労したりしたのも
今から思えばいい思い出。お金が変わると
国境を超えた実感もわいてくるものだ。
両替が要らないって、旅人にとっては便利だ。
便利なることは大歓迎だけど、
もう今はないフランスのフランやドイツのマルクを
初めて手にした時のワクワク感が
大切な旅の思い出の1つであることも本当。
自由で開放的!美しいチューリッヒの街歩きへ!
チューリッヒの名所のほとんどは、
中央駅とチューリッヒ湖の間に位置している。
初めましての街なので、まずは好きなように歩いてみる。
さわやかな夏!涼しいー!
あ、トラムが走ってきた。チューリッヒのトラムは、
ちょっとクラシカルな雰囲気で街並みにぴったり。
まずは、高い所からチューリッヒの風景を眺めてみよう。
旧市街のリンデンホフの丘を目指して歩く。
といっても初日は楽しくて、ろくに地図も見ずに歩いちゃうのだ。
なんとなく方角だけを確認しながら、宝探しのような気分で歩く。
リンデンホフの丘とは、チューリッヒ発祥の地で
美しい風景が見られる場所だという。
丘だから、もちろん坂の上にあるんでしょうね……。
結構な急こう配を上へ上へのぼっていく。
きっとこの坂道の上が丘だと信じて。
淡い色合いのパステルカラーの建物がかわいらしい。
のぼりきったところは公園になっている。
リンデンホフの丘からはリマト川とその対岸が見事!
リマト川の色がすごい!完全な緑色だ。
対岸に見える建物がまるでお菓子でできた家みたい。
積み木を並べたようにきれいに整列している。
ジオラマを見ているようだ。
リンデンホフの丘をくだって、適当に小径を歩く。
素敵な小径だ。チューリッヒの街並みは
とても整っているけどどこかかわいらしい雰囲気。
道の奥に時計の付いた大きな塔が見えてきた。
こちらはの塔は聖ペーター教会のもの。
近づくとその大きさにびっくり!
時計盤はヨーロッパ最大らしい。
さらに坂道をどんどんくだっていくと
大きな広場に出た。美しい広場だ。
チューリッヒの街歩きはノープランがいいかも
気持ちの良いチューリッヒの街。
中央駅からなんとなくぶらぶら歩いていると、
各名所にたどり着けるようだ。
地図を見て想像していたより、街はコンパクトで
見どころは歩いて訪れることができそう。
チューリッヒの街は、街の中心を流れる
リマト川沿いが見どころだ。
特に地図を広げなくても、坂道をのぼれば丘だし、
坂道をくだれば川と湖に出る。
ただぶらぶら歩くだけで気持ちがいい街。
その理由の一つは、とても開放的で自由な雰囲気があること。
国際都市ならではの寛容な雰囲気に溢れていた。