「暮らすように旅したい!」 旅のあれこれ ariruariru

勤め人ですが心は旅人。ヨーロッパ中毒気味。「言葉」が大好き。

オランダ&ベルギー旅「気ままに過ごす快適旅!チーズは宝物!アルクマールを歩く」

2009年8月

 

この夏はオランダの旅へ。蒸し暑い日本を脱出して、

爽やかな夏を楽しむ。

ariruariru.hatenablog.com

 

この日はアムステルダムから電車に乗って、

アルクマールを目指した。

アルクマールは毎週金曜日にチーズ市が

行われることで知られる街だ。

 

目次

 

チーズに沸く街アルクマール

アムステルダム中央駅から電車で40分。

美しい街アルクマールへ。

f:id:ariruariru:20181111165337j:plain

 

アムステルダム中央駅は、多くの人でごったがえしている。

でも案内がわかりやすくて便利だ。

迷うことなくホームまで行ける。

切符を買った窓口でも、こちらが聞く前に

時刻表を出して情報を教えてくれた。

 

オランダの人は英語がとてもうまい。

オランダ語は難しいので、

なかなか聞き取れなさそうだが、

流暢な英語でみんな話してくれるので、

困ることはない。

旅人にはありがたい国だ。

無駄なおしゃべりもなし。

これもラテン系の国とは大きく違うところ。

 

さて、快適な列車の旅でアルクマールに到着。

何人もの乗客が私たちと一緒に降りた。

みんなチーズ市がめあての観光客だろう。

駅横の踏切を渡って、運河を越えると

メインストリートが見えてくる。

f:id:ariruariru:20181111165654j:plain

 アルクマールは、のどかで美しい街だ。

でも、金曜日は特別。

街全体がワクワク感に包まれている。

 

街歩きを楽しみながら、

ヴァーフ広場に到着。

広場はすでに人で埋め尽くされていた。

すごい熱気!

f:id:ariruariru:20201115120210j:plain

f:id:ariruariru:20201115120237j:plain

重たいチーズをユニークな動きで力強く運んでいく。

あちらこちらから歓声があがる。

これはもう一つのショーだ。

 

たかがチーズ、されどチーズ

チーズ市でチーズを運ぶ姿に歓声をあげ、

チーズの露店を冷やかしながらめぐって、

チーズ市の雰囲気を楽しんだ。

広場に面する計量所前に人だかりが。

私たちも中へ入ってみる。

f:id:ariruariru:20201115120315j:plain

現在、計量所そして使われているこの建物は、

もともとは礼拝堂として建てられたものらしい。

にぎやかな広場から中へ入ると、

計量する男たちの声が響く。

 

昔ながらの方法で計量される様子は、

その方法を現代にただ伝えるだけでなく、

オランダの歴史に思いを馳せる場所だ。

 

「世界は神が作ったが、オランダはオランダ人が作った」

という言葉がある。

国土のほとんどが海抜0m以下で、

長年水と闘ってきたオランダ。

 

決して恵まれていない土地で、

たくましく暮らしていくためには

相当な苦労と工夫が必要だったはずだ。

 

私も、オランダはチーズが美味しい国だという

ことぐらいはもともと知っていた。

でも、それだけじゃない。

 

オランダの風土やオランダ人の気質に少し触れると、

このチーズが宝石のような気がしてきた。

オランダ人はこのチーズがなかったら、

きっと今のようなオランダを作ることは

できなかったんだろうな。

 

さっきまで広場で歓声をあげていた自分。

計量所の中で響く声を聞いていたら、

礼拝堂が計量所になったことに、

なんの違和感もなくなっていた。

 

新しい土地で飲むコーヒー

その土地の風土とその土地の人々、

その土地の食文化は密接に関係している。

旅をして実感したことを、

また新しい土地でも確認する作業だ。

これが私の旅の楽しみの1つ。

f:id:ariruariru:20201115120347j:plain

 

アルクマールの駅前で、カフェに入った。

次の電車まであと少し。

だれも客がいない店内に、

静かで落ち着いた空気が流れている。

 

オランダ人のように

まっすぐで力強いコーヒー。

もうちょっと考え事をしていたい気分だ。

 

ariruariru.hatenablog.com

 

にほんブログ村 旅行ブログ ヨーロッパ旅行へ
にほんブログ村


にほんブログ村

 

ariruariru.hatenablog.com