旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その28>「新しい年の初めにーいつでも旅人でいようー」
あけましておめでとうございます。
今日は「旅に出られない旅人はどうなってしまうのか<その28>」。
旅に出られない旅人の新年の決意です。
目次
新しい年がやってきた
(2020年の新年。)
新しい年がやってきた。
ちょっとどんよりした気分のうちに。
2020年を乗り切ったという気もするし、
なんだかよくわからないうちに
過ぎ去ってしまった年だったという気もする。
年中行事が次々にできなくなり、
いつも通りの季節の変化や時の流れを
感じられなかった2020年。
こんなにも「いつも通り」にいかないことが
ストレスになるのかと、おもい知った。
「いつも通り」過ごせることのありがたさ。
そして何より、「いつも通り」旅に
出られないことの息苦しさ。
あぁ、また深呼吸することを忘れていた、
と度々思う日々だった。
旅人の願いはただ一つ。
世界が平和になること。
実は、昨年の年の初めにも
同じようなことを書いていた。
でも、今年の気分はちょっと違うな。
長いトンネルのまだまだ中にいるようだ。
(2019年鎌倉にて。)
トンネルの出口はまだ見えない。
入り口をふり返る余裕もない。
旅人でいようと決めた
(2018年夏。カナダへ向かう。)
結局、2020年は一度も旅に行かない年になった。
海外はもちろんのこと、国内旅行も。
おそらく、大人になってから初めてのことだ。
でも、私は旅人でいようと決めた。
安心して旅に出られるのは、
2022年?2023年?2024年?
そんなことは、今は「さておき」。
旅に出られない旅人はどうすればいいのか?
いろいろ考えたけれど、
考えはぐるりと一周まわって、
「心も体も健康に暮らすこと」
とてもシンプルで当たり前のことだ。
だって、心も体も健康じゃないと
旅になんて行けないじゃないか。
世界のことをどうこう私にはできない。
私は私のことをしっかりやる。
そして、いつも「旅人」でいる。
旅に出るためのフットワークや、
湧き出る世界への興味を失わないで、
いつでもどこでも旅人でいよう。
(2011年冬。イタリア・サンジミニャーノ。また行きたい。)
この決意を、いつかおもしろおかしく
思い出せる日々が来ることを願って。