イタリア・ミラノおまけ旅「素朴で神秘的!ミラノのサンタンブロージョ聖堂をひっそりと静かに」
2011年8月
その後は、イタリアのミラノにちょっと寄り道中。
目次
便利な安全な?地下鉄に乗って
ミラノは大都会。縦横無尽に地下鉄が走る。
基本的にどの駅も電車もきれいで安全だ。
降りるときはボタンを押さないと開かない。
これはヨーロッパではよくあるタイプ。
明るくて安全なミラノの地下鉄だが、
ちょうど乗り合わせた車両で、日本人らしき人が
カメラをすられる瞬間に遭遇してしまった。
駅に到着してドアが開き、もうすぐ閉まるという
タイミングでカメラをさっと奪って、犯人は
電車を降り逃走。「あ!」という間に扉が閉まってしまった。
安全とは言え、軽犯罪の数は日本よりずっと多いイタリア。
気を付けなければ。
歴史的なサンタンブロージョ聖堂へ
地下鉄に乗って訪れた場所は、サンタンブロージョ聖堂。
サンタンブロージョ駅で下車して5分ほど歩く。
ミラノの守護聖人であるアンブロージョをまつる最古の聖堂。
386年にアンブロージョ自身が建てたものを、
9~11世紀に再建したもの。
シエスタの時間を避けて15時半に訪れた。
が、開いていない。あれ?今日はもしかして閉まっているのかと
不安になりながら十数分待っていると、
鍵をもったおばあちゃんがゆっくりゆっくり歩いてきた。
大都会ミラノの中心地にいることを忘れるくらい静か。
そしてひんやりしている。
内部は3身廊のシンプルなつくり。
年代を感じる。
ふと脇の柱に目を奪われる。
色彩と漆喰で飾られた祭壇天蓋が載る。
ミラノに来たのだから、ミラノの守護聖人にご挨拶。
ひっそりとしたちょっと寂れたような雰囲気は
現代的でおしゃれなミラノの歴史を垣間見るようだ。