スペインひとり旅「バルセロナの旧市街を歩く!カテドラルの重厚感を存分に見よ!」
2012年8月
この夏は、久しぶりのスペイン一人旅へ。
マドリッドを拠点に、アンダルシア地方の
後ろ髪惹かれながらトレドに別れを告げ、
旅の最終地バルセロナに滞在中。
目次
バルセロナのディープな旧市街で迷子になろう!
バルセロナの街は、新市街と旧市街から成っている。
どこが旧市街なのかはとてもわかりやすい。
新市街は、サグラダ・ファミリアがある場所のように
一区画がきれいな正方形の形をしている。
通りはまっすぐで、上から見ると方眼紙のようだ。
そんな新市街と対照的なのが旧市街。
道がくねくね、ごちゃごちゃしているところが旧市街だ。
迷子になったら旧市街ということ(?)。
地図を見ればすぐにわかります。
そんな旧市街の中でももっとも古いのがゴシック地区。
古くはローマ時代に起源をもつという。
ゴシック地区には、13~14世紀の建物が普通に並んでいる。
サンタ・エウラリアが祀られている教会だ。
カタルーニャ広場から南東の通りに入ると、
通りは一気に複雑になってくる。
左手にピカソの壁画が見えると、奥にはカテドラルの塔が。
何気なく通り過ぎそうになるが、
このピカソの壁画もなかなかのみどころ。
カタルーニャ建築家協会が制作したものらしい。
ピカソはスペインのマラガに生まれ、
フランスで画家活動を行った。
それは知っていたのだが、フランスに赴く前、
バルセロナで10代の多感な時期を過ごしたそうだ。
フランスのパリにあるピカソ美術館は訪れたことがあるが、
盛り上がっている時期だった。
1850年生まれのモンタネール。
1852年のガウディ。
この旧市街で、すれ違ったりしていたのだろうか。
バルセロナのカテドラル、この重厚感を見よ!
カテドラルへ向かう。
建物の隙間が道だという感じ。
建物を縫うように進んでいく。
バルセロナが隆盛を極めた13~15世紀に建てられたカテドラル。
現在の姿になったのは20世紀になってからだという。
150年もの間、形を変えながら造り続けられた建造物。
造られた時代によって、石の色も変化している。
正面のファザードは比較的新しい感じ。
ザ・ゴシック!
中に入ってみる。
無料で入ることができるのがうれしいところ。
(現在は、無料の時間と有料の時間がある模様。)
扉を入ってびっくり!何?この重厚感!
簡単に歩を進めることを躊躇う雰囲気。
この日の午前中にサグラダ・ファミリア聖堂を見てきた。
軽やかで人々が憩う場という雰囲気だった。
そして、こちらのカテドラルは、全然違う!
重々しく、荘厳という言葉がぴったりの祈りの場だ。
この天井や柱の美しさを見よ!
内部にいる間、息を止めてしまうような。
圧倒されっぱなしだった。
カテドラルの裏手の路地は、ひっそりそしていて
カテドラルの趣ををそのままに。
カテドラルの周りをぐるっとまわってみた。
広場からみるファザードも素晴らしいけど、
ゴシック地区にギュッと詰め込まれた街の雰囲気が魅力的。
バルセロナの旧市街は歩かなきゃもったいない!
路地のすべてを網羅したい衝動に駆られる。
バルセロナはサグラダ・ファミリアの街なんてとんでもない。
バルセロナは、サグラダ・ファミリアもある街だった。