オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!デン・ハーグのエッシャー美術館へだまされに行こう!」
2009年8月
この夏は、爽やかなオランダへ。
その後はベルギーのブリュッセル、フランスのパリへと南下。
いつもの「旅の友人」との二人旅へ。
書きかけだった旅の記録、
その続きを書いています。
目次
放心状態の後のハーリング!
この日は朝からマウリッツハイス美術館。
名画の連続と美術館自体の設えの素晴らしさで、
出てきたときはちょっと放心状態だった。
ビネンホフの前の池のまわりをとりあえず一周。
景色が美しすぎる。放心状態にはぴったりかも。
ぐるりと池の周りを歩いたら、ちょっと落ち着いた。
再びビネンホフの内部へ入る。
実は、前日に通った時から気になっていたこのお店。
ハーリングのお店だ!
ハーリングとはニシンのことで、
オランダでは生のまま塩漬けにしたものに
玉ねぎのみじん切りなどを乗せて食べる。
この旅のあとも、ヨーロッパの北部では
食べる機会の多いものだが、この時が初めてだった。
美術館って、疲れるしお腹すくよね。
といいながら早速購入。
ニシンだけでなく、いろんな種類のものがあったけど、
一番シンプルなニシンをいただいてみる。
ハーリングのサンドイッチ。
めちゃめちゃ美味しい!
魚の塩気がパンにちょうどいい。
これは苦手な人もいるかもしれないけど、
私は大好き。クセになる味だ。
美しいビネンホフの建物を見ながら、
お腹も心も満たされ、ホッと一息つくことができた。
さぁ、だまされに行きましょう!
ではでは、次に行きましょう!
この日は美術館をもう一軒ハシゴする。
お次は、エッシャー美術館。
マウリッツハイス美術館から徒歩3分のところにある。
入り口から素敵だ!
エッシャーの絵がお出迎え!
エッシャーは、オランダ出身でだまし絵のような
版画で知られる画家だ。この美術館は、
美術館というよりは、アトラクション?
ゲーム?アミューズメント施設?
にでも参加しているような感覚だった。
エッシャー美術館のHPはこちら
↓
ところ狭し並ぶ作品の多さにまずびっくり。
平衡感覚とか、いろんな感覚がちょっとずつ
狂いそうになりながら、作品を観ていく。
美術館の中は、いろんなびっくりが仕掛けられていて
ちょっとおしゃれで楽しめる美術館。
観終わるころには、みんなすっかり
エッシャーのファンになってしまうだろう。
何を隠そう、私もそのひとり。
入り口に大きく飾られていた絵がこれだ。
単にだまし絵というわけでもなくて、
ちょっと不思議の世界へ連れていかれたようなおもしろさだ。
パターン化されたテキスタイルのデザインのようで、
3Dの飛び出す絵のようで、見る人が違えば
何通りにでも見え方が変わったりする。
ものを一元的に見てはいけないという教訓も?
それは深読みしすぎかな?
そんな深刻にとらえなくても、ただただ楽しい!
いろんな仕掛けを施しておいたから、
後は好きに観て楽しんで!とでも
言われているような、開放感のある芸術だ。
芸術の多様性を感じながらアイスを
エッシャー美術館を楽しんだこの日。
徒歩3分の間に、芸術の多様性を感じる。
楽しかったけど、集中して疲れたな、、。
通りをフラフラ歩いていると、発見!
アイスクリームの移動販売!
というわけで、いただきます!
なんかとっても懐かしい味。
素朴なミルクの味がする。
充実した美術館めぐり。
デン・ハーグはゆったりと過ごすのが似合う街だ。